設定の勝利。
繋がるはずのない黒電話から聞こえる霊の声を頼りに殺人鬼からの脱出に挑む主人公フィニー。イーサン・ホーク演じるイカれた殺人鬼の怪演も素晴らしく、出口での半裸待機は普通に怖い。(顔は仮面で隠されているのでそこは少し不満…)
サイコな殺人鬼に幽霊・霊能の要素が闇鍋のように混ざり合っているので正直なところホラーとしては怖さは薄くなっていますが、個人的には楽しく見られたので良いポイントでした。(ホラー苦手な方でもオッケー)
自分の名前が思い出せなかったり、自分の死に気づけなくなっていたり、それでもフィニーを助けようとする霊たちの声が悲しくもあり頼もしくもあり。特に親友との会話は普通に感動。ええやつすぎる。
全員の助言と頑張りがフィニーに力を与えるという設定は最高。序盤と終盤でフィニーの顔つきも違いすぎるので注目。
主人公の声を聴く能力は彼個人の力なのか、妹ちゃんの力なのか…
妹ちゃんの予知夢が微妙だっただけに後者の方が個人的には希望。