鈴木岳大さんの映画レビュー・感想・評価

鈴木岳大

鈴木岳大

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.8

1日の行動がルーティン化されており、心地よさを感じる。
主人公が無口で余り情報が入ってこないが、途中姪っ子が家出をして転がり込んで母親が迎えに来るシーンである程度主人公の生い立ちなどが想像出来る。妹と
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怪物(2023年製作の映画)

3.5

誰が怪物何だろう?
麦野君?星川君?母親?教員?担任?校長先生?父親?
過剰な演出で前半はホリ先生が頭一つ飛び抜けた怪物度合いを見せたが、中盤以降一番いい人に見える。
自分が当事者になって考えると、同
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.0

地球外生命体との対面から交渉。会話は分からないので言語でのコンタクト。
字と思っていた記号のような物が実は文。そしてタコ?イカ?のようなエイリアンの輪郭。この時点でこの先どうなるのかワクワクしていたが
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

3.8

刑務所から出所し、社会の厳しさが壁となり挫折しそうになるが、最終的に周囲の支えによって社会の一員として自律していく心暖まるストーリー。で終わるかと思ったが、終盤は心動かされる展開。
主人公の暴力性にも
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イル・ポスティーノ(1994年製作の映画)

4.0

28年前、学生の時に背伸びをし見に行った映画。当時は余り理解していなかったが、大人になりこの映画の良さが身に沁みた。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

前情報なしで鑑賞。
ストーリーに付いていくだけで精一杯。
原爆開発、裁判、共産党など時間軸が違うシーンが所々入り乱れるので、見終わった時に概略は分かるんだけど....。登場人物も多く、一体この人は何役
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.6

全体的に映像がブルーがかった印象でそれが綺麗に見える。
内容は見る人によって大きく異なるような感じがとてもする映画。
親が回しているビデオの映像なんだけど、そこから色々と読み取れる。切ない気持ちにもな
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

3.8

最初から最後までほぼ一部屋の中で完結。これは中学生の必須科目にしてもいいんじゃないだろうか。「疑わしきは罰せず」、刑事裁判の原則をとても分かりやすく伝えている。
あの部屋の暑さは見てる方にも良く伝わっ
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.6

ちょっと理解するのには難しい。
おそらく現在のアメリカをブラックユーモアたっぷりに描いているんだと感じました。

エルヴィス(2022年製作の映画)

3.6

エルビスの歴史を知れた。
世界へ回れたらもっと偉大になっていたのかな?と感じたが....。残念。
しかしそれでもロックの歴史を変えた事は紛れもない事実。
大佐がトム・ハンクスとは今の今まで気づかなかっ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

映像がとても綺麗。(色使いなどとても印象に残る)

内容についてはブラックコメディのような。

聖なる犯罪者(2019年製作の映画)

3.7

主人公の牧師がもっと敬虔な受刑者かと想像していたが、一般的な受刑者で典型的なワル。そのため、いつか破綻が来るだろうと映画を見ながら感じていた。住民とキリスト教の関係性が深い田舎町、保守的な環境下なのに>>続きを読む

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.6

ミステリー?サスペンス?
次に何が起きるのか?ゾクゾクさせる演出。結局何が起きたのかは何となく分かるのだがはっきりせず....。最後まで見させる監督のテクニックに勝利。
ジュリア・ロバーツとイーサン・
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.4

イーストウッド最後の監督作品?
さすがに90代では厳しい所も散見されたが....。ストーリーというよりもイーストウッドを見る映画。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.5

西洋側からの目線なので、日本側からの目線でこのテーマを見てみたい。 
フェレイラ宣教師が棄教したことについて、当人は本当につらい決断であったと思われるが、彼の決断で何人もの信徒を救うことが出来たのは、
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ゲッタウェイ(1972年製作の映画)

3.7

初めてのスティーブマックイーン。
カッコ良かった。
ハラハラ見てられないんだけど、最後は...。
めでたしめでたし、メキシコへ。

理由なき反抗(1955年製作の映画)

3.5

主人公のジム、ヒロインのジュディ、友人のジョン、3人を中心として物語が進む。3人とも共通しているのが、親に対しての悩みや葛藤。1955年前後のアメリカの家庭では「あるある」だったテーマなのかな?
ジェ
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椿三十郎(1962年製作の映画)

4.0

ストーリーはとても分かりやすく、文化が違っても分かり合える内容。そして人を飽きさせない上映時間。
世界で認められているのが分かるな~。
押し入れの小林桂樹さんは最高だった。最後の名シーンは流石、世界の
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銀河鉄道の夜(1985年製作の映画)

3.5

昨年本を見ていたのでストーリーは掴めたが、内容については深すぎていまだに整理がつかない。とてもファンタジーなんだけど..

パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

3.8

20代前半に見てとても面白い印象だけが残っていたが、全く内容を覚えていなかった。あらためて見ると音楽と映像が印象的に見えた。内容はタランティーノ監督らしいぶっ飛んでいる感じ。俳優の演技を見てるだけで⭕

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

レビューが書けない。
おそらくあと2回は見ないと...。
お母さん(ヒミ)と出会い、助ける事が出来た所はとても良かったと思った。
夏子さんを連れ戻そうとした時に、「嫌いだ」と言われたシーンは、いまだに
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きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

3.5

期待を裏切ることなく安心して見れるストーリー。恋愛結婚かお見合い結婚か?。マッチングアプリでの出会いが主流になりつつある現在、お見合い結婚についてはデメリットよりもメリットの方が多いと思う。実際お見合>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.6

戦国武将の首狩りと男色文化はテレビで表現出来ない。そこを上手に取り入れたブラックコメディ大作!
明智と信長の関係がとても面白かった。

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.6

第一印象はアムロの手のひらで操られている物語だと思った。
しかし長い映画を見ているうちに、どんどん色々な考えが頭をよぎる。
何でも受け入れてしまう主人公の七海、対価を支払わなければ崩れてしまう真白。お
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日本暴行暗黒史 異常者の血(1967年製作の映画)

3.5

1967年の作品。
犯罪者?異常者?の血脈が明治から昭和まで引き継がれる。強姦され血脈が続く辺りは、この映画の柱の様な印象を受ける。フィクションなんだけど、昔の日本の日常からそんなに外れていない様な感
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三人の名付親(1948年製作の映画)

3.3

最後を見るとコメディのような。
とてもハッピーエンドな終わり方に心暖まる。しかし水なしであそこまで到達するには命が何個あっても足りないような。

福田村事件(2023年製作の映画)

3.6

キャストが豪華。
その中でも水道橋博士の長谷川はハマリ役だった。関東大震災、朝鮮人虐殺から100年の今だから多くの人に見て欲しいと思う。戦争、政治、司法、宗教、芸能、電力などの問題でもメディアが機能し
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パラダイスビュー(1985年製作の映画)

3.6

沖縄返還の前年ぐらいが時代背景だったかな?。全編琉球言葉となるため、日本語字幕版がつく所などは、その当時の沖縄の空気感がとても良く伝わって来た。
地元民のレイシューが岩についた土?などを食べてるとこや
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捜索者(1956年製作の映画)

3.5

南北戦争後、兄の家族に会いに行ったらコマンチ族に襲われ兄夫婦は殺され姪の二人が拉致されてきまう。
そこからインディアンとの混血の甥っ子と主人公のイーサンが姪を探しに

無法松の一生(1943年製作の映画)

3.3

有名なタイトルなので視聴。
この年代の洋画と比べてかなりの差があるな~と感じてしまった。