アメリカの市井の人々をむき出しで描く。
フロリダプロジェクトが大好きな作品で、監督の新作を心待ちにしていた。ようやく観れた。感想としては、フロリダプロジェクトと何も変わらない。アメリカの現実の切り取>>続きを読む
あみこについて無機質に描くことが、良くも悪くも作用した映画。
障害を持った子という、かったるい紹介をしないことで映画全体の不思議な切迫感をつくりあげている。キャラクターの誰にもストーリーに沿った感情>>続きを読む
黒沢清と役者との化学反応、これに尽きる。
すごい、すごい映画だ。楽しい、荒唐無稽、佐野!職人黒沢清の新境地。最高の映画だ。
ブータンの豊かな風景と民主化の波。
何も起きない。物語は進むが、劇的なものは半ばコメディとして消費される。我々の望むドラマとは違う方向で物語が帰結していく。それがブータンで、ブータン出身の監督の作品>>続きを読む
吹き付ける風と粘着質の男を重ねて恐ろしくみせる。
とにかく吹き付ける風!それからリリアン・ギッシュのすごい表情!傑作です。
脚本が上手いのは凄いわかる。けれどいまいち心に来ない。
サスペンスの積み上げも丁寧で模範的。映画的な新しさや、サイコパスの像が刷新される感じはない。
しかし、踏切のシーンやエビ🦐のキモさなど丁寧で恐>>続きを読む
ユディトが時折カメラを見つめる。意図せずとも、カメラがまだ現前している感じがある。
こじつけた大人の視点から逃避する子供たち。
シネスコ比は、それぞれの視野の狭さを表現しているのだとか。息苦しい物語の展開と鮮明な感情表現が映画を牽引し続ける。鮮やかなラストは今まで積み立てた死と生の>>続きを読む
素晴らしい!素晴らしい!
とってもシンプルで力強い表現の数々。「September」のdo you remember という歌詞にハッとした。そして2人の行く末が心に沁みました…
モノローグから始まる、幻惑の物語。
幻想と現実の境目が合わせ鏡のように縫合され、狂気のラストへ。繰り返される上下のカメラ運動と、クロースアップが美しい。モンタージュをさわやかに演出できるのは、流石手>>続きを読む
丁寧に丁寧に、所作の可愛らしさを拾い上げる演出。
端正な画面構成に光が差して、子どもたちが活き活きと存在できている。少しブラックで可愛らしい作品だった。
飛行シーンのライド感!圧巻。
観ていて自然と頬が綻ぶ、素晴らしい家族映画でした。
このレビューはネタバレを含みます
音に圧倒された。怖かった。
マクロな視点から切り開く世界がなんとも映画的。ひりつかせ赤メガネとか、その後の絶叫とか森林火災とか、観客とキャラクターが一体化するような感覚もあった。また、カメラのshot>>続きを読む
黒沢清の魂胆は痛いほどわかるけど、そこまで好きになれない。なんでだろう…
超絶王道だけど、ほろっと癒される。異国の文化に触れることのできる映画っていいよなぁ。
奇想天外で荒唐無稽なティムバートン映画!!!
現代的なアップテンポな編集と音楽が、奇天烈映画に拍車をかけていた。でも、着地点は古風な映画のスタイル。おもしろい!
一作目のような、奇跡ともいえる作品と>>続きを読む
まぁ、こんな感じだよね。
後半のトンデモ展開がホラーの骨組みを壊すという試みは、カメラを止めるなの系譜。それにしては、後半の畳み掛けがちょっぴり足らない。
ただ、おばあちゃんが家からいなくなって急に>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ピクサーすごいよ。
前作、「インサイド・ヘッド」で切り開いた感情世界がより深化され、更なる物語が展開される。ライリーの感情に観客は同化するし、同時に客観的に観れる。やっぱりこのフォーマットがすごいな>>続きを読む
少年の見た世界を、その目線から見せる。ひとつひとつのショットの重み。そして軽妙な編集と、美しい人物描写。素晴らしい👍
画面上の高低差が、初めからラストを示唆している。
チャイナタウンと通づる物語と、古典ハリウッド的な丁寧な画面作りにうっとりする2時間でした。
流麗なカメラワークにうっとり映画。
父の死の真相を解き明かすミステリ要素はあるものの、ミステリは全く果たされない。でもそれがいい。画面を眺めていれば、何かが迫ってくる!怖いのだ😱
微睡のような、一種>>続きを読む
しっとり滑らかな映画。
「人間」の不安定さを描くための、編集上の省略表現。これが緩急をうんでいる。
どこに三脚置いて撮ったの??という渾身のロケ撮影に驚かされ、光のゆらめきにも驚かされる。
とにかく>>続きを読む
いつもの普通の楽しいマーベル映画。
ただ、今作で唐突に提示されるテーマに対する答えが凡庸。デットプールならではの面白さは、半ば悪ふざけとして消費されてしまっている。
あと、ショーンレヴィはアクション>>続きを読む
軽妙な物語に対し、重厚な映像。そのミスマッチが面白い。
このレビューはネタバレを含みます
5分間の鬼気迫る笑顔に、怒りと悲しみと狂気が込められている。ミア・ゴスのすごい顔面演技…
王道スラッシャームービー。あの頃の映画の心地よさがある。それでいて幻惑的な演出が冴え渡り、同時にスペクタクル>>続きを読む
クワイエットプレイスを、似非マイケルベイが撮ったような映画。
実際にマイケル•ベイが制作をしているのおもろい。盛り上がりも見せ場も猫もあるのに、つかみどころがない。上質なアポカリプスでありながら、ド>>続きを読む
黒沢清特有の静かな不穏さは健在だが、オリジナル版を超えるものは何もなかった。
柴咲コウや西島秀俊には、黒沢清の演出が行き届いている。一方のフランスの役者陣には、演出の動機と機微が伝わっていない感じが>>続きを読む