記録用
ロバート・ダウニー・Sr監督作品。
ある広告会社で社長が突然亡くなってしまい後継を投票で決めるが自分へは投票できないので一番ならなそうなパトニー・スウォープへ皆が投票してしまい新社長になるが、、、。
あのアイアンマンでお馴染みのロバート・ダウニー・Jrの父親が監督。
当時息子がデビューするときはあのロバート・・ダウニーの息子か!と言われていたらしいですね
1969年はまさに他の映画でも頻出しますが時代の変革期のど真ん中でブラックパワームーブメントとカウンターカルチャー全盛期と言っても過言ではないでしょう。
公民権運動が佳境を迎えマルコムX、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの暗殺があった時代だ。
そして高度経済成長期であり広告業界がテレビの発展とともに力を増し資本主義社会を肩で風を切る時代でもある。
劇中で主人公が製作したCMが流れるのだが本編はモノクロでCMはカラー。
中身はブラックユーモアでなかなか面白い。
その時代に肩身の狭い黒人社員がたまたま社長になり会社という社会を変革し、中身の無い空っぽな広告を適当に作っても賞賛される仕事を馬鹿にしつつ騒動が起きるブラックコメディだ。
インディーズカウンターカルチャー界の申し子は当時の社会に嫌気が差し映画を通して「スナップ」しようとしたのかもしれない。