ついに見ました「THE FIRST SLAM DUNK」遅っ!!😅いまさら映画化?絵柄が3DCG?などと戸惑ってしまったことと、元バスケ部で漫画リアルタイム世代だったため、安易なアニメ化に懐疑的だったんだと思います。
で、感想はというと面白かったですねー、やっぱり。
この作品「監督」「脚本」もなんと井上雄彦さん。彼は本来、原作者であり漫画家だから意外で。でも彼は今回の映画化の目的の一つに、漫画で表現できなかった表現を形にしたかった、とコメントしてますし、別の人が監督だったら映画化は実現しなかったんじゃないかと思います。
鑑賞した人が口を揃えて言うようにキャラクターのリアルな動きは本当に!すごいと思いました。実際の試合中のプレイヤーの目線だったり、息遣いやバッシュの鳴る音が本当にリアルで🏃🏃🏃
更に、単にリアルな動きにするのではなく、必要な漫画的なカットはちゃんと残したり、モーションキャプチャーで起こした動きに対して井上さん自ら細かく修正を施したとのこと!漫画でもない、従来のアニメでもない躍動感の表現を可能にしたのは、こうした原作者=アニメ監督=脚本家という奇跡の布陣だったということが、理由としては十分有ると思います☺️
ストーリーとしては、主人公が桜木花道ではなく宮城リョータに変更しているため、漫画版とは別作品と捉えた方が良いと思いました。原作贔屓ファンの僕としては、流川や三井の凄さがいまいち伝わらないし、桜木花道という人は、元々は有り余るエネルギーを持て余すヤンキーであり、晴子さんに一目ぼれしたことをキッカケにバスケの道に進む、という奇跡的なエピソードがあるので、それを知らずしては観て欲しくない!なんて、つい思ってしまいました。
でも、単体作品としてまとめあげるには、その辺のカットは必然だったし、リョータのバックボーンエピソードを軸に「山王戦をいかに盛り上げるか」に徹した井上監督のやり方は正解だったと思います。
個人的な話になりますが、自分も中学・高校とバスケ部に所属していました。しかも2歳差の兄とは中学も高校も同じチームに所属していたため、映画でのリョータとソータのように兄弟で比較されてしまう辛さは痛いほど分かりました(実際、兄はキャプテンで大活躍!)🏀🏀
でも、今思えば、兄がいたからこそバスケットボールと出会えたし、兄に追いつきたい!と必死に背中を追いかけることが無かったら、県大会の上位争いをするようなチームのレギュラーとしてやっていくことは出来なかったと思います。そんなこんなで、原作とは異なるリョータのファミリーストーリーは凄く刺さったし、めっちゃ楽しめました!