おもしろかった!
なんかええ感じのインテリアも素敵な山小屋に、美しい湖と森…
本作のような惨劇が起こらなければ、血みどろの惨殺現場でなければ、とりあえず、3ヶ月ほど滞在して、優雅にのんびりと過ごしたい。
そんな魅力的な山小屋で起こる
夫婦の殺し合い。
Mr.&Mrs.スミスのような単純な殺し合いのはずが…脱獄囚トリオなんかも加わって、ホラーさながらの壮絶な殺戮が繰り広げられる。あ…殺戮はちと言い過ぎ。ごめんなさい。
伏線もきっちり真面目に回収します。
ラーシュとリサの夫婦。
冷え切った夫婦ってこんな感じかよ〜
怖いね。
リサ役はノオミ・ラパス。
リサの高らかな笑い声が次の瞬間、悲鳴に…。旦那さんのラーシュの屈辱は逆転へのエネルギーに変わる。
彼らの置かれた状況が、それぞれの作戦が、どういった経緯で作られたか、時を遡り、分かりやすく見せてくれます。
至極、丁寧。
半端な匂わせではなく、しっかりと説明責任を果たします。かっちり仕様。真面目です。(コメディだけど)
スウェーデン🇸🇪(ノルウェー🇳🇴かな)の美しい自然、北欧家具や北欧デザインの洒落た食器。それら麗しい小道具は、血みどろの殺し合いの舞台の中ではあまりにも無力だ。
わたしの目は、顔を殴られ、脚を撃ち抜かれ、腹を切り裂かれ、顔中血まみれになって、血のよだれを垂らしまくる登場人物に向くばかりで、小粋な小道具は癒しにもならない。心はざわつき、グロ描写にぐったりだ。
おもしろかったけどね。
結構、ゲラゲラ笑ったし。
山小屋での奇妙で壮絶な体験は結果的に、ラーシュとリサの夫婦にとって関係修復に役立ったんだね…めでたしめでたし。今度こそ、仲良くしてね♪