邦画が観たくて、U-NEXTを探していたらスコア高めの本作が目にとまり鑑賞。
人は誰でもコンプレックスを持っていて、大なり小なりそれが生き方を左右している。顔に大きなアザがあるという状態は他人から見れば可哀想に見える。しかも女性ならなおさらのこと。だけど当の本人はどう思っているのかは誰にも分からない。気にしない人もいれば、隠れるように生活する人もいる。顔のアザのおかげで近づいてくる人間の本質が分かり、いい人間関係が築けていると前田アイコが言っていたけど、そこまで悪い人間ばかりじゃないし、ちゃんと向き合えば、コンプレックスなんて関係なくなるだろう。その人の立場になれば痛みが分かる的なことが言いたかったのだろうけど、いまいち説得力はない感じ。映画化の話で映画監督とお付き合いをするけど、それは松井玲奈のビジュアルだからじゃない?松井玲奈ならアザも気にならないって男は沢山いるだろうよ。映画鑑賞の付き合ったのも松井玲奈のビジュアルだろ?って疑っちゃうので、どうしても作品の伝えたいことがブレてしまう。だって監督は映画を一番愛してるんだから。しかもカッコイイし、自宅に来た時点で今夜は抱けると思ってたんだろ?それに乗っかる前田アイコは本質を見てたのかな?個人的にはそこに引っかかってしまった。まぁ、顔にアザのある女性が葛藤する物語としてはサラッと観れるし、ラストの感じも良かったけどね…。
個人的には可もなく不可もなくだったかな。