ぼぶさんの映画レビュー・感想・評価

ぼぶ

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SEVENTEEN TOUR ‘FOLLOW' AGAIN TO CINEMAS(2024年製作の映画)

4.0

聴きたかった曲はみんな聴けたし、知らない曲もすごくキャッチーでライブ映えするものばかりで楽しかった。
噂に聞いていた無限アジュナイスもできたし 笑
3チームに分かれているといえど、皆マルチに実力があっ
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リトル・ミス・サンシャイン(2006年製作の映画)

4.0

家族という近さが関係をこじらせたりする場合もあるけど、家族だから付き合えるめんどくささみたいなものもあるんだな。
あの車がまさにその象徴に見えた。あちこち壊れてもなんとか修復しながら、乗っている全員で
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手紙と線路と小さな奇跡(2021年製作の映画)

4.0

似た者父子だなぁ。二人とも、長い間一人で全部背負ってきたんだね。ジュンギョンへの「荷を下ろしていい」という言葉は、口にしながらお父さん自身にも言ってあげられていたらいいなと思った。
駅を作る話なのかと
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死を告げる女(2022年製作の映画)

4.0

歪な親娘関係とかお互いを同一視する共依存的な関係をこんなふうに描いているのは初めて見た。ある意味、解放の物語なのかなぁ。
受けた電話は引き金にすぎなくて、あまりにストレスフルな職場や生きてきた道のりで
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.0

どうしてこの世界には女を檻に囲いたがる男ばっかりなのだろう。「女は感情的で話にならない」と言う人は、この映画の中のダンカンを見てどう思うのだろう。
ゴッドが拾った人間は二人とも女性だったけれど、それは
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ディナー・イン・アメリカ(2020年製作の映画)

4.5

なぜかわからないけどずっと目が離せなかった。すごく変わった作品のような感じもするし、人間のピュアな気持ちを描いたようなもののような気もするし。
たまたま出会えて良かった映画。

PSY SUMMER SWAG 2022(2023年製作の映画)

5.0

まず水量がどうかしている 笑
最っ高のライブだった!正直知ってる曲は数曲だったんだけど、そんなこと関係なくずっと楽しかった。
客席の雰囲気も最高だね。最後のインタビューみたいなところで4時間くらいやる
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glee/グリー ザ・コンサート 3Dムービー(2011年製作の映画)

4.0

何か音楽を浴びたくて本編より先にこっちを観ちゃった。
観客席の景色、老若男女いろんな人がいて思い思いに楽しんでいる様子が、まさに“この世界そのもの”という感じがした。

ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.0

友達同士にも、公にパートナーとして認められる何かがあればいいのに。そんな保証がなくてもそばにいられるのが友達なのか。
本当に、因縁の相手というか“ソウルメイト”としか言いようのない二人だった。お互い相
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あんのこと(2023年製作の映画)

4.0

どこで何をどうしたら良かったのか、ずっと考えているけれど何一つ見つからない。
「多々羅がいなかったらどうなっていたかわからない。それでも、」の「それでも」の部分を担う役を吾郎さんが演じていたのがまたな
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岬のマヨイガ(2021年製作の映画)

4.0

ファンタジー要素で何とかなってる部分が多いのはわかってるけど、こうやって他人同士が寄り添って生きていく選択がもっと簡単にできたらいいのに、と思った。
昔話パートで雰囲気が変わったり、画の演出も楽しかっ
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.0

ここ数年「もうこの国のことを諦めたい」という気持ちと「それでも未来ある人たちのために」という気持ちがずっとせめぎ合っているんだけど、この映画の中にいた約2時間もそんな気持ちを行ったり来たりしていた。い>>続きを読む

Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.0

何はともあれワンダーウォールのシーンが音楽も映像の演出も良すぎて、oasis全然通ってこなかった私も泣いちゃいそうだった 笑
あぁ、こういうふうに心が開いたり閉じたりするよね、っていうのが本当に…。
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.0

ここまでじゃなくても、波乱のない人生なんてひとつとしてないのではないかと思うと、自分の身に起こるあらゆることが少しだけ怖くなくなるような気がした。
どんなタイミングでもいいけど、一度は自分の人生を語る
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キューティ・ブロンド(2001年製作の映画)

4.5

もっと自由に、自分のしたいように学生生活を送ればよかったなぁとしみじみ思ってしまった。でもリアルに学生の頃観たら、エルのこと「こんな浮わついた理由で入学して」って嫌な目で見てただろうな、他の法学部生み>>続きを読む

尚衣院 サンイウォン(2014年製作の映画)

4.5

男の嫉妬が容赦なく丁寧に、哀しく描かれていた。でも、こういうテーマや切り口で観る時代劇は初めてですごく面白かった。
ゴンジンの作る服はおしゃれで斬新ではあるんだけど、着て快適であることもきちんと重視さ
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Pearl パール(2022年製作の映画)

4.0

怖かったし何で観始めちゃったんだろうって少し後悔したんだけど 笑、なぜか嫌いになれない映画だった。
パールって何歳くらいの設定なんだろう。子供にも大人の女性にも見えて、なんかその何歳の年相応にも見えな
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

4.5

ひどい。本当に、世界中のあらゆる場所で同じようなひどいことが起こってるんだね。
やり取りの中で「僕の写真も送ってあげるね」とか「触ってあげるね」という言葉が出てきたのが心底気持ち悪くて(というか実際に
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

5.0

可愛すぎる…!オンネリとアンネリが目を合わせて笑ってるだけで幸せな気持ちが込み上げてきた。
友達と二人で好きなものに囲まれた家に住むって、もうそれ自体が夢の詰まった最高のファンタジーだと思う。
最初は
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.5

明確に描かれていないことが多いから、今もまだいろいろ思いを巡らせている最中という感じ。
20歳で親になり、その後もずっと親でい続けるってとんでもないことだよ。自分の輪郭でさえあやふやなのに大人でいなけ
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.5

歴史上の出来事みたいに感じていたけど実際はたった40年ほど前のことで、出ている俳優さんや若いアイドルの親世代はリアルに知っていることなんだよね。
自由や権利は勝ち取るものだと思い出させてくれるのと同時
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コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.0

災害というより、戦争映画じゃない…?と感じた。あのマンションをひとつの国とか民族と捉えたら、歴史の中で今日までずっと続いている出来事がそのまま描かれているじゃないか、と。「普通の人」が理性を失って、暴>>続きを読む

わたしたち(2016年製作の映画)

5.0

こういう空気って日本特有のものじゃなかったのか。子供の頃の記憶を世界の人と共有したような不思議な感覚。絶対に、誰もが誰かの立場であの景色を見たことがあると思う。
大人になってみると、起こっていること全
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劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

4.0

3期でわからなかった部分の謎が解けた感じ。もう一回アニメシリーズも観ないと。
人間って、とことん自分で決めるのが怖い生き物なんだなぁと思った。

オアシス(2002年製作の映画)

4.0

これが本当に愛の物語なの?と前半は信じられず、だけど二人からどんどん目が離せなくなっていた。まさに閉じ込められたお姫様を連れ出す物語だったな。
私にはジョンドゥは最後まで粗暴で怖い人だったけれど、コン
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

5.0

登場人物ひとりにつき1時間くらい語りたいことがあるし、全員の視点から観たい映画。絶対にまた観る。
後半のたたみ方が本当に素晴らしかった。最後の最後まで本当に。
出てくるいろんな人と触れ合って、子供の頃
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トリスタンとイゾルデ(2006年製作の映画)

4.0

古典の名作ど真ん中の様式美というか、昔からある悲恋ものの物語の形式的美しさを感じた。
国や政略のために人の心を踏みにじるな、人の心を軽く見るなよ、と思った。

SING/シング:ネクストステージ(2021年製作の映画)

4.5

締めくくりのライブパフォーマンスの説得力がすごい!
ロジータやクレイのエピソードから若さや大切な人を失った後にも人生は続き、そしてまた輝ける日が来るんだというメッセージを感じて、そこからのライブはもう
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ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.0

どうにかなっちゃいそうなくらい一生懸命になれるって尊いことだな。敵も味方も関係なく、誰もが誰かの本気に応えていくハイキューの世界が大好き。
途中からリアルタイムで試合を見ているような気分になって、思わ
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.5

どこを見渡してもやばい奴だらけ。画が本当に美しくてロマンティックなのも、何ともいえない気持ち悪さを増幅させていた感じがする。
オリバーはフィリックスになりたかったのかな、とも思いながら観ていたんだけど
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ミラベルと魔法だらけの家(2021年製作の映画)

4.0

この家滅びればよくない…?という気持ちが拭えなかった上に、結局最後は元通りか、ともやもやしたまま終わってしまった。ミラベルもブルーノも優しすぎる。
でも、魔法を持っていることも持っていないこともどちら
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恋愛の抜けたロマンス(2021年製作の映画)

4.0

こういう絶妙に品のない会話を求めてる時ってあるし、しょうもなさそうなやりとりの中に本音があったりするのもリアルで、とにかくセリフが良かった。
うまくいっているなら関係に名前をつける必要はあるの?とか一
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思い出のマーニー(2014年製作の映画)

3.5

思春期の難しさにむずがゆくなるのと同時に、杏奈を見守る大人の気持ちもわかる歳になってきたので、ちゃんと愛していることを伝える難しさ・受け取る難しさ両方を感じて切なくなった。