ずっと永遠なんてないって思っていた。時の流れと共に楽しかった思い出や大切な人の記憶が薄れていくことに恐れを感じていた。
大好きな人と見てきた世界がとても綺麗すぎて、いつかこの日々が終わってしまう時が来ることが怖かった。そしてこの思い出がいつか未来の自分を苦しめる日が来るかもしれないと思っていた。
でもそんなことはなくて、短い時間でもあの時の思い出はずっと私の中で存在していたことに変わりはなくて。そう思ったら嬉しくなった。
自分が駄目だと思うところも肯定してくれるようなずっと立ち止まってる時も待っていてくれて寄り添ってくれるような。愛を感じる作品だった。