Garuさんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

Garu

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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.9

とりあえず視覚効果賞受賞しただけの事はある。かなりすごい。妖艶。女って怖い…って言う心と記憶の苦い感覚も思い出した…

閉鎖空間でのAIの話。かなり秀逸で、話に惹きつけられる。AIがどういう行動や、言
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教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

3.6

この感じのウディ・アレンさすが。
嫌いな人はずっと嫌い。もう思いついたらすぐ撮ってしまってそう。

もろ哲学を話す設定の今回、難しい話をしながら誰でも感じてしまうような心の引っかかりや、妙に自分で納得
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獣は月夜に夢を見る(2014年製作の映画)

3.1

北欧がすごいのか、いろいろやってきた監督がすごいのか、景色や雰囲気は申し分ないです。彩度が低めが作風ととてもマッチしている。こんなところがあるんだなぁとも終始思ってしまう。

雰囲気とドキドキ感で終盤
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64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.3

まだ出るか。と言うほど豪華キャスト。もったいないくらい。

原作未読のためどう変化をつけてるのかわからないが、原作ファンはいろいろと言いたいことがありそうな映画。の気がする。

主要メンバーの演技を観
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サウスポー(2015年製作の映画)

3.7

こういうボクシング映画はもう絶対「ロッキー」を連想してしまう。もちろんロッキーは名作だと思うし大好きだ。

「クリード」は半分以上ロッキーだから置いておいて、ロッキー4くらいの構成のこの映画。観ている
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海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

4.0

誰もがノスタルジックな思いとともに無意識に自分の人生と比較してしまう。
しかも歳をとればとるほど。そんな映画。
日常側の是枝作品。樹木希林劇場。

「後悔」と言うもので人生の意味を描いている気がした。
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素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店(2015年製作の映画)

3.3

コメディタッチのやりすぎ感もなかったが、お金持ち具合や感情の欠落感など個人的にはもっとやって欲しかった。話がこわれないようにだけど。

その方が終盤のあの大きな展開や、感動のシーンが良くなるような。な
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神様メール(2015年製作の映画)

3.7

「ミスター・ノーバディ」はかなり好きです。
あれの構成力を時々垣間見る感じはした。ぐちゃぐちゃになりそうな話を上手く完成させる。めちゃくちゃやるのに最後には料理になってる。みたいな。

最初にブリュッ
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太陽(2016年製作の映画)

3.5

誰に感情移入していいかわからないまま終わる感じ。他にも突っ込みどころもちょいちょいあったけど、全体的な世界観はいい感じだし、途中のススキでのシーンはとてもよかった。あともうちょいインパクト欲しかったけ>>続きを読む

FAKE(2016年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリー映画。
記録映像や取材映像ではなくて。

個人的にはドキュメンタリーは映画とはなんか違うと思ってるので映画としては基本どう思っていいのかよくわからないです。

ドキュメンタリー映画とし
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殿、利息でござる!(2016年製作の映画)

3.7

実話という事もあって終盤の部分は感心と感動だった。
たぶんみんな思う事だけど、阿部サダヲであの予告編&ポスターならもっとコメディータッチだと思ってしまう。
なぜそういう売り方をしたのか?

事の導入な
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ヘイル、シーザー!(2016年製作の映画)

3.1

さすがのコーエン兄弟映画。
まさにコーエン兄弟っぽい映画で、面白い話だし、魅力的なシーンも多いし、豪華メンバーだし。
ただきっと面白いところ全部面白いと感じてない。どういうノリなんだろう?って思うよう
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

3.7

R15におさめなきゃいけないって大分言われたのであろう。もう少し恐怖感を出して欲しかった。

とは言え森田さん演じる森田くんは、原作よりキャラがパワーアップもしていて十分R15内では怖かった。まあ、そ
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ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.6

「ワールドイズマイン」感があった。
2人、そして3人での行動。こわい。

ケンカは負けを認めなければ負けない。
暴力に明確じゃなくても、もう少し行方があるようにしてほしかった。上映時間倍にして。それで
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ヴィクトリア(2015年製作の映画)

4.3

140分全編ワンカット。すごい。
どれだけのテストやリハをしたんだろう。ちゃんと準備できれば、カット割りなどいらないんじゃないかと思わせるくらいだった。

きっと好みで賛否両論あると思うけど、無駄なシ
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世界から猫が消えたなら(2015年製作の映画)

3.7

すごい色だった。
最初はタモさん出てくるんじゃないかってくらい「世にも奇妙な物語」感があったけど、「悪魔」の役が意外とハマっていて2人のやり取りが面白かったのと、伏線の回収に、だんだん見慣れてきた「色
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ちはやふる 下の句(2016年製作の映画)

3.2

太一君はいい奴だなぁ。
なんのためにカルタをやるのか?そんな悩みが当たり前のように語られる事がまずすごいなと、感じ始めてしまった。
全体的に上の句よりは青春感は感じられず、消化不良気味。
「ガチボーイ
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64 ロクヨン 前編(2016年製作の映画)

3.8

原作も読まずにだったので「64」の事件を解明して行くのかと思っていたら「広報官」と言うものにへぇ〜と思わせつつ、人と人との想いの話を観せられた。

ほぼ全編緊迫感のある濃い演技ばかり。終盤の記者クラブ
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レヴェナント:蘇えりし者(2015年製作の映画)

4.0

監督の「ビューティフル」が1番好きなので、親子の存在感を描くシークエンスに似たものを感じた。感情と状況が違えど子供のために命を賭け、身の回りの脅威と戦う全体的な話の概要が好き。

もともと自然光の使い
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アイアムアヒーロー(2015年製作の映画)

3.9

予告編でほとんど見せなかったのが良かった。原作も読んでいなかったら1番楽しめる。そもそもいつもそうして映画は観たい。
どこで話を終わらせるか、どう終わらせるか、最近の「完結してない話を映画化しちゃう問
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追憶の森(2015年製作の映画)

4.1

日本を舞台に死についての話。
撮影場所が違うとか気にならなかったし、外国人監督特有の日本人も見た事ない日本みたいな事もなく良かった。

素晴らしい俳優2人の会話劇は素晴らしい。樹海のシーンもいいが、過
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フィフス・ウェイブ(2016年製作の映画)

2.7

アメリカのティーンの女子の為のような映画だ。
戦って、恋して、湖のセクシーショットまでついている。
だがさすがハリウッド。仕上げてくる…ポンコツな話なのにそれなりに観ていられる。もし日本の作品だったら
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.4

同じ文化の中で生きてきたらどう感じたのだろうと、終始思ってしまう。
核となる事が自分の中で確立していないので、やっぱり外野から観ている気分。
外野から観ている分には、すごい事、なんてことだって思うけど
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シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ(2016年製作の映画)

3.9

個人的にアベンジャーズシリーズの中で上位に入る出来だった。
だいぶ極まってきたマーベル映画。ファンタスティック4の事は忘れて。

より巨大な敵を作るより、ヒーロー同士を戦わせるパターンでは、スーパーマ
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テラフォーマーズ(2016年製作の映画)

2.6

「アキちゃん」をなくしたのはダメだと思う。三池監督の私が好きじゃない方が出た気がする。
原作を理解したけど流し読んだのか、読みながら興奮はあまりしなかったのか、そういう風に感じてしまう。
あと、これ以
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エヴェレスト 神々の山嶺(2016年製作の映画)

3.0

阿部寛の顔や、ジャニーズとは思えない岡田君の狼狽した顔など素晴らしかった。
山岳シーンも凄い作りで、阿部寛の宙ぶらりんのシーンなど、鬼気迫るシーンもいくつかあってドキドキした。
ただ、物語を進行するに
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僕だけがいない街(2016年製作の映画)

3.2

原作など全く知らないで観ました。
犯人となる人が誰かってのは、キャストから絞り込めばなんとなくわかってしまうけど、それはしょうがないとして。
タイムリープ的な映画は個人的にすごく好きなんですが、リアリ
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

2.7

ザックスナイダーの悪いところが出た。
まあ、個人的に好きじゃない方のこの監督の作品色。突っ走る感じ。
そう思うと「300」「ウォッチメン」はバランスがとれていて素晴らしい。天才的な才能がうまく溶け込ん
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

4.3

「YOUTH」の原題の方が自分はいいです。
若い頃は思わなかったことが歳をとると思い、考えてしまったり、断定的に決定したりすることがある。

すべての会話が「一理あるなぁ」と思わせるような会話。もっと
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あまくない砂糖の話(2015年製作の映画)

3.8

絶対比較される「スーパーサイズ・ミー」との一番の違いは、明らかに身体に悪そうな食べ物ではなく、誰もが日常的に摂取しているものと言うことだと思う。
なので非常に興味深い話ばかりで、そしてその知らない真実
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ルーム(2015年製作の映画)

3.7

たとえ子供でも教えられたこと以外のことを吸収して成長する。善や悪もしかり。
価値観を教えられても疑問に思ったり不可解に思ったりすることは普通なのかもしれないけど、喜びや楽しさをわからないのは可哀想と思
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ちはやふる 上の句(2016年製作の映画)

3.6

この監督は「ガチボーイ」を観た時、面白い!この人すごいなぁと感じたのを思い出した。
ありえないよ、みたいな設定や雰囲気を匂わせるのに、素敵でグッとくるシーンをつくるのが上手いと思う。
下の句も楽しみで
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モヒカン故郷に帰る(2016年製作の映画)

3.0

柄本明をはじめベテランの人達は思ったとうりの大活躍。
松田龍平も1番得意な感じだと思われる役柄で良かった。
ただちょっとどう観て良いのかわからなくなるような映画。
海のシーンが素敵。

ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.3

自分の中でまだ1度もはずしたことない監督の1人。
序盤の「Welcome to…」のシークエンスでこの映画は半端じゃないと一気に思わせられた。ああ、ヤバイなと誰もが思う。
その前のFBIのすごい突入か
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蜜のあわれ(2016年製作の映画)

2.6

難しいことはよくわからないが二階堂ふみ映画。二階堂ふみの魅力を伝える感じの映画って多い気がする。
文学を表現する映画。個人的にこの感じあまり好みではない。

ロブスター(2015年製作の映画)

3.9

すごい発想のシステムが常識の世界でも、現実と置き換えて考えることができて、考えさせられてしまう。
結局人間が考えた感情に関するシステムは、本能的な部分の制御がきかず、うまくいかなくなる。
ラストシーン
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