ちいちゃなママ。ふしぎなママ。綴りをおぼえられないママ。ホットチョコレイトパウダーは溶けるまえにたべちゃうのがすきなママ。birthday songは2回歌ってもらうママ。女優になるのがむかしからの夢だったママ。いつも哀しいのが、わたしのせいじゃなかったんだって、あなたはきっとずっとこわかったんだね。でもそんなことほんとうは知っていたのだとおもう。かわいいあなた。二度と訪れない"今度"をみつけにいった、だいすきなあなた。「Au revoir ! 」バイバイ、じゃないよ。またいつか、だからね。
セリーヌシアマの撮る子どもたちはいつだって愛らしい。けれどどうじにきちんと自立もしている揺るぎなさと、まるでわたしたち大人が子どもに戻ってしまったような心許なさとの、ないまぜになった気持ちになって、ゆらめく。母親と仲の良くなかった子どものころのさびしいわたしが覗いてきて泣きだしてしまったけれど、彼女の子どもたちをみる、そして撮る視線と姿勢が果てなく愛に満ちていて、とてもあんしんするんだ。かわりにあのころのわたしを、抱きしめてもらったようなここちで。
さまざまなあおいろ(ブルー)が、とても美しくてかわいかった。はぁ、、。ほんとう、ため息がでるほどかんぺきにすき。