『童夢』のあの子は、大人顔負け、いや、それ以上の倫理観と寄り添う心をものすんごく持ち合わせていたんです、そう、アイシャのように。
だよねー、虫たちの巣とか平気で破壊しちゃう年齢でサイキックとか、絶対あかんよねー。
この映画はそれどころじゃないけど、そりゃ「真っ赤なトマトになっちゃいな」だよねー。
あれ? こいつがあのジジイか!
ただ遊びではないし、その背景のキツさがあるから、余計になんなの? もう!
ずっとヒリヒリ感が止まらない。
子どもゆえのままならなさも相まって、とにかく苦しい。
大人にめっちゃイライラするわー。
とりあえず!
あのラストを映像化してくれて本当にありがとう、『イノセンツ』制作陣&日本に配給してくださったの方々!
この映像がずっと見たかったんじゃよ、初めて『童夢』を読んだときから。
『童夢』は一度絶版になってしまったけど、少々高額ではあるがまた買えるようにはなっているみたいなので、読んでいない方はぜひこの機会に! もしくは図書館で!
はるか遠い海外の方も知っていてくれていたこの類稀な漫画を、絶版にしてしまうような、日本の文化軽視が終わってることはさておき。