セイント・フランシスのエイプリルのネタバレレビュー・内容・結末

主人公の性格がまあまあキツくて大変でした。臆病ゆえに色んな人に依存的にならざるを得ないのは理解できるところでもありますが、なんというか、全然共感できないまま終わってしまった。最終的には色んな人との出会いで変わった雰囲気がありますが、なんで最後は変わることができたのか、その辺りもイマイチ納得感がありませんでした。子どもがいつの間にか懐いてるのもよくわかりません。

思うに多分これは作品が悪いわけではなくて、女性特有の課題や悩みなどにどこまで共感できるのか、というところが評価の分かれるところのように思いました。
事実、あそこまで中絶に至るまでの精神描写や展開を描くのは結構凄みを感じましたし、命の重みが表現されてるように思いました。意外と堕胎しないかもなあ、とか気楽に思ってみていたので、そこは良い驚きでした。

ある意味見る人を選ぶ映画だとは思うのですが、ラストは爽やかですしまあ…という感じです。終わりです。