キャスト完璧。吹越満と宇野翔平の渋さが輝く。河童の着ぐるみで吃った裏声を出す剽軽な中島歩と、ラブレターの返事を聞いて付き合えることになり蛙みたいな気持ち悪いジャンプで喜び散らかす中島歩が好きすぎた。>>続きを読む
インスタのDMで「葵つかさ好きなんですか⁉️」と絡んでき(てくれ)た64歳サブカルチャーオヂにすすめられて鑑賞。セーラー服だけで十分なのに機関銃まで撃ってくれてありがとうの気持ち。
VHSのゴミ画質で視聴。夢が詰まったコクトーワールド。彫像とのゲームに敗北した詩人はピストルで自殺する。『オルフェ』の序文「詩人が生まれるためには幾度となく死ななければならないのだ」がここに。
愛すべきSister。
Schizophreniaから始まる世界。
My future is static
It's already had it
ドイツのNetflixで観れるっぽいので今日から少しずつ観る。
◾️Ep.1 「罰が始まる」
2025/04/18
恋人イーダを殺害した罪で四年間テーゲル刑務所に服役していたフランツが刑期を終えて>>続きを読む
津川雅彦は前年作『ろくでなし』同様今回も哀しきクズ男役。観覧車の頂点。もうここには存在しない女。競輪場で暴走するバイク。60年前も今も人生に単調なリズムなどなく、静があるから動が引き立ち、動があるから>>続きを読む
日本で広末涼子が話題になっていることを知り、もしかしたら今後観られなくなるかもしれん…と思い高校生ぶりに観た。一年前に観た『こちら放送室よりトム少佐へ』という短編映画が結構好きでどこか懐かしい匂いを感>>続きを読む
ヌーヴェルヴァーグの風吹いてる。ひん曲がった青春。同年公開の鈴木清順『すべてが狂ってる』思い出す。
個人面談で親役をやるためにドレスアップしたサム・ハン・キンポーの、肥満すぎるあまり片側だけ取れてだらしなく落ちるサスペンダーの後ろ姿のショットが愛おしい。「ぶっ殺してやりまさぁ」とスーパーマンの芸が好>>続きを読む
私の中のスカヨハ=LIT、herのイメージが強すぎてイケイケでバリキャリなスカヨハがしっくり来ず。NASAが全面協力した宇宙映画といえば『アポロ13』や『ゼロ・グラビティ』、『オデッセイ』あたりが挙げ>>続きを読む
泡風呂の乱交シーン(しんどいが妙にポップ)と伊佐山ひろ子が食事するシーンが毎回良い。そしてあのコーヒーショップは神代辰巳の『一条さゆり 濡れた欲情』に出てくるお店と同じ場所だった。タイトルが神ってる。
フェリーニの初カラー長編。『アマルコルド』のような四季を感じる奥ゆかしいカラフルさはまだない。「8 1/2の変奏」とレビューしている方がいてまさにそんな感じ。退廃と幻想と虚構の絶妙なバランス感。大きな>>続きを読む
ジョーン・フォンテイン目当てで観たニコラス・レイのシニカル系フィルム・ノワール。野心的で愛欲への探求に対して忠実で自らを満足させることへの妥協を惜しまない姿は、高校生の頃にメディアテークで借りた『悪女>>続きを読む
オフュルスの美しい映像をさらに際立たせる脚本に、リーザを演じるジョーン・フォンテーンの清廉さ。確かに存在したはずの時間はぼんやりと輪郭を失い、女だけが覚えていて、男はずっと忘れ続ける。「あなたがこの手>>続きを読む
ザ・会話劇(本当によく喋る)。恋愛模様はむしろ装飾みたいな物で、「本は紙か電子か」のディスカッションがメインのテーマだったように思う。
新卒で入社した紙の商社では出版社(紙媒体)と仕事をし、半年前まで>>続きを読む
『冷たい水』繋がり。五月革命後のパリを舞台にかつて革命で夢見た理想や信仰を70年代特有の社会システムとその流れに呑み込まれ見失い、不安と失望を抱えながらも自らが進むべき道を模索していく若者たちの肖像。>>続きを読む
デヴィッド・バーンの足元を照らすショットの美しさ。一番好きな曲がFear of MusicのCitiesであることに変わりはないし、むしろこのライブによって不動の一位の座をものにした感すらある。
人間の三代欲求をバランスよく謳歌せず、先頭に堂々と性欲を走らせる動物的な潔さに感心する。若さを失うと退屈が生まれ、その退屈を興奮に変えるために支払われる金と手垢の付いた愛の言葉。『次の朝は他人』のよう>>続きを読む
ただのピンク映画に終わらない、構成が面白すぎる群像ドラマ。乗り込んだ女警官が痴漢魔サソリの神の手にやられるシーン笑ってしまった。太宰の『女生徒』の朗読が効いてる。
見ず知らずの家庭に侵入し、聖なる(性なる)導きによってあらゆる人間性の肉体と精神を破滅へと追い込む、神聖さの鎧を被った悪魔のような男の話。ブニュエル作品のようなブラックユーモアに富んだ不条理さで結構好>>続きを読む
多摩ニュータウン開発により勃発した、人間vsたぬき軍団の縄張り戦争。マクドナルドのハンバーガーに飛びつく馬鹿さもありながら、人間の死に対してきちんと黙祷ができる良いたぬきだと思った矢先、流れた涙は笑い>>続きを読む
ジョン・レノンの32歳の誕生日パーティー。ジョンとマイルス・デイヴィスのおふざけバスケが見れる。ギンズバーグとのリビングでの演奏も。ライブ映像の後に「December 8 1980」の日付が挟まれ、ジ>>続きを読む
ファクトリーで撮影されたモキュメンタリー。Andy Warholが果物がたくさん入ったバスケットを子供から受け取り、それを周りに配ってみんな笑顔でもぐもぐし続けるという多幸感しかない映像。
「葉隠」が愛読書のフォレスト・ウィテカー侍。『デッド・ドント・ダイ』で日本刀を操るティルダ・スウィントンがゾンビを斬りまくるあれの原型。RZAはチャン・チェの『五毒拳』とか好きらしいし、武道マニアゆえ>>続きを読む
高校生の頃救われたharuka nakamuraの音楽に今日も救われた。
京本が藤野の背中を見て歩んできたように、今度は藤野が京本の背中を見て、二人の過去を振り返り再び歩み出す。
背中を見て 京本
昔観た『あみこ』が大好きなのと、インスピレーションを受けたと言われている『パリ13区』が好きなだけに期待しすぎてしまったのかもしれない。自分にとってのノイズ要素が多すぎて、身体中をエグられるようだった>>続きを読む
ジガ・ヴェルトフ集団時代の商業映画回帰作品。中身は全く持って万事快調ではない。五月革命以降の資本独占、労働や消費といった社会問題にフォーカスするのは『ありきたりの映画』や『ブリティッシュ・サウンズ』と>>続きを読む
ヴァルダのSF?とあまり期待せずに観たものの、後半気付いたらどんどんのめり込んでいた。人が駒のように扱われ、チェスのようなゲームで島民を操るエキセントリックさはリヴェットの『セリーヌとジュリーは舟でゆ>>続きを読む
太陽族映画。数年前の旧新宿コマ劇前の昏睡事件などを思い出し胸糞悪い。ダンスパーティを企画して金儲け、女の子ナンパして遊び散らかす金持ちボンボンのこのいけ好かない感じ、石原慎太郎っぽいな〜と思って観てた>>続きを読む
『結婚のすべて』以来の岡本喜八。タイトルが良すぎる。独立国家ヤマタイという名のジジイの群れ帝国。政治風刺とドタバタ劇とアヴァンギャルドの共存。田中邦衛のカッコ良さに痺れる。
アサイヤスの『冷たい水』でルドワイヤンが放った「一瞬でも遅すぎる」がチラつくタイトルだが、蓋を開けるとそういう系統の重さではない。嵐の夜のくだりはまさに、嵐の日に島の廃墟みたいなところで二人きりになり>>続きを読む
デ・シーカの『女と女と女たち』が面白かったので鑑賞したが期待を裏切らず面白かった。
3話あるので感想は後で書く
詩のような会話、停滞と浮遊。舞台は70年代の西ドイツ。戦後ドイツの孤独と閉塞感を重ねるかのような「まわり道」。分かってはいたつもりだったが、人生そんなに真っ直ぐには進めないという事実をヒシヒシと痛感さ>>続きを読む