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ストリートダンサーのxavierのレビュー・感想・評価

ストリートダンサー(2020年製作の映画)
3.8
友に捧げる、渾身のステップ…
インド系の青年サヘージ率いるヒップホップダンスグループ"ストリートダンサー"とパキスタン系の女性イナーヤト率いる"ルールブレイカーズ"はロンドンの街中でダンスバトルを繰り広げていた。ある日レストラン経営者のラームが南アジア系の路上生活者に食事を提供している事を知ったイナーヤトは、その活動の資金調達のため優勝賞金10万ポンドのダンスバトル大会"グランド・ゼロ"に挑戦する…
ストーリーはこんな感じ。
インド映画ってアクション映画やサスペンス映画でもミュージカルパートがあるくらいダンスとの結びつきが強い!
そんな感じを物語にして映画にしちゃいました!って感じがする。

ストーリーは至ってシンプル。世界的に有名なストーリーダンス大会で優勝を目指す1人の青年サヘージと1人の女性イナーヤトのお話。
サヘージは大けがをしてダンスを諦めた兄の夢だった大会での優勝を目指し、ひたすらスキルを磨き、優勝確実と言われるチーム"ロイヤル"に入る。
一方、イナーヤトは故郷のインド&パキスタンを離れ、路上生活を送る人々に食事を提供するために優勝賞金10万ポンドを獲得するために大会への出場を決める。
サヘージはあくまで自分のため、イナーヤトは他人のためなんだよね。
そのためにサヘージは、一緒に戦ってきたメンバー達とでは優勝が見込めないと思うや否やメンバーを切り捨て自分は"ロイヤル"に加入する。まぁ、人間としては最悪だよね。自分の事しか考えてないんだから
一方、イナーヤトは昔からのチームでメンバーが個々でスキルを上げ、チームとしては1番大切な団結力も磨き大会に挑む。
そんな姿のイナーヤトは見下しコケにするんだよね、"絶対、優勝出来ない"と。
そんな思想の違う2人は激しく衝突、対立もするんだけど"ある事"が彼らを大きく変えていく…

まぁ、話としてはかなりベタ。なんだけどそこら辺を上手くまとめてエモくするのがインド映画なんだよね。
後半、特にラストの展開なんか良かったもんなぁ。
後は、やっぱダンスシーンは見どころだね
日本の世界的にも強いダンスチームのダンスを観ているせいなのか"このダンスって凄いの?"とは思ってしまうんだけど、アクロバットは凄いしダンスの熱量も熱い!
だから、結構観いちゃたかなぁ…
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