下戸じゃん

オッペンハイマーの下戸じゃんのレビュー・感想・評価

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
3.5

映画館に2度足を運んだ
ただ日本で生まれ育って のうのうと生きてきたわけだけど。
静寂の中でもくもくと膨らむキノコ雲と
遅れてさけんだ爆発音
微かに確かに爆風が心を揺さぶった気がして
私にも微々たるプライドがあるって自覚した。

🌾「人類が核兵器で自滅することのないように」
20241210 日本被団協 ノーベル平和賞受賞

IMAXの迫力に目が眩んで、少し後悔した
(本作のために開発された65mmカメラでIMAXモノクロアナログ撮影が実現した)





memo

1941 - 🇺🇸第二次世界大戦に参戦した頃
1942 - マンハッタン計画*の最高責任者レズリーグローヴスから原爆開発に関する極秘プロジェクトへの参加を打診され快諾
🗣️どうやらナチス・ドイツによる開発が先行しているらしい、こちらも研究を急がねば!‎
*米軍が進めた原子力爆弾製造計画
- 結果ナチス降伏🏳️

‎◁ Purpose ▷
原爆開発成功による他国への抑止力
🗣️開発だけで留まりたい‎

1945 - ナチス降伏後も原爆の研究が進められる。
今度は🇯🇵を降伏させるため
- 7月 - トリニティ実験*成功
🗣️計画は成功だ!大歓喜
*人類初の核実験
トリニティ=キリスト教における三位一体 はて?

✁栄光✃

- 8月 - 広島そして長崎へ原爆投下

◁ Fact ▷
原爆の使用権は他者にわたり実用*されてしまう。他国も核を保有
🗣️その惨状は残酷、自分が開発したことで世界を変えてしまった
*8/6広島 /9長崎

8/14 🇯🇵ポツダム宣言
9/2 降伏文書調印 終戦🏳️

戦後 - 戦争を終結させた立役者として称賛される
🗣️脳裏に染みつく被爆後の惨状。裏腹に湧き上がる拍手喝采

冷戦突入 - さらなる威力をもつ水爆開発を進めるため原子力委員会のアドバイザーとなる
が、核開発競争の加速を懸念し水爆開発に反対の姿勢をとる
🗣️もうやめよ

✁没落‪✁︎

▷アインシュタインもオッペンハイマーも自分の想像するビジョンと現実のギャップに苦悩するわけだけど、完成すれば使用されるなんて容易に考えられるだろと初めは腑に落ちなかった。
でも研究者たちは不可能を可能にするため奮闘したんだな

2回目の鑑賞は8/11