ぎこちなくスローなパン撮影が続き、これは一体何の時間なんだという気になってくる。木々が揺れる変哲もない風景で見た傍から忘れていく。最初に川が映ってたことも忘れかける。それがいい。風景や時間が等価に扱…
>>続きを読む記録
再見。異様なほど緩慢なパンで始まり、逆方向のパンで終わる。ほとんど同じショットの反復にすぎないが、父親の葛藤と娘の喪失を見つめていた我々にとっては、不在への視線(の投げかけ)へと変容する。映…
パンとパンで悲劇を挟む、死のサンドイッチ。自分の子供を取るか医者としての責任を取るか、元も子もないこと言うと同じ空間で見てやりゃいいじゃない…なんて事は口が裂けても言えないし、空間を移動する事で映画…
>>続きを読む風景180°パンは本作が嚆矢なのだろうか。最初と最後で同じ風景がパンされることでモンタージュとなり教科書のようなクレショフ効果をもたらしている。その二点において画期的な作品かもしれない。
あまりにゆ…
広告をご覧いただくと引き続きご利用いただけます。