ジャック・リヴェット監督の他作と比較すると、物語の骨格が際立つサスペンスである。
ウイリアム・ルブシャンスキーの安定した撮影と、主演のサンドリーヌ・ボネールの存在感と演技が、まるで1950年代のア…
“defense secret”は「国防機密」、では“secret defense”とは?
疑念を抱くには十分だが確信するには全然うっすい根拠で行動を起こす(一応他にも切実な理由はあるが)主人公の…
ジャック・リヴェット監督の隠れた傑作
と言っても自分としては初監督作品。
事故死とされた父親が殺されたと知った姉弟の復讐劇から始まるサスペンス。状況が二転三転し真実が少しずつ露わになっていくサスペ…
金曜日の22時にあの完璧なヘアスタイル維持してる秘訣を聞きたい。物語が進むにつれて彼女が行う実験がだんだん雑になってて、流石に直で移し替えたりしないだろとか描写が心情掴んでて面白かった。元恋人の扱い…
>>続きを読むミイラ取りがミイラになる的な、秘密を追ううちに自らも重い秘密を抱え込んでしまうサンドリーヌ・ボネール。彼女とその周りの人間を適当に巻き込んでの、秘密を抱えた者達が織り成す終わりなきロンド。復讐を決意…
>>続きを読む復讐へ向かう電車のシーン。
その距離の中に、決意から不安が溢れててよかった。
展開はびっくりした。
ラストも予測可能回避不可避で衝撃やった。
黙っていることで守ろうとして、逆の効果を生み出す。
知…
この映画では車輛の走行そのものが主題化されており、新たな舞台装置に向けて移動しつつある登場人物を描くことがその目的の一つであるかのようだ。
車輛の走行中に秘密をさぐりあてようとして交わされる会話は、…
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