ぶん

護られなかった者たちへのぶんのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
3.3
東日本大震災と生活保護制度の社会問題、そして殺人ミステリーと色々ごっちゃ混ぜで正直どう気持ちを持って行ったら良いか戸惑いました。
そして現在と過去がいきなり変わって行く進み方にも戸惑いました。
自然災害から人的災害に発展する悲劇
を取り上げてたんですが、犯人が殺人にまで発展する動機がイマイチ安易というか、悔しさは分かるのですがその行動が理解出来なかったです。

自分は母子家庭だったので幼い時は生活保護を受けて、昔は特に肩身が狭かったのを覚えています。決められた病院では順番が後回し、1本の歯の治療に一年を費やす。子供の頃は分からなかったけど今考えると、不正するのは病院側だって有りなんです。子供時代の嫌ァな思い出となりました。

しかしこの作品ではその解決策に犯人は解決とはほど遠い行動をしてしまうんです。益々理解し難いです。こんな事をされても不当な扱いを受けてる生活保護受給者は共感出来難いでしょうと言うのが正直な気持ちでした。
ぶん

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