2024年55本目
余命10年ってある意味、余命3ヶ月とはまた違う辛さがあるなと感じた。もちろん余命3ヶ月の絶望感も半端ないが、余命10年ってそれだけ苦しさが長く続き、何度も絶望と再生を繰り返しながら、生き地獄のような日々を送らなければならないような気がする。
原作は未読だが、本作は原作者の小坂流加さんの闘病生活をもとに書かれていて、亡くなられた後もパソコンに新しい原稿が残されていたとのことで、最後まで好きなことに対して、前向きに取り組んでいらっしゃったことには本当に頭が下がる。
原作からはかなり脚色されている部分もあるようなので、原作も読んでみたい。