ぬまちさんの映画レビュー・感想・評価

ぬまち

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東京物語(1953年製作の映画)

5.0

感動の名作とか言われると、どうせぬるい映画なんだろうって感じがするけど、舐めてました。すいません。

香川京子の「人生嫌なことばかり」が沁みる。

恐竜の島(1974年製作の映画)

4.0

退屈だけど恐竜の特撮は味わいがあって好き。この監督ならやはり『アトランティス7つの海底都市』かな。

メカニック(1972年製作の映画)

4.5

人が乗ったバイクが崖から飛び降りて地面に激突、爆発炎上する場面。バイクに乗ってるのはマネキンらしいけど、動きとかリアルすぎて本物にしか見えないのが気持ち悪い。

しかしポスターのブロンソン、ラーメン屋
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アラモ(1960年製作の映画)

4.5

最後、ヤケクソになって人に向かって大砲をぶっ放すシーンが好きすぎる。

妖星ゴラス(1962年製作の映画)

5.0

何度見てもゴラスの威圧感と「破壊できないならば地球を動かして避けろ」という発想の豊かさに感動する。南極のミニチュアセットは再現して国立博物館に飾るべき。

唐突な怪獣より、大切な人がロケットに搭乗する
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凶人ドラキュラ(1966年製作の映画)

4.5

テレンス・フィッシャー監督の重厚かつ軽妙な演出が光る、拡張高い怪奇名編。常に目が充血しているドラキュラ伯爵はまさに凶人と形容すべき迫力だ。

海底軍艦(1963年製作の映画)

5.0

轟天号の活躍シーンもさることながら、丸の内大陥没シーンは劇場で見ると迫力がすごい。

いろいろ惜しいところはあるが、轟天号の格好良さで全て帳消しになってしまう稀有な映画だ。

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.5

アマプラで何となく最初だけ見てみようと思って再生したら、面白くて最後まで見てしまった。評判は聞いていたが期待以上の作品だった。

70年代を舞台にしているだけあって、映像のルックも70年代っぽいフィル
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(1976年製作の映画)

4.0

格安物件には必ず裏がある、という大事な教訓が得られる作品。

控えめな恐怖演出をすべて吹き飛ばす豪快すぎるラストに爆笑した。

宇宙大戦争 サンタvs.火星人(1964年製作の映画)

2.5

新年一発目の映画はこれ!サンタ!火星人!謎ロボット!シロクマ!火星シャーマン!B52!と80分間に映画に必要な全てが詰まった素晴らしい作品。

鑑賞は自己責任でお願いします!

枯れ葉(2023年製作の映画)

4.5

2人が初デートで訪れる映画館。表に名作『逢びき』のポスターが貼ってあって、中年男女のプラトニックな恋愛ものをやるんだという意思が伝わってくるのだが、その隣にC級コマ撮り恐竜映画『燃える大陸』のポスター>>続きを読む

さらば冬のかもめ(1973年製作の映画)

4.0

まさか南無妙法蓮華経が聞けるとは…。ホモソーシャル的関係を情感をこめずに一歩距離を置いて描いているのが良い。あっけないラストも。

ファイブ・イージー・ピーセス(1970年製作の映画)

5.0

とにかくエンディングが衝撃的で忘れられない映画。初見時はほぼ娯楽映画しか見ていなかったこともあって、こんな終わり方があっていいのかと感じた。

哀れながらも憎めない主人公を演じたジャック・ニコルソンは
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おませなツインキー(1969年製作の映画)

4.0

JKに翻弄されるブロンソンとはこれいかに、と思ったが意外と面白かった。ブロンソンの演技の振れ幅すごい。

黒猫がかわいい。

雨の訪問者(1970年製作の映画)

3.5

前半は興味を惹きつける展開だったが、後半は何やら物語が錯綜し始めて、よく分からないまま終わってしまった感がある。『太陽がいっぱい』のようなハラハラドキドキを期待したのが良くなかったか。

しかし漢ブロ
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.5

「自分が好きな人たちと、好きなことをして生きていく」生き方を称揚するための映画。社会保障に手厚いフィンランドのお国柄やエキゾチシズムが、その称揚に拍車をかける。日本の競争社会の軋轢に窮屈さを感じる人が>>続きを読む

ゴジラVSキングギドラ(1991年製作の映画)

3.5

ミニチュアを破壊する場面が多くて眼福。KOMのドハティ監督もこれぐらいやってほしかった。

佐原健二に土屋嘉男、小林昭二と超豪華キャスト。特に土屋嘉男の屈折したキャラクターが面白く、本作の白眉と言えよ
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刑事マルティン・ベック(1976年製作の映画)

5.0

スウェーデンの激渋ポリスアクション。美男美女は登場せず、おじさん達の地味な捜査がひたすら描かれる。人物のちょっとした所作でその人の人となりを描く演出がよく、物語に奥行きを出している。

メインの刑事の
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.5

震えるほどの傑作。クリスマスに見るもんじゃないけど。90歳にしてこのような作品を放つイーストウッドはやはり真の映画人なのだろう。ニコラス・ホルト(マッドマックスのニュークス)はやはり素晴らしい俳優だっ>>続きを読む

エイリアンドローム(1981年製作の映画)

4.0

『エイリアン』のパクリと来れば当然宇宙が舞台になると思いきや、なんと舞台は地球(南米)。しかも中盤はB級犯罪映画のような展開が延々と続くというかなりの変化球。人体爆発もイアン・マカロックの髪の毛がフサ>>続きを読む

戦場の謝肉祭(1980年製作の映画)

4.0

昔、VHSを借りて見た作品。ショボいイタリア版『地獄の黙示録』なんだが、派手な場面が多くて退屈しない。アントニオ・マリゲルティー監督十八番のミニチュア特撮も炸裂!

恐怖の報酬(1953年製作の映画)

5.0

スラム街の人間模様が描かれる前半も結構面白い。

新デモンズ(1990年製作の映画)

3.0

さすがに演出の衰えを感じるフルチ晩年の作品。猫のぬいぐるみと唐突なパパの股裂きがツボ。

Diabolical Inheritance(英題)(1993年製作の映画)

4.0

超絶安っぽいメキシコ版チャッキー。動くピエロの人形を小さなおじさんが演じているのだが、これが至極不気味で忘れ難い。最後のナイフを持ったピエロとの追いかけっこ、スピードが遅すぎて逆に癒される。

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.5

アレックス・ガーランド監督、『エクス・マキナ』は結構面白くて、『アナイアレイション』は芸術性が強すぎてイマイチ乗れなかったが、今回はサタイア(風刺劇)とエンタメのバランスが良く、ドライな結末も結構好み>>続きを読む

SFレーザーブラスト(1978年製作の映画)

4.5

スティングレイ盤Blu-rayで久々に鑑賞。改めて見ると鬱屈した青年が徐々に狂気に冒されていくアングラ青春モノとしても楽しめる。アメリカの田舎町の風景も郷愁を誘って良い。

何も解決せずに投げっぱなし
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サンフランシスコ連続殺人鬼(1969年製作の映画)

4.5

ゴミ映画かと思いきや、意外と面白くて最後まで見てしまった。制作者が映画の素人のため、カメラはほぼ引きの据え置きで「ただ撮っている」だけなのだが、それが見せ物小屋を見ているような感覚を増幅させられ、何か>>続きを読む

ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

4.0

もっと意味不明な怖さを期待していたから、けっこうちゃんとしたロジックの結末に落ち着いたのが意外だった。

ラストシーンがどこかで見たことある絵面だと思ったら、チェンソーマンのOPでした。

怪獣王ゴジラ(1956年製作の映画)

3.5

『ゴジラ』4KUHDの映像特典についてきたシネスコ版を鑑賞。傷もそのままにフィルムが飛びまくるグラインドハウス仕様なのが味があってGOOD。もともとスタンダードサイズなのを無理やりシネスコにしたせいか>>続きを読む

人魚姫(1976年製作の映画)

4.0

絵に描いたような美男美女が出てくる。冒頭の船の特撮がなかなかすごい。

ガメラ対大悪獣ギロン(1969年製作の映画)

5.0

誰がなんと言おうと大好きな作品。ギロンの造形が格好良すぎるし、宇宙ギャオスへの仕打ちは残酷すぎる。生まれて初めて見たスプラッター映画かもしれない。

ジェニーの肖像(1947年製作の映画)

4.5

Xで流れてきて気になった作品。最後の嵐のシーンの特撮がすごい。

Single8(2023年製作の映画)

4.5

全然期待しないで見たけど、これは隠れた傑作。『桐島、部活辞めるってよ』や『ブリグズビー・ベア』、近年の『フェイブルマンズ』然り、コミュ障っぽい少年が映画作りに励む作品に弱いことに改めて気付いた。タイト>>続きを読む

灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

4.5

長年、タイトルだけ知っていて未見だった作品、やっと見れた。初ワイダ。

ナチスドイツ降伏直後のポーランドを舞台に、反共ゲリラの若者が刹那的な恋と大義との間で揺れ動く様を描く。とにかく「絵」の力が素晴ら
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