このレビューはネタバレを含みます
「嵐が丘(吹替版)」
エミリー・ブロンテ原作の超有名作品。初めて触れたがこんな作品だったんだな。「SAO」のヒース・クリフも恐らくこの作品から取った名前なのだろう。
キャシーの考えが二転三転して、ヒースが普通に可哀想なのが、受け入れられるかどうかで作品の評価が変わるだろうが、名家の人間と結婚すれば将来が保障されるという19世紀の価値観と考えれば、そこまで気にはならない。
一つ一つの台詞が詩的でとても美しかった。キャシーがプロポーズされた雨の日に、放った「彼は私以上に私」という台詞の響きが美しい。
U-NEXTで配信されている吹替版のクオリティも高く、物語に容易に感情移入することができた。