荒廃した未来。豊かな土地に暮らしていたフュリオサ(アリーラ・ブラウン/アニャ・テイラー=ジョイ)はディメンタス(クリス・ヘムズワース)率いる悪党たちに誘拐され母親は殺されてしまう。やがて彼女はディメンタスからイモータン・ジョーへと引き渡され、メカニックから警備隊員となるが、利権争いの戦争に巻き込まれていく。
ジョージ・ミラー監督自身によるマッドマックススピンオフ。
前作「怒りのデス・ロード」に比べても遜色ない面白さで、数々の斬新なアイデアによってカーアクションとバイオレンスが冴えまくってた。
フュリオサもママも狙撃手としての活躍が爽快だし、中盤のウォー・タンクを巡る戦いは破格の出来!
滅亡寸前の世界で生命を繋ぐ触媒として生きる人間たちを描くという、前作からのテーマの継続も分かりやすかった。
さらには原作を思い出させるソードオフ・ショットガンや、さりげなくマックスを登場させるあたりの遊び心も嬉しい。
キャストを見ると、アニャ・テイラー=ジョイは無難だった一方、どうしてもMCUのイメージが強いクリス・ヘムズワースはいただけなかった。逆に抜群にオイシイ役だったジャックはもっと活躍させたかった。トム・バークもったいない!