あんみつさんの映画レビュー・感想・評価

あんみつ

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満ち足りた家族(2024年製作の映画)

3.9

自分が親の立場あるいは子供の立場だったらと倫理観を問われる作品だった。
結局のところ継母が第三者的な目線で客観的に家族の事が見えていて一番まともな人間だった。自分の子供ってだけで情は乗ってしまうと思う
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RM: Right People, Wrong Place(英題)(2024年製作の映画)

4.0

一旦BTSという鎧を脱いで裸の状態で新しい試みから作り上げたアルバムは聴いた瞬間「オルタナやん、これだいすきなやつだ、、、」ってずっと思ってて今回そのコンセプトや制作秘話などナムさん本人の言葉でたくさ>>続きを読む

ペパーミントソーダ 4K修復版(1977年製作の映画)

3.5

最初の寝台列車のシーンや体育のおばちゃん先生のファッションとかウェス アンダーソン作品で見た事ある景色で、ウェスが影響受けたというのも頷ける。
彼女達への抑圧が結構苦しいというか気持ちを汲んでくれない
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I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

3.6

おのぼせさんで、はみ出し者ローレンスだけど、アラナとの出会いにより映画の中ではなくて現実の世界でしっかりと自分を見つめ直して、自立して地に足つけて生きていく決意を持てて良かった。
ローレンスのように何
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太陽と桃の歌(2022年製作の映画)

3.7

仕事を愛してるからプライドを持っているからこそ桃畑を守ろうとムキになって頑固な父親だけど、仕事一徹であった自分の父親と重ねて見えてしまって嫌いになれなかったしリスペクトすら感じた。
みんな考えてる事や
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憎しみ(1995年製作の映画)

4.0

ずっと観たかった作品。ハッとするようなかっこいいショットの連続だった。
「目には目を 歯には歯を」精神では双方ともに憎しみしか生まれないな、と痛切に感じたし、若者達の憤りをじっくり描き切っていて良い映
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ザ・バイクライダーズ(2023年製作の映画)

3.8

トム ハーディとオースティン バトラー2人の共演を楽しむ為の映画で大満足!
女性が入り込めないような男の世界を女性目線でストーリーが進んでいくのが良かった。
ライダー達の生き様と栄枯盛衰、2人が袂を分
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あらののはて(2020年製作の映画)

3.5

あの時の初恋を終わらせる為の行動だと分かるけど、今の彼女の気持ち考えなよ、って結構いろいろな場面で思った。野々宮はこわい女だよ。引いたし嫌いなタイプ。(ごめん)
マリアちゃんの怒りとか嫉妬とか至極当然
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アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

3.0

ごめんなさいだけど、わたしにはこの作品の良さが分からなかった。
奥山さんの写真もMVも好きなんだけどな。
あと、安部勇磨くん不審者感がすごい。

オアシス:ライヴ・アット・ネブワース 1996.8.10(2021年製作の映画)

4.3

最高。
シラフでなんかいられなくてずっと体を揺らしたり歌っちゃった。爆音って事もあって、その場にいるみたいな気がして心地良かった。
wonderwallでリアムもノエルも「そんなに騒ぐ曲じゃない」と諭
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対外秘(2022年製作の映画)

3.6

仲間になったり騙し合いと報復があったりどいつもこいつも悪い奴だよ。
政治とお金が強く絡みついて汚い世界だった。
今年は「犯罪都市」といいキム ムヨルさんヴィラン役の年!好きです!

ぼくとパパ、約束の週末(2023年製作の映画)

3.6

自閉症スペクトラムについて細かく描かれていて、どういう症状なのかどんな人柄なのかよく理解できた。彼自身や家族の苛立ちや葛藤も。
パニックを起こしてる彼に対して、ただの癇癪だと思って冷ややかな視線を送っ
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ノーウェア デジタルリマスター版(1997年製作の映画)

3.8

90'sとティーンズ達のこの空気感すきだ。
彼らが考えるのは愛の事、死の事、若者特有の気持ちのブレだったりこの年代の子供達の心の中を思いっきり代弁してる作品だった。
愛を探してる主人公、皮肉にも愛はど
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地獄でも大丈夫(2022年製作の映画)

3.7

特別試写会にて。
イジメと復讐と宗教。
いじめられた時に受けた記憶や傷が2人の原動力になっているのは、2人の強さだったり弱き者に寄り添ってくれたり勇気を持てる作品。
ナミが最後に放つ「地獄でも大丈夫」
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.0

最後の展開に涙を流し、どうしようもない感情がずっと尾を引いている。
もういい加減再会させてあげてよ(涙)って何回も思ったんだけど、一緒にならないように決断したロボットが聡明で、逆の立場だったらドッグも
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ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版(1995年製作の映画)

3.7

それぞれのシーンがすごくおしゃれで当時の若者達が投影され、インディーカルチャーが詰め込まれてて映像の情報量が多く、映画というよりMVみたいだった。
決められた法則でストーリーが進んでいくのが良かった。
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HAPPYEND(2024年製作の映画)

4.3

最後のシーンが大好き。みんなと別れて2人の後ろ姿が映るけど、どんなに考え方や価値観が変わったとしても2人はこれからも良い関係を続けていくのだろうなあ。

僕たちは変わらない朝を迎える(2021年製作の映画)

3.8

理想ではなく、現実の中の希望ってなんだろう。
「運命の人だと思うけど近過ぎてはだめ」ってとても難しいし大人な考え方だな。
お互い特別な相手だけど一緒にならない、なれないのは、生きていく中でしこりとして
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DOG DAYS 君といつまでも(2024年製作の映画)

3.6

Fan's voiceオンライン試写会にて。
犬を飼う事によって生まれる喜びや必ず起こりうる悲しい別れだったり飼い主さん達やワンちゃん達の生活や一生を感じれた。
ワンちゃん達の名演技に癒された🐶

j-hope IN THE BOX(2023年製作の映画)

4.0

ロラパルーザでヘッドライナーすごすぎでしょ、、
一切の妥協無し仕事人J-HOPEさん、こういう人がつくるステージは当たり前だけど多幸感に溢れてるんだ。
今回Arsonの歌詞をちゃんと読んだけど、太陽み
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.1

子供の無知な故の無垢さと誇りであった父親の仕事に少しずつ疑念が生まれる様がシンプルに苦しいし、唯一できた友達と迎えるエンディングの後味の悪さがひどく辛くなる。
良かったなと思うところは、祖母や母親がホ
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SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

4.2

心に穴が開いたようなさみしい旅だ。喪失感。
永遠なんて無いよな、と思ってしまうよ。
妻を亡くした男と営業終了が決まったホテル。
現在から5年前へ遡る時間軸の描き方が良かった。
赤い帽子は佐野くんから凪
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JUNG KOOK: I AM STILL(2024年製作の映画)

4.3

カタールW杯あたりからどんどんソロでのステージが増えて、6人のお兄さん達に愛されイジられの黄金マンネのはずなんだけど、すごく大きくなって1人でどこまでも飛躍し続けてる。
自信がない、不安だ、と頻りに発
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正しいバスの見分けかた(2015年製作の映画)

3.3

のほほんとした。
実際あんなに不思議ちゃんがクラスにいたらかなり浮くと思うけど、そこを好きになる男の子もいるんだなあっていう不思議。

破墓/パミョ(2022年製作の映画)

4.0

日本ではなかなか文化の馴染みがない破墓や巫堂など新鮮に感じたし、分からなかった単語はパンフレットで補完できた!テサルお祓いのシーンは想像以上に良かった。(韓国映画の祈祷シーンって良いよなあ)
前半と後
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スモーク(1995年製作の映画)

4.3

タバコのもくもくとした煙と嘘ってどこか似てるのかもしれないね。
ラストのクリスマスの話がこの映画そのものを象徴していて核になっていた。
誰かを幸せにする為の嘘だったらそう悪く感じない。
トム ウェイツ
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踊る大捜査線 THE MOVIE 湾岸署史上最悪の3日間!(1998年製作の映画)

3.6

一度に3つの事件が発生して湾岸署がてんやわんやしてるけど、何故かごちゃごちゃせず詰め込み感が無いのは、コミカルとシリアスの掛け合いが随所に散りばめられてるからなのかな。
キョンキョンの笑った時に見える
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犯罪都市 PUNISHMENT(2024年製作の映画)

3.8

「悪人伝」以来のおふたり🙌
キム ムヨルさんは警察官顔だろう、って思ってたんだけど、無口で冷酷で強いムヨルさんキレッキレで大アリでした!ナイフ持たせたら止められないね!無駄のないアクションでとてもかっ
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ショーイング・アップ(2022年製作の映画)

4.1

個展前でいちばん忙しい時なのに常に小さな問題が発生して付きまとう。
ケガをした鳩の看病、いつまで経っても直らないシャワー、バラバラで自由奔放な家族達、隣人の美術家との関係、全部煩わしそうに対処してるけ
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

3.8

美しくて残酷な作品だった。
ドビュッシーを劇中歌に使用する作品はあまたあるけど、これはなんだか狙い過ぎてる部分はあると思う。この曲とフィギュアスケート合わせたらそりゃ綺麗だよねって。雰囲気とか岩井俊二
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

3.9

世間一般的には"ダメな母親"だけどムーニーからしたら唯一信頼できて安心できる大人なんだよね。
決して明るいお話では無いなか、無邪気な子供達の視点とひたすらカラフルでポップな色調は尚のことメンタルやられ
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青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

3.7

植物の緑、雨に濡れた髪、パパイヤ。
純粋無垢の少女のムイが見る世界と大人になってから感じ取り自分の物にしていく感情。
タイトルしかりパパイヤの使い方や植物の茎から滴り落ちる白い液体の隠喩表現に痺れた。

オオカミ狩り(2022年製作の映画)

3.5

出血多量、血祭りすぎる。
中心人物だと思われていた人間が割とすぐに退場し、殺人兵器改造人間にガクブルした((((;゚Д゚)))))))
続編がありそうなストーリーに舵を切っていて続きが気になる。

still dark(2019年製作の映画)

4.0

めちゃ良い話😭
盲目のユウキに対してケンタの接し方が"ハンディキャップを持ってる奴"ではなく、あくまでも盲目を個性の一部として捉えていて、そういう人間が近くにいる事は大事だなと。
今はまだ暗いかもしれ
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ボストン1947(2023年製作の映画)

3.9

ハ ジョンウ出演作にハズレなし!

日本が植民地支配していた事によって、日本代表として韓国人がオリンピックに出場していた過去があった事に驚愕。
のちに指導者になって、韓国代表として国際大会に出場できる
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

4.1

キレッキレの映像。かっこよかった。
ファッションや音楽だったりカルチャームービーとしての立ち位置も高い◎
登場人物多いから最初は混乱するけど、だんだんと点と点が線に繋がっていく感じ面白かった!