ブラックユーモアホフマンさんの映画レビュー・感想・評価

ブラックユーモアホフマン

ブラックユーモアホフマン

ノーウェア デジタルリマスター版(1997年製作の映画)

4.9

こちらも傑作……というか私に、グレッグ・アラキのセンスがドンピシャハマっている。最高。大好き。

こういうクィアな感性、好きなんですよね。ぐっちゃぐちゃな感じ。気持ちいい。内容もそうなんだけど、美術や
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劇映画 孤独のグルメ(2025年製作の映画)

4.0

面白かったです。
ドラマシリーズはほぼ見たことないのに、新人・松重豊監督の初めての作品が気になって見に行きました。

美味しそうに食べるプロ、井之頭五郎が、ただ色んなところで美味しそうにご飯を食べるこ
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ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

4.9

いやぁ〜〜〜なんじゃこりゃ最高。大好きだ!!

初めから最後まで徹頭徹尾、“普通”の世界なんか一瞬も描かれない。ハミ出したヤツらがハミ出したまま戻る気も全くない感じで。でも最後まで見ると、その戻れなさ
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浮き雲(1996年製作の映画)

4.1

しんどい……かなり見ててしんどい気持ちになった……。

どこまで落とされるんだと、絶望に次ぐ絶望。それでもひたすらやれることをやり続けるしかないし、やり続けてきたことしか信用できない。継続は力なりとい
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若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

4.2

ただの性癖フェティッシュ映画かと思ったけど、存外いい話だったかもな。

long versionのとのことで、元のバージョンにどこがないのか分からないけど、shortで十分な気もした笑 ちょっと余計な
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

4.0

すごく潔い映画だな笑

カウリスマキからの小津安二郎『東京暮色』へのアンサームービーなんじゃないかと思った。

あなたが死ぬ必要ないですよ!全員ぶっ殺しちまえよ!という。

人の死を、さらに言えば殺人
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.1

カウリスマキ映画のルール。
女性、動物、音楽は無条件に善。
労働者も大抵、善。
公務員は大抵、悪というか意地悪。

カウリスマキはもちろん映画の語り方もうまいんだけど、自分としてはここの感覚が合うので
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惑星ソラリス(1972年製作の映画)

4.1

ホームシック映画。

さすがになげえなと思いましたが、面白かった。

SF設定を借りた内省映画。主人公が過去を見つめ自身の内部に潜っていく。『インターステラー』や『メッセージ』なんかもそういう類だと思
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僕の村は戦場だった(1962年製作の映画)

4.9

なあ〜個人的には久しぶりのクリーンヒット。傑作を見てるぞ〜!という興奮を久しぶりに味わった。ま傑作なんて評価も主観ですけどもね。

こういう体験は50本見て1本あるかな、くらいの頻度のイメージ。だいた
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シュリ デジタル・リマスター(1999年製作の映画)

3.5

カメラ揺らしゃアクションシーンに迫力出ると思っていやがるバカめが。そういうやつは大嫌いだ。

でも全体としてはまあ、ギリ面白かった。
さすがに20世紀の映画なだけあって、CGとかセットとか音楽とか時代
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甘い人生 4Kレストア版(2005年製作の映画)

3.0

うーん……小手先のフェティッシュばかり追い求めて美学がない。

納得のいかないところの多い映画だったなぁ……後半はもう勝手にやってろよとしか思えなかったな……悪役はまあ別にどうでもいいんですけどね、主
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苦悩のリスト(2023年製作の映画)

4.1

これは映画だ。それも立派な。
マフマルバフ一家の他の映画はまだ見られていないけれど、一刻を争うこの状況の中で同時にカメラも回し続けた、映画監督としての矜持に胸を打たれる。
そこにはもちろんジャーナリズ
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あなたの瞳に話せたら(2019年製作の映画)

3.8

【一番好きなシーン】
彼女が手紙を書いているまさにその瞬間も撮ってたんだ、しかも「昔の私もまだちゃんといる」というのを書いているところを。あんなの、一人きりでいる時しか書けなくない?と驚く。でもそれく
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春をかさねて(2019年製作の映画)

4.0

2024年取りこぼし分②

真っ直ぐで衒いがなく実感の伴った映画だから強い。

【一番好きなシーン】
ここではないどこかに学校がまだあって、そこにまだみんな通ってる気がする、という彼女の言葉に対する、
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ルート29(2024年製作の映画)

4.0

2024年取りこぼし分。

社会からあぶれてしまった人たちが自然とこの二人の磁場に吸い込まれ、出会い、そして別れていく。高良健吾のくだりとか、ハルが生きてる姫路のところとかで『はじまりへの旅』を思い出
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夜の女たち(1948年製作の映画)

4.2

2025映画初め。

これは結構すごいと思ったなぁ。
ラスト、女が女を痛めつける、直接的な暴力を目の当たりにして、それを見ていた女たちがこらえていた本心を抑えきれなくなる。酷い現実を受け入れるために、
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人情紙風船(1937年製作の映画)

4.1

ようやく初めて見た。
こんな話だったんだ。
てかこれどんな話?

これ原作とかないのかな、と思ったら歌舞伎が原作なんだ。落語にしても面白そう。ちょっとオチが悲しすぎるけど。

長屋の奥に見える高い、足
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三十三間堂通し矢物語(1945年製作の映画)

3.9

なんかシンプルで良かったですね。
若造が情けなさすぎてちょっと腹立つけど笑
お前、長谷川一夫いなくてこれから一人で大丈夫なのか!?

【一番好きなシーン】
襖が倒れて灯りが消えた部屋から現れる長谷川一
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トレンケ・ラウケン Part2(2022年製作の映画)

4.5

ラジオのテープを聞きながら文字通り彼女の体験したことを再生する後半。ラジオ映画でもある。

上映後トークで鈴木史さんは『トロピカル・マラディ』の名前を挙げていたけれど自分はまだ見ることができておらず、
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トレンケ・ラウケン Part1(2022年製作の映画)

4.5

ヘンなの!笑

行方をくらましたある女性がいて、それを2人の男が探す。フィルムノワール的な導入。「トレンケ・ラウケン」というのが“丸い湖”のことだと言うので、『アンダー・ザ・シルバーレイク』も湖を中心
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夜の外側 イタリアを震撼させた55日間/夜のロケーション(2022年製作の映画)

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寝不足チャレンジ大失敗!
第2部以降の280分、大爆睡です!
でもめちゃくちゃ面白そうだった!
たぶん傑作です!悔しい!!
必ずリベンジします!!

地獄のSE(2023年製作の映画)

3.9

降りてきたんだろうな、この詩が。

この感情自体はそんなに珍しいものではないように僕は感じたけれど、そのアウトプットの仕方が面白い。

その詩自体も荒削りなのだとは思う。もっと研鑽を積むことで研ぎ澄ま
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.9

これも同じジャンルなわけですけど。
なのでもうスタートからしてやっぱ窮屈な感じがしてウキウキしないんですよ。ウキウキしちゃいけないジャンルなのはそうなんですけども。

そんななかで『ミッシング』もこち
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ミッシング(2024年製作の映画)

4.0

前半は中村倫也演じるテレビの報道番組のディレクターがほとんど主人公と言ってもいい。実際にこういうことが現実にあるなかで、それを題材にして映画を作るっていうことも結局、中村倫也が対立するテレビ局の周りの>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.3

キャット・スティーヴンス「The Wind」のかかる映画は大体いい。

ずっと見たかったけど夏忙しくて見逃して、でも絶対クリスマスに上映する映画館あるはずだと信じて待った。

間違いなく世界最高の映画
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ぼくが生きてる、ふたつの世界(2024年製作の映画)

4.3

実は呉美保監督の映画みるの初めてで。

地味だけど実はすごい映画だと思った。
近年のイーストウッドの映画とかを思い出すような、正しく語りさえすれば余計な飾り付けは要らないとでも言うような、シンプルがゆ
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ラブ・アクチュアリー 4Kデジタルリマスター(2003年製作の映画)

3.7

ヒュー・グラントの優勝。
セクシーすぎる英国首相。

米国首相をビリー・ボブ・ソーントンが演じていて、そこの対峙がアガるシーンになっているんだけど、しかし本当の外交の場だとしたら、ある一人の女性をめぐ
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ソウルの春(2023年製作の映画)

4.2

すっげぇわ……もう今となってはただのエンタメとしては楽しめないけどね……にしても映画としてよくできすぎてる。すごい。上手すぎる。そしてこの経験があったから、この前の韓国の人たちのあの反応速度があったん>>続きを読む

密輸 1970(2023年製作の映画)

3.6

前評判がよかっただけに、ちょっと期待しすぎたなぁ……。
クライマックス以降は割と楽しんだけど、そこまでがノレず……なんかダサい……。

合成感の強いVFXとか歌謡曲の使い方とかがチャウ・シンチーっぽい
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アッテンバーグ(2010年製作の映画)

3.7

全然、詳細把握しないまま見に行ったけど、これはランティモス監督作じゃないのか。製作・出演だったのか。でもめちゃランティモスっぽかったけどな。

人間の動物性というか、あくまで肉体を器としてしか考えてな
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(1997年製作の映画)

4.5

あらエラいこと描くじゃないの!

首痛がってるシャオカンがツボすぎて、ずっと笑ってた。でもなんかずっと見てるとただのボケじゃなくて何かシリアスなことのメタファーなんじゃないかという気もしてくる。コメデ
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夢のアンデス(2019年製作の映画)

4.0

辛うじて見れました。
グスマンを見るのは今日が初めてで、なるほどチリの歴史を自然を観察することから描いてみよう、という人なのだなと理解。
本作の中でも言及される代表作『チリの闘い』ではもしかしたら違う
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光のノスタルジア(2010年製作の映画)

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続けて、爆睡。
はい、すいませんでした。
ダメだ今日は。

ネットワーク(1976年製作の映画)

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後半、爆睡。
寝たところ配信で見返そうかと思ったら、配信してないじゃないの。
ツタヤでDVD借りようか……。
またちゃんと見てから感想書きます。

風櫃(フンクイ)の少年(1983年製作の映画)

4.2

苦しい。

慕っていた父と意思疎通が取れなくなり、母はガミガミうるさい。悪友たちと高雄に出たけど、ホモソなノリにだんだん辟易としてきて、どこ行っても心がスッキリ晴れないなっていうところに現れた彼女の存
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