おばあばさんの映画レビュー・感想・評価

おばあば

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私にふさわしいホテル(2024年製作の映画)

3.0

のんが可愛かったし、どっかイッちゃってる売れない小説家、中島加代子の役、意外にハマっていた。
 密かに感動したのが、滝藤賢一演じる大御所小説家東十条が、缶詰めになってるホテルで、従業員の振りをした中島
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.0

まず最初に、見る前にリチャード3世について予習しておく事をお勧めしたい。

会社勤めをしていた人物が、熱い想いに駆られ高い壁を幾度も壊して大事業を成す物語。しかも実話だというから凄い。野望を叶えるのに
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めがね(2007年製作の映画)

3.5

なんだか、いつ見ても旅に出た気にさせてくれるんだよなぁ。
 どことなく拗ねているような、つまらなさそうな顔の主人公。そんな主人公を迎え入れる島の人々も、商売っ気がなく、押し付けがましい「おもてなし」感
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陰陽師0(2024年製作の映画)

3.0

美しい。平安装束は元々好きなのですが、それを現代的に少しアレンジしてあって(特に女性)、色合いもほんとに鮮やか。それから山崎賢人といい、染谷将太といい、似合うなー!冠につけた花(「挿頭華=かざし」とい>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

3.5

面白かった。好きなヨーロッパ企画の映画で、理系の酒井さんの活躍とか、最後の場面に登場するものとか、いかにもヨーロッパ企画!という感じで本当楽しかった。
 ヨーロッパ企画の舞台作品では、いつも役者さん達
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.5

優しすぎるフーシ。同僚からいじめを受けたとしてもまるで怒りを知らないみたいに、淡々と受け止めているようにみえる。近所の女の子と無邪気に遊んだら妙な誤解を持たれる。彼を見ていると、しっかりして!と言いた>>続きを読む

俺物語!!(2015年製作の映画)

4.0

ごめんなさい。全然期待してなかったことを謝ります。鈴木亮平だし、なんか楽しく見れそうだなあ、なんてほんっとに軽ーい気持ちで見たところ、すごく好きな作品でした。とにかく、初々しいことこの上なく、その初々>>続きを読む

あまろっく(2024年製作の映画)

4.5

ああ、幸せになった!!映画から、こんなにたくさんの幸せな気持ちをもらったのは、本当に久しぶり!あったかかったー!家族っていいな、って素直に思える映画です。

また、江口のりこがもう、隅から隅まで良いん
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舞妓 Haaaan!!!(2007年製作の映画)

3.5

今回は三度目の鑑賞。
初回は、大人計画好きの同僚に誘われて、公開当時に映画館で。ブログ上で「荒らし」とバトる場面で漫画のコマのように太いゴシック文字が空中に浮かぶのを見た時には、こんな表現がアリなんだ
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.0

なんだか、パリの雰囲気が伝わってきて心地良かった。日本映画だと、どうしても、やれ警察が、とか、そんな偶然あるか、とか、リアリティが、とか余計な事に気を取られてしまう自分がいる。けど、フランス映画ならそ>>続きを読む

月の満ち欠け(2022年製作の映画)

2.5

大泉洋と、有村架純、目黒蓮の魅力を味わう映画だ。特に、映画序盤、高田馬場の交差点で娘に「パパ、」と呼ばれる場面では小山内の愛情深さがわかる自然な表情が心に残っている。しかし、そんな俳優たちの名演技をも>>続きを読む

ラストマイル(2024年製作の映画)

4.5

もう、とにかく、一人でも多くの人に見てほしい!想像してるよりずっと面白かった!

舞台はAmazonを思わせる外資の通販デイリーファスト社の西武蔵野倉庫。舟渡エレナ(満島ひかり)が異動してくる日から物
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7番房の奇跡(2013年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

何故この結末で、コミカルな描き方なのか?どういう感情で見たら良いのかわからない映画。頭の中は、はてなマークがいっぱい。

実話がベースとなってるらしいが、だとしたら、コミカル抜きでシリアスに描いて欲し
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スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

3.5

いろんな長澤まさみが見れるかなーと楽しみにしていた。スオミという女は、夫によって印象が全く違う。印象だけでなく、ある夫の場合は、スオミが言ってる事もよくわからないという信じられない状況だったりして笑っ>>続きを読む

リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

3.0

自由奔放で何をしでかすかわからない弟。一方、兄はいわゆる「長男」らしくて真面目。弟のほうは、子供の頃から無鉄砲だけれど憎めない。成長してからもそんなところは変わらなくて、見てるこっちまでハラハラする。>>続きを読む

溺れるナイフ(2016年製作の映画)

3.5

前半の、菅田将暉の鋭利な感じのする透明感。海のシーンはそのまま本当に透き通っていって消えてしまうみたいな気がした。この役、中学生の設定だから、菅田将暉はかなり減量したそうだ。その甲斐もあって、なおさら>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

2.5

宮廷ものは、セットから衣裳から豪奢極まりなく、大好きなジャンル。それでこの作品にも手を伸ばしたのだけど、何も知らない私が悪いの?こんな気持ち悪い内容だなんて。女王の寵愛を受けるって、そんな事もあるかも>>続きを読む

恋は雨上がりのように(2018年製作の映画)

3.5

小松菜奈ちゃんが本当に素敵。そしてこの役の雰囲気にピッタリ。。。とどこかで聞いたので、原作も一応チェックしてみたところ、本当にそうだった。
 バイト先のファミレスの店長に淡い恋をする、っていうのも爽や
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舟を編む(2013年製作の映画)

5.0

高い評価を受けた作品、ということで、いつかは見たいなーと思ってた作品。

松田龍平も出ているし、期待値は結構高かった。

そして、その期待をさらに上回った。まず出版社の話であるということ。これで一気に
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DEATH NOTE リライト 幻視する神 ディレクターズカット版(2008年製作の映画)

3.0

デスノート、実写版のほうは見たことあったけど、ちゃんと見てなかったので初見と言って良いと思う。

主人公はこれ、夜神月でなくて、リュークって事になるのかな。

正義ってものは危険物。刃と同じ性質のもの
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ディア・ファミリー(2024年製作の映画)

5.0

 内容とかあらすじとか、あらかじめ知っていて、どんな感情がわくか想像がつく作品だとしても、そんな先入観を頭から追い払って、見るべきものがある。
 そんな映画だと思った。

蛇の道(2024年製作の映画)

1.0

このレビューはネタバレを含みます

予告編では、とてもミステリアスなイメージで、見てみようかな?と思わせてくれた。けれども、本編を見たら何だかツッコミどころが多かった。柴咲コウの無駄使いだと感じた。


いきなり拉致して、何をしたか白状
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

3.0

 親ってものは子供が望むことをぜひ叶えてやりたいと思っているものだ。どんな夢や希望を言うかいつでも待ち構えている、と言っても良いかもしれない。
 主人公ルビーの両親も愛情あふれる人たちだから、ルビーの
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碁盤斬り(2024年製作の映画)

5.0

 光と陰の美しさ。柳田と萬屋の碁を通じた交流。娘のお絹の芯の強さと美しさ。女郎屋を営むお庚の厳しさと粋。こんな映画があるんだ、こんな芸術があるんだ、と感動した。
 中でもグッと来たのは、いよいよ柳田が
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シャイロックの子供たち(2023年製作の映画)

2.0

たかがお金。されどお金。
お金とどう付き合うか。それによって、その人がどんな人間か、如実にあらわれるものだ、という事を日々知らされている。
 お金に振り回されないためには、どうしたら良いか。たくさんお
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

 何度も何度も思い出しては、本当に見て良かったと思っています。あまりに余韻が長く続くので、感想を書く気が起きないくらいでした。かつて「言葉にすると嘘になってしまう」みたいな歌詞の歌があったけれど、初め>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

4.0

 阿部サダヲがものすごく良かった。あの不潔で粗野な陣治が、後半に行くにつれて気味の悪さを増していく。そして最後は衝撃の事実。それをあんなふうに演じきれるなんて。ますますファンになった。
 陣治が際立つ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

4.0

現代の“遊牧民”ノマドを題材にしたノンフィクションを原作とした本作。ドキュメンタリーであるかのように淡々と主人公の生活が綴られている。
 ずっと、主人公ファーンの心情が今ひとつ掴みきれない感じだった。
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.5

臆病である事が、何より「悪」だった戦時下のドイツ。10歳の子供が軍事演習のためにサマーキャンプに参加する不条理さ。主人公ジョジョの心の中には、彼なりのヒトラーが住んでいる。その「独裁者」に扮しているの>>続きを読む

湯道(2023年製作の映画)

4.0

なんだかとっても感動しちゃった。あったかい作品でした。見てよかった。気軽に見て、身を委ねていれば気持ち良く結末にたどり着くいい作品だ。
 銭湯が舞台となってるだけあって、昭和の雰囲気もあって心地よい。
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.0

そーなんだよねー。可愛い女の子が一人でいたら、周りがほっとかないよね。海の家でもそうだし、山のバイト先でも、なんか桃娘にさせられそうになってた。ピエールが力くれなかったら本当にヤバかったよね。
 けど
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モテキ(2011年製作の映画)

4.0

か、可愛い!!誰がって、みゆきちゃん(長澤まさみ)!出てきた瞬間、恋に落ちる藤本の気持ちがよくわかる。長澤まさみ、今も本当に素敵で、どんな作品でも魅力的だけど、本作品では眩し過ぎて、ずっと目で追ってし>>続きを読む

ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

1.0

欲望に翻弄される人生を送った人のお話(実話)。自分のセールストーク(というか詐欺トーク)でのしあがった人。お金って、短時間でたくさんに膨れ上がったりすると、それ自体がドラッグみたいに人の脳に働きかける>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

2.5

若い二人の、「今この時だけの恋」はパーティーみたいなもの。まさしくその楽しさから始まる。大学生の二人はとても微笑ましい。あんなふうに趣味嗜好が全く同じ相手とのお付き合いの楽しさは容易に想像つく。>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.5

 毎日を明るく照らしてくれた家族を失った後の暮らし。どれほど深い悲しみに覆われてしまうのだろう。想像したくはない。この映画は、そこのところを少し想像してみて、と穏やかに語りかけてくれた。
 妻を失った
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

1.5

過去の自分の選択を、随分と後悔してる人が考えた話って気がした。
 人生の分岐点を後から振り返り、アッチを選んだらどうなったかな?と思う事は誰にでもある。だけど、その時にその選択をしたと言う事が、その人
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