tiff①今年は何作見れるだろう〜
大学の時、カミュもヴィスコンティも名前だけはよく聞いてたけど全然通過せずに卒業を迎えて、大学生の時に触れてたら何を思ったんだろうなとぼんやり思った。
彼には彼…
カミュの『異邦人』は不条理小説と言われています。
不条理というのは自分の理解が及ばない事になるがそれは対象となるモノへの理解や想像力が見えれば不条理にならず理解も出来るし親近感すら湧いてくるでしょう…
原作と比べると、主人公のマルチェロ・マストロヤンニが色気と人間味溢れすぎてる気がした。もうちょっとドライな印象だったんだけども。本当にただ、朦朧としてる時に眩しさのショックで撃っちゃった嘘をつけない…
>>続きを読むただ死を待つだけの独房に、自分の現在地を重ねてしまった。
彼は、正直者で自分の確信のみを糧として生きてきただけなのに。
ひとたび落ちると、
もうあの頃の素朴で、今思えば幸せだった生活には戻れない。
…
なにより、あの原作を映像化しようって挑戦がとてつもないと思う。
総じて映画の方が不明確な部分が多くなった印象ではある(良し悪しではなくあくまで表現として)ものの、ムルソーが生身の人間として振る舞う姿…
だいぶ前に小説を読んで、主人公のムルソーが無情な人間というイメージがあったけど、むしろ思いやりに溢れた人間であるように感じた
小説を読んだ時はいまいち理解できなかったから、この映画を観てもう一回小説…
母の死で泣かず、神を信じず、些細な理由で人を殺してしまう不条理なムルソーを周りの人は理解できず、自分の固定概念を押し付けたり、勝手にストーリー立てて理解したと思い込む。でも、そもそも他人を理解できる…
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