おそらくはヴィム・ヴェンダースの資質に宿っているだろう放浪性が、パトリシア・ハイスミス原作のもつスリラー性に導かれ、あるいは響き合うように結実した印象があり、とてつもなく面白かった。
彼の放浪性が…
ヴェンダースと言えば〈ロード・ムービー〉と連想してしまうが、かなりテイストが違う。犯罪映画、ミステリー。
しかも『太陽がいっぱいの』の続編にあたるとのこと。原作者パトリシア・ハイスミスの作品としては…
最初に絵画の贋作の青が微妙に違うというシーンがあるけどそれがすべてだとおもう。マフィアの溜まり場とかビリヤード、リプリーがでてくる場面のセットは徹底的に寒色。もしくはくすんだ茶系。ヨナタンもそっち系…
>>続きを読む「太陽がいっぱい」のリプリーシリーズ2作目。映画的には前作と繋がりはリプリー以外なさそうなので、原作続編の映画化って立ち位置なのかな。監督はヴィム・ヴェンダース、リプリー役はデニス・ホッパーという大…
>>続きを読む