香港映画見ようね会💨ディレイ参加です🙇♀️💦
【introduction】
香港を代表する七人の監督による“香港七重奏”
#01 「稽古」サモ・ハン
#02「校長先生」アン・ホイ
#03「別れの夜」パトリック・タム
#04「回帰」ユエン・ウーピン
#05「ぼろ儲け」ジョニー・トー
#06「道に迷う」リンゴ・ラム(遺作)
#07「深い会話」ツイ・ハーク
香港が誇る七人の監督が、香港の“美しい瞬間”を、
全編35mmフィルムで撮った響き合う七つの物語。
【感想】
中国の伝統文化にイギリス植民地時代の影響、ハイテクな現代性や広東の活気が混ざり合う、文化的でユニークな都市でありながら、時代に翻弄された独特なノスタルジーを醸し出す作品がちりばめられていた。
「稽古」はカンフーマスターのサモ・ハンが修業時代の自伝的エピソードを紡ぎ上げたとか。
子供の頃から厳しい稽古の毎日に「覇王別姫」を思い出す。
ちゃんと子供たちに稽古の成果を見せ場として披露させてあげるところに愛を感じる。
サモ・ハンは登場しないのか…と落胆していたら、チラッと最後に顔を出してくれた嬉しさ♡
「校長先生」よりも、華奢な女性教師の控えめな優しさが印象的だった。
自分自身が幼稚園のときに大好きだった先生を思い出して懐かしさが込みあげる。
粗相したときは注意されるより、優しく庇ってくれたことの方が忘れない。そして人に優しくしようと心に誓うもの。
「別れの夜」ザ青春!
この恋を失うくらいなら、いっそ死んでしまいたいと思い詰める。そんな想いもいつか褪せて「初恋は実らないもの」と嘯く大人になった?
「欲望の翼」の編集マンが監督したせいか、
レスリー・チャンの儚さ、切なさ、美しさは唯一無二だった…と幻影を探し求めた次第。
山口百恵の秋桜がカバーされていて吃驚😳‼️
「回帰」『マトリックス』の革新的なアクション表現に貢献したユエン・ウーピン監督作。
映像の起承転結が抜群👏✨観客の共感を掴むのも巧いでしょ!
カンフーをマスターする孫娘と、ABCは苦手と英会話は習得できなかった様子の祖父が対照的だったのがリアル。
3年でこんなに老いるのかとショックを受けていたら、ちゃんと孫娘が迎えに来て一緒に家を出る祖父に安堵した。
「ぼろ儲け」を観ていると、最近の経済を通して語られる香港の歴史がわかりやすい。
「道に迷う」
歳を重ね、変わりゆく街になじめず変化の波に乗れない夫。
なかなか待ち合わせ場所に現れない夫に「ボケている」と呆れていた妻も、
夫が亡くなると涙を流しながら散骨する姿が心に残る。
「深い会話」🤔深すぎて分からなかったかな💦
この1本は私には難しくて共感やノスタルジーが湧いてこなかった。
これから香港映画をもっと観たらいつか分かるかもしれない。
主催の5Xさん、ご一緒できた皆様、なかなかの力作が集結した見事なハーモニーでしたね✨
参加させていただき、ありがとうございました❤️