この映画ちょっと好きなタイプかも(^^)
序盤は優子と森宮さん、梨花とみぃたんの2つの家族の様子が展開されます。タイトルからして2家族の間でどうのようにしてバトンが渡されるのだろうと色々想像しながら観ていると思いもよらない展開にびっくりでした。そこから涙、涙だよ(T_T)
優子の育ての親である義理の父・森宮さんとの関係は、映画の中で最も感動的な部分を担っていました。彼は実の父親ではないものの、優子に対して深い愛情と責任感を持って接しており、その関係性は「家族とは血縁だけでなく、心のつながりでも成り立つ」というメッセージを強く伝えているように思います。森宮さんの存在は、優子の心にとって安定剤のような役割を果たし、彼の温かいサポートは優子が困難な状況でも前向きに生きる力となっていました。
この映画は、家族、愛情、自己犠牲、そして成長といった親愛なるテーマに深い感動をもたらす作品だと思います。「家族とは何か」を問いかけられた作品ではないでしょうか。血縁だけに縛られない家族の形、他人との絆の大切さが、現代の多様な家族の在り方を反映しているように思えます。「人とのつながりの大切さ」や「無償の愛の力」を再確認させてくれる作品ではないでしょうか。
家族とは、血のつながりではなく、心のつながりによって築かれるものだというテーマを通じて、この映画は普遍的な感動を与えます。そして、最後に渡される「バトン」は、私たち自身の人生における大切なものを象徴しているのかもしれませんね。