貴婦人修行さんの映画レビュー・感想・評価

貴婦人修行

貴婦人修行

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君の忘れ方(2024年製作の映画)

2.9

カレー煮込み中に西野七瀬が画面左からあっさりフレームインするのに1回目は痺れたけど、反復がまんますぎて飽きてしまった。
岡田義徳の嫁が画面右にいる(はず)なのも台本通りっていうか。
逸脱としての捜索話
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アンデッド/愛しき者の不在(2024年製作の映画)

2.0

フレームの削り方で不安を煽るのはいいんだけど…レナーテ・レインスヴェが窓からアンデッドを見つけるショットは左手前の彼女が怯える演技が強調されてるけどいいの?母がペットを握り殺すシーンは姉弟が棒立ちのま>>続きを読む

トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

3.3

4兄弟の仲を深めるアクションがクソ顧客を囲ってリンチなの素晴らしい。このせいで終盤「4人揃ってやることといえば気に入らない奴を半殺しにするだろ」とノイズになっちゃった。
谷垣の存在以上に役者が出揃って
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それいけ!アンパンマン 妖精リンリンのひみつ(2008年製作の映画)

3.0

やっぱ矢野監督の泣かせ路線が飽きられたのか原点回帰してだいぶ持ち直してるが、まだゲストキャラが終盤まで役立たずのわがままでどうも。

それいけ!アンパンマン ハピーの大冒険(2005年製作の映画)

2.0

ゲストのハピーがわがまま言って実家大惨事にして「わがまま言ってすいません」って反省して終わるのやばすぎんか。
SLマン落下時にハピーが救出に加わらず、へなちょこパンチかます鈍臭さも耐え難い。

機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-(2025年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

1stガンダムの再現に執心してばかりで新シャリア・ブルの人物造形が曖昧なまま本編にスライドしたので未だにスタジオカラーのメンツは大人を描くとなると語り部としてしか機能させられんのだなあとしんみり。まっ>>続きを読む

それいけ!アンパンマン ルビーの願い(2003年製作の映画)

2.8

ヒロインをいかに立たせるか、も劇場版アンパンマンシリーズの肝だと思うけど、これは早々にルビーがホウキ(飛行能力)を奪われてヒーロー達に運ばれるばかりでいきなり魅力を失ってる。

レイジング・ブレット 復讐の銃弾(1996年製作の映画)

1.5

いつまで経っても復讐を行動に移さず、正当防衛で殺す策考えるので80分やりくりはないでしょう。『ダブル・ジョパディー』が恋しい…。
サリー・フィールドも80年代期は大好きな役者なのだけど、これに限らず女
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ブラック アンド ブルー(2019年製作の映画)

2.8

再見。恰好のロケ地見つけて数日で撮ったんか?というカメラワークの練れてなさ。
逃走の中でナオミ・ハリスの特徴づけをしてく作りはわかるけど話詰めた結果がタイリース・ギブソンの凡な優しさだからなー。

劇映画 孤独のグルメ(2025年製作の映画)

3.5

松重豊がカウリスマキフォロワーなのは知っていたけど、冒頭のようやくビーフシチューにありつけるシーンから口は焦りつつ丁寧に所作を撮るカット割からもうその片鱗が。
さんせりて内部もむちゃくちゃ狭い間取りな
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FPU 〜若き勇者たち〜(2024年製作の映画)

1.4

友情を深めない段取りだけの訓練シーン、話を推進させる省略にも人物造形にも貢献しない上から目線なプロパガンダ、スナップショット感覚の軽い殺人描写、東宝特撮や再現ドラマレベルの外国人役者の層の薄さ、全てが>>続きを読む

ビーキーパー(2024年製作の映画)

3.2

第一シーンの慈善事業ババアとステイサムの切り返しの時点で無駄にカット切り替えすぎだしハチがメタファーにしかなってなかて相変わらずエアー下手くそだなぁ〜って思ってたけど拷問のレパートリーが豊かでたのしん>>続きを読む

それいけ!アンパンマン 鉄火のマキちゃんと金のかまめしどん(2002年製作の映画)

2.8

重力表現に重みがあってそこは良いんだけど、いくらなんでも小池栄子が空気すぎて盛り上がるものも盛り上がらない。

それいけ!アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ(2002年製作の映画)

3.5

どう見ても前作より良い。不用意にキャラは増やさず歯車を上に運ぶ、ロールパンナがそれを手伝うシーンから始めて引っ張る/持ち上げる運動をブラックロールパンナの救出失敗まで持続させている。
救ける方法として
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アニメ文庫 百合星人ナオコサン(2012年製作の映画)

3.6

いや上手いっすね…。悪夢的イメージを身体から表出させているし、最終的に新井里美の声に引導を渡すので動画と演出と声の均衡が取れている。
涼太が吊るされるカットといいこれほど頭頂部から爪先まで演出が張り詰
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それいけ!アンパンマン ゴミラの星(2001年製作の映画)

2.2

だめっしょ。アクシズ落としまんま過ぎて論外。
全員ダストに塗れるのはアンパンマンに新しい顔を投げる犠牲になるためなのにゴミラの添え物でしかないので段取りっぽい。

それいけ!アンパンマン 怪傑ナガネギマンとやきそばパンマン(2001年製作の映画)

3.3

これまでより出﨑門下生感強め。
河を軸にした重力描写を牛ロボの浸水展開まで持続させるのは冴えてる。

それいけ!アンパンマン やきそばパンマンとブラックサボテンマン(2000年製作の映画)

3.4

モニュメントバレーから始まりSLマン周辺を籠城戦にする(『アイアン・ホース』!)シーンや騎兵隊の登場などフォードネタも多いが、ブラックサボテンマンの巨体でSOSを消すなど小粋なアイデアも詰まっている。

それいけ!アンパンマン アンパンマンとたのしい仲間たち(1999年製作の映画)

3.1

『やきそばパンマンとバイキン西部劇』が西部劇をハッタリで翻案した展開をしていて面白い。

それいけ!アンパンマン 人魚姫のなみだ(2000年製作の映画)

2.9

どう見てもしょくぱんまんを軸にした方がエモーションを引き起こせる。

それいけ!アンパンマン 勇気の花がひらくとき(1999年製作の映画)

3.8

キララ姫にしても鉄の星の住人にしても、間違った行動だと自認したなら自ら行動して取り返す、当たり前の倫理観をもってアクションが続くことに感動する。
鉄球になっても動けるので重力表現が弱わまってる(ので渾
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それいけ!アンパンマン 空とぶ絵本とガラスの靴(1996年製作の映画)

2.5

冒頭から絵本世界と本題がすれ違ってて嫌な予感したけど、やっぱり微妙。
フェミニンなだけに今だと再評価されそうね(私はかぼちゃ形態のほうが好みだけど)

それいけ!アンパンマン ゆうれい船をやっつけろ!!(1995年製作の映画)

3.5

アンパンマンvsブラックロールパンナの対峙を「雨で濡れる甲板」から始めるのに肝心の船下での戦闘があっさりしていて首を傾げていたら、直後にアンパンマンワールドごと浸水してる描写が来てvery good…>>続きを読む

それいけ!アンパンマン はしれ!わくわく アンパンマングランプリ(2010年製作の映画)

3.3

ウワサの川越淳レイアウトアンパンマン。1カット内の情報が洗練されとる。クリームパンダちゃんが漕ぎ出す足からそのままパンしてクライマックスに移行するのにしびれるぜ。

それいけ!アンパンマン ばいきんまんの逆襲(1990年製作の映画)

3.2

壺の争奪チェイスシーンがレイアウトも速度感もバッチリだったのに取り返したらパクリ元を自白するような展開になって失笑。
ヤーダ姫との別れの涙を2コマ程度で瞬間的に見せる。キッズアニメの抑制の良さとはこれ
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ひつじのショーン ~クリスマスの冒険~(2021年製作の映画)

3.7

再見したがやはりTVシリーズと比べてもトップクラスのエピソード(ちなみに個人的ベストは48話『バグパイプをたすけろ!』)。ネトフリに加入したらニック・パークの新作と一緒に見ましょう。
ショーンたちを誰
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ウォレスとグルミット 仕返しなんてコワくない!(2024年製作の映画)

3.9

2020年も半ばを迎えてまだこんな高純度の活劇を見られるのがまずうれしい。時系列とリンクした作劇に応える照明コントロール、「失敗」が契機のカット繋ぎとアップショットのメリハリ、これが一流のアクション演>>続きを読む

トムとジェリー 夢のチョコレート工場(2017年製作の映画)

2.5

いつものトムジェリゲスト出演映画なのだけど、サブプロット内でワチャワチャしてるだけなんでロアルド・ダールの言語的なイメージを邪魔してるとしか…。

陽はまた昇る(2002年製作の映画)

1.5

皆の思いを無駄にしたくない…とか言っといて下流工程はすっ飛ばして西田敏行の身の上話と熱血営業延々見せられてなんて思えばいいんだよ…。

映画 おそ松さん(2022年製作の映画)

3.3

絶対こんな長くやる必要なかった(高橋ひかるのツッコミのせいで長くなってるのやべえだろ)けど、6兄弟ぶんの映画内映画を無理やり1画面にまとめたと思ったら設定ねじ曲げてまで全キャラ登場させる切り返しラッシ>>続きを読む

エイリアン:ロムルス(2024年製作の映画)

2.9

人工の光源に当てられてたケイリー・スピーニーが夕陽を目に手を翳す序盤の揺蕩うカメラにはワクワクしたけれど、フェイスハガーから逃げるかユヴァーガ星に到着するかでメインプロットが分離したまま終盤まで行くの>>続きを読む

喜劇 初詣列車(1968年製作の映画)

3.5

クスリ噛んでギャラリーにヘラヘラ話しかけるとこで(映画では)今年初笑い。

The Halliday Brand(原題)(1957年製作の映画)

3.7

ウォルシュ『追跡』と並んで表現主義な西部劇。緩やかなカメラワークながら群衆の人数でなく黒い影で次ショットで足をフレームに残して…とクリストファー・ダークの二連続の静止で結果を悟らせる繋ぎが鮮烈。
ワー
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BAD CITY(2022年製作の映画)

2.8

園村健介の平場の演出はどうだろうと見たけど、どうも韓国映画を真似てスカしてばかりでニンの強い役者が目立つのみ。演技テンションもバラバラで客に音声を聴かせるを考えてないのがバレバレよ。
阪元のディレクシ
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