OPのオーケストラの長さ(5分足らず)は、観る作品を間違えたかなと不安になるほど。 ベティ・グレイブルがビッグJAZZバンドのハリー・ジェイムズ(当時のパートナー)を絶賛したり、ローレン・バコールが映>>続きを読む
登場人物の「違和感の無さ」で成立している作品。
リアル「着せ替え人形」の如く、綾瀬はるかの様々な衣装姿が堪能できる。ザ・お姫様キャラの綾瀬はるかと、若い頃(坂口健太郎)と晩年(加藤剛)で違和感が無いキ>>続きを読む
これほど主人公に同情や共感が芽生えない復讐譚も珍しい。マフィア組織の暗殺者の男が、主人公に対してはスキ丸出しで何度もボコれらるのが、何だか面白い。
「キューバ危機」ならぬ、「北極海危機」!! 敵艦との海底での我慢比べという、静寂な中にも緊迫感ただよう状況でのキスシーンは印象深い。
軍隊勤務中の規律違反の経歴を指摘されたウィドマークが、「その戦場>>続きを読む
監督自らが演じた、ドイツ領事の憎たらしさは満点。如何せん、領事館という閉鎖された空間で起きるミステリーのプロットは、至ってつまらない。
えっ、「蛍の光」って、韓国の国家だったの!?
差別的&無頓着な登場人物が、徐々に有色人種に友情や親しみを持ってゆく。この手の映画の基本ですな。野卑で乱暴だが、百戦錬磨の軍人ザックをジーン・エヴァンスが>>続きを読む
ドン・アメチーのマシンガントークは見物。昔の映画の事件記者って、こんなイメージだよね。 内容的には、ロンドン空爆の最中にナンパしていたり、そうと思いきや報道記者魂を見せたりと、主人公の行動に一貫性の無>>続きを読む
ガンマン対決で、「こっち(正面)を向け!」と叫ぶのは初めて見たわ。あの精神的な揺さぶり、なかなかエグいよね。
「卑怯者、裏切者」レッテルを貼られた男の悲哀を感じる。事実上主役であるジョン・アイランドが>>続きを読む
小隊内リーダーの役割・責任(上官が命を落とした場合、指揮を引き継がないといけない等)をフィーチャーしたところが本作の面白さ。
自分に自信がなくリーダーになることを恐れているリチャード・ベースハートのキ>>続きを読む
会社同士はバチバチに対立してお互いを非難して潰しあっているなに、個人感では妙に惹かれ合っているトップ2人の構図。一筋縄ではないサミュエル・フラーの世界観。
新聞王ハースト(「市民ケーン」モデル)といい>>続きを読む
冒頭のショッキングな男女の諍いシーンから一転して、中盤過ぎまでの60分間は「人生のやり直し」を誓う至ってマジメな展開で退屈なのだが、ラスト30分間で怒涛の展開を見せる摩訶不思議な構成の作品。
「仕事のストレスで喪服を着る女性」、「子離れ出来ない蕎麦屋の女将さん」、「生き別れた子供を語るオレオレ詐欺に遭う老女」など、市井に生きる女性客の悲喜こもごもなエピソードを上手く纏めている印象。
このレビューはネタバレを含みます
これが初監督の演出作ならば、デヴ・パテルは大したもんだ。
序盤、トイレで躊躇なく仕留めておけば、母の復讐は果たせたのでは?
また、寺院の短期間修行で、ジョン・ウィック並みの殺し屋に成れるのかよ?・・>>続きを読む
ボブ・ディランの異才ぶりと、1960年代という激動の時代に彼の歌が激しく突き刺さったことが判る140分間。名曲オンパレードだが、中盤ハイライト、聴衆の支持・興奮が沸点に達した「時代は変わる(The T>>続きを読む
大林作品の常連俳優である峰岸徹だが、「星の魔王子」って!よく引き受けたなぁ・・・。あえてチープな合成アニメは大林監督の特色だが、本作の超能力演出は全てキツかった。
校長先生役で出演していた原作者の眉村>>続きを読む
どちらの自分を生きようが何れも美女がついてくる、ってのは羨ましいな。
「真実」が判明後の展開には色々と言いたいことあるけれど・・・、とりあえず爆弾危険物の持ち込み検査ぐらいしろよ、と思ってしまった。
当時のディカプリオの童顔の賜物で成立した作品。幼稚で罪の意識が希薄なティーンエイジャーの青年が、次々と経歴詐称と詐欺事件を引き起こしながら逃げおおせる様には、1960年代の大らかさを感じてしまう。
そ>>続きを読む
好きな人に自分の衣類を着られると、より愛おしくなる。嫌いになった人に着られると、より憎らしくなる。恋人間、夫婦間の機敏を上手く描いた、見事な小道具の使い方。
男女の俳優それぞれが逆の時代、すなわち今>>続きを読む
メキシコシティという舞台からして、地元警察の犯罪組織との癒着や腐敗等が描かれるストーリーだと予想できたが、ここまで腐っている筋書き展開だとは判らず、予想以上で楽しめた。
ただし、身代金取引シーンに代>>続きを読む
この監督の作品センスはアニメ向きだと思っていたけど、期待通りセンス抜群だ。気付かなかったけど声優陣(特に犬たちの)が豪華すぎて凄い。
オープニングやエンドロールのクレジットも日本語併用なのが、監督のこ>>続きを読む
第二次大戦中という舞台設定に関わらず、初っ端に流れるロックチューンに驚く。これは、リアリズムとかではない御伽噺なんだな、と分からせる選曲。そして、ラストに流れる曲!とにかく、選曲センスが素晴らしい。>>続きを読む
虚構ファンタジーに潜むリアリズム
小さい頃にTV放映を鑑賞したのだが、セピア(カンザス田舎町)映像から色彩鮮やかなカラー(魔法の国)映像に切り替わる際の衝撃は忘れられない。
大人になって再鑑賞した>>続きを読む
地方の問題は、現実そう簡単ではない。ユニークな会話劇の中に、ふと都会側、地方側、双方の本心が垣間みえる台詞がピリっと心に突き刺さる。
コロナ禍に対する初動パニック、他県(都会)の人に対する「自主警察>>続きを読む
この手の「不条理」な世界作品は批評に困る。日常生活にジワジワと侵食する妄念と狂気。インテリ独居老人の心象世界は複雑かつ、難解だ。1つ確かなことは、幾つになっても尽きることない女性への関心と執着。
原>>続きを読む
森田作品は画面構成・カメラワークが特異で面白い。組織の幹部がピンボール(パチンコ)をするシーン、フルーツを食べる食卓シーン。そして、何といっても車のドライブシーン。
標識や車の進行方向を先回りに捉え>>続きを読む
往年のボクシングジム三羽烏(浩市、鶴太郎、哀川)、クセが強いなぁ。
現役ボクサーのライバル3人(流星、窪田、坂東)も大熱演で迫力あるファイトを見せてくれる。
現役時代より、引退後の方が人生長いという>>続きを読む
『 思想<科学<<政治 』 山あり谷ありの夫婦関係の描写がリアル。元愛人のことでヘコんでいるオッピーに対して、心配して駆けつけた奥さんがその理由を聞き、キレながら「しっかりしろよ!」と気合いれるシーン>>続きを読む
隣人がブルース・ダーンだったら、そりゃ疑い警戒するよね。(誉め言葉です!好きな俳優さんです!)
冒頭いきなり、勝手にウィルソンさんちに上がりこむデニスちゃん。可愛ければ不法侵入も許されるのか? 入れ歯のイタズラが一番笑いました。
『ホームアローン』と同工異曲だが、この作品(原作)こそが本家なん>>続きを読む
記憶に残る、ミュージックボックスの小道具としての使い方。この映画タイトルは正解。
このレビューはネタバレを含みます
結果を急ぎすぎる若者達には、「灰に埋もれたダイヤモンド」は容易に見つからない。
“標的”を撃ち、倒れこんできたその男を抱きしめた瞬間、闇夜にはじけ飛ぶ打ち上げ花火。
焦り迷っていた心の葛藤もはじけ>>続きを読む
不謹慎だが・・・、主人公の男がプッツンして暴れだしてからが、「実に爽快」だった!! 無茶苦茶ではあるんだが、ファーストフード店のマニュアル一辺倒のサービスやら、金持ちだけがプレイするゴルフ場などに対>>続きを読む
ノーコンの理由は、それかい、って皆がズッこけました。
ウェズリー・スナイプスはその後、リーグを代表するスラッガーに成長して、『ザ・ファン』では熱狂的ストーカーファン(デ・ニーロ)に狙われましたとさ。