このような作品は主人公とヒロインが美男美女でなければ成立しない。そういう意味では、ちゃんと物語を楽しめた時点で成功だ笑。特にヒロインの美しさは凄まじく、あれだけの魅力的な美女なら、主人公が一生を懸けて>>続きを読む
こう言っては失礼かもしれないが、意外と面白かった笑。何気なく観た作品だったが、主演のジェシカ・チャステインの演技が凄くよく、ストーリーにリアリティーが出ていた。また、コリン・ファレルにジョン・マルコヴ>>続きを読む
黒沢清らしいダークな空気感で物語が進んでいく。途中まではよくある社会的なテーマの作品かのように思えるが、だんだんホラーな雰囲気が増してくると先を予測するのが難しくなる。また俳優陣、特に荒川良々の存在感>>続きを読む
素晴らしい。ヴィム・ヴェンダースの良いところが沢山見られた、本当に素晴らしい作品だった。まずお家芸ともいえる、見事なカメラワークが本当に見事。光、構図、色彩、がとにかくカッコよく、まるで質の高い写真の>>続きを読む
こういう愛もあるのかと思わせてくれる作品だ。性的不能。それは歳を重ねた男性にとっては特に恐怖の言葉でもある。私は40代だが、私と同世代、或いはそれよりも上の世代なら、誰もが一度は経験したことがあるので>>続きを読む
凄く幻想的で、不思議な物語だった。天才的な嗅覚を持つ主人公。その彼が自分にとっての究極の匂いを求めて、彷徨い続ける。自分の理想となる香水を作るためなら、手段を選ばない彼からは狂気すら感じるが、そこまで>>続きを読む
ヒューマニズムにあふれた、素晴らしい作品だった。主人公の栄枯盛衰に、人間らしさが満載だ。メリル・ストリープの演技がとにかく格別で、主人公を包み込むような包容力が、作品全体に広がっている。ウィノナ・ライ>>続きを読む
ドゥーム・ジェネレーションに続いてのグレッグ・アラキ作品。物語として分かり易かった前作に比べて、こちらはよりカオスさを増している。ジェームズ・デュヴァルがこちらでも主演しているが、観客である我々と同様>>続きを読む
渋谷パルコでデジタルリマスターで再上映中なので観に行ってみた。ストーリー的にはとにかくクレイジー。始まりから、終わりまで、とにかくファンキーとしか言いようがない笑。ただ、映像、音楽、ファッションがかな>>続きを読む
トルーマン・カポーティ原作で、色々な意味で問題になったこの作品。想像通りで、やはりこの犯人二人がただ狂っていた、という単純な話ではないことがよくわかる。二人がそうした行動に至る過程を丁寧に描写している>>続きを読む
アメリカのコメディ作品に出てくる言葉遣いは、とにかく下品だ笑。FU◯KとS◯Xのオンパレードで少々食傷気味になるが、これがスタンダードなのだから仕方ない。まあそう偉そうに語っておいて、しっかり爆笑して>>続きを読む
大学時代に初めて観て衝撃を受け、それからずっと大好きだったこの作品を、久しぶり観た。思い出は時に過剰な評価になりがちだが、この作品はそんな事はなく、素晴らしいままだった。まず何よりヴィンセント・ギャロ>>続きを読む
肩肘を張らず、常に自然体。仲間や女性に優しく、とにかくジェントルマン。まさにモテ男の見本。このような人物を演じられる役者はイヴ・モンタンをおいて他にはいまい。女性に対するちょっとした気遣い、華麗な立ち>>続きを読む
サイレント映画界のスターの栄枯盛衰。それをより強調するために、まさか全編無音で映画を作ってしまうとは。ただもちろん効果音としての音楽は流れていて、その音楽の表現の巧みさで、登場人物の心情を的確に表現し>>続きを読む
凄い作品だった。日本に落とされた2発の原子爆弾。その2発が作られるまでの、或いは作られてからの米国内でのカオス。様々な人間の様々な思惑。オッペンハイマー自身の情熱や葛藤。決して正解のない問いに挑む主人>>続きを読む
まさにバッド・ランズな物語だった笑。安藤サクラの一流の演技を中心とした、カオスな世界。原田眞人が監督ということで、一筋縄ではいかないだろうとは思っていたが、やはりその通りだった。脚本が監督のオリジナル>>続きを読む
エルヴィス・プレスリーが有名なのはもちろん知っているが、佇まいも含め、歌っている姿を初めてちゃんと観た。やはりスターとはこういうものなのかという程、とにかく存在感がハンパない。何をしてもカッコイイとは>>続きを読む
まさに題名の通り笑。ヒトラー期の長く壮大なドロドロ物語というのはよくわかるのだが、細かい描写に関しては少し難しい。ただ性的にもかなり攻めているし、人間関係のおぞましさ、醜さを丁寧に描写する様には、さす>>続きを読む
自分はいったい何を見せられていたのだろうか笑。ある家族とマフィアが引き起こす狂想曲の物語なのだが、とにかく全体的に騒がしく、常に落ち着かない。この作品は好き嫌いが分かれる気がする。賑やかなコメディが好>>続きを読む
常に人間関係のドロドロに塗れていて、観ていてかなり消耗させられる(笑)。しかし宗教に王位の権力争いなどが絡むと、こうなってしまう事もある意味仕方ないのかもしれない。そして、相変わらずどんな立場の男も、>>続きを読む
ベトナム戦争というものが、アメリカに大きな影を落としていることが、この作品を観るとよくわかる。しかしアメリカ人の監督が、この戦争をここまで真正面から批判する姿は、ただただ凄いとしか言いようがない。日本>>続きを読む
本能寺の変をこの角度で、こう解釈するとは笑。本や映画や演劇など、ありとあらゆる表現を通してある意味見飽きている信長、秀吉、光秀、家康をこうも人間味を持って描いてしまうとは。やはり北野武は天才なのかもし>>続きを読む
齋藤飛鳥ちゃんのあまりの可愛さに、ただただ目が離せなかった。もちろん物語も面白かったのだが、とにかく飛鳥ちゃんの魅力に溢れている。格闘している場面や、走る場面など、ひたすらこの美女の一挙手一投足を目で>>続きを読む
いやー面白い。デンゼル・ワシントン、ここにありという感じで、とにかく演技が素晴らしかった。高貴で気品があり、そして極度に神経質(笑)なロベルトを見事に演じ切ってみせた。毎回思うのだが、デンゼル・ワシン>>続きを読む
あのリベンジはヤバい。まさか植物を使うとは笑。まあそれは観た人に楽しんでもらうとして、相変わらずのマッドマックスらしさ全開の作品だった。悪党のあまりのしつこさにかなり萎えるが、同時にフュリオサの諦めの>>続きを読む
さすがは東野圭吾原作だけある。一筋縄ではいかないストーリー展開に、あのクライマックス。これは誰にも予想がつかない。最初は単なる演劇の延長にしか見えなかったところからの、後半部は見事だった。またこの作品>>続きを読む
リュック・ベッソンには珍しい、SF超大作。ベッソンらしいシンプルで分かり易いストーリー構成は相変わらずで、ブルース・ウィルス、ミラ・ジョヴォビッチの暴れっぷりが心地よい。また、まるでプリンスと見間違う>>続きを読む
まさかあのアベンジャーズの、どちらかと言えば地味めの笑、ジョン・ファブローがここまで素晴らしい才能の持ち主とは。監督、脚本、主演と見事三役をこなし、素敵な作品に仕上げてみせた。出演した他の豪華俳優陣を>>続きを読む
確かに面白い。でも、正直よくわからなかった。前半の伏線をどう回収するのか見ていたのだが、後半は自分の想像の上をいかれてお手上げだった。デヴィッド・リンチは、現実の中に妄想や幻想を織り交ぜることを得意と>>続きを読む
ロボット同士のラブストーリー。ここまで言葉のない、ジェスチャーだけの物語も珍しいが、ちょっとした動きで感情を伝える、ピクサー&ディズニーの技術力はさすがだと思った。「ウォ〜リ〜」「イ〜ヴァ」というお互>>続きを読む
ちょっと自分には難しかった笑。中国やロシア、共産主義にあまり詳しくない自分には、次々と飛び交う言葉のやりとりについていくのがやっとだ。列車の中で大学の先生にテロを打ち明けるシーンはなかなか強烈だったが>>続きを読む
やはり長く語り継がれる名作は、それだけ中身が濃い。凄く長いが笑、決して諦めることなく自分の意志を信じて突き進んだロレンスの姿に、グッときてしまう自分がいる。最後にロレンス自身、自分のしてきた事は、果た>>続きを読む
カオスな男が創り上げる、カオスな世界笑。登場人物の所作の所々に永野らしさが見え、永野好きとしては満足できる。永野の発言、芸風にも言える事だが、社会を斜めに見る視点は健在で、強烈な皮肉が随所に表れている>>続きを読む
やはりアラン・ドロンの瞳の奥の冷たさは、殺し屋の役によく合う。相変わらずのカッコ良さでスーツとコートを着こなし、冷静沈着に物事をこなしていく。だがそんな彼も、美女には時折凄く優しい眼差しを向ける。こん>>続きを読む
漫画を読破してからこの映画を観た。とにかくこの素晴らしい漫画からどのような"音"がアニメとして再現されるのか、楽しみでしょうがなかった。結果としては予想通り、素敵なジャズの音になっていて、まるで一流の>>続きを読む
アリ・アスターに才能があることはわかる。だが、ミッドサマーにも感じた事だが、この作品もあまりにクレイジー過ぎて、結果、よくわからない。様々な断片は刺激的だし、面白いのだが、それを全体として見た時になか>>続きを読む