ゆんぶりっくさんの映画レビュー・感想・評価

ゆんぶりっく

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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

3.4

白石和彌監督、山田孝之主演の戊辰戦争の渦中に揺れる新発田藩を中心にした時代劇。
無罪放免をエサに、とある砦の防衛を命じられた犯罪者達が頑張るスーサイドスクワッド的な映画。
なんたって爺っつぁんがカッコ
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トラップ(2024年製作の映画)

3.5

アーティストのライブに娘の付き添いで訪れた良きお父さんクーパーは、通常のライブとは違う物々しい警備に違和感を感じ…というサスペンス。
予告どころか簡易なあらすじにすらクーパーが殺人鬼であることがネタバ
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幽霊の日記(2025年製作の映画)

3.5

多元宇宙論をベースにしたSF短編作品。
ある日を境に地球上から人が消えた世界で生きる主人公が、引き続き人が存在する世界に干渉してしまう(?)的な映画。
SF的な部分はシンプルな説明に留めつつ、世界観に
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蜘蛛巣城(1957年製作の映画)

3.4

日本版「マクベス」となる本作は黒澤明監督、三船敏郎主演の時代劇。
物怪からの予言に翻弄される武士、鷲津武時の悲劇。
三船敏郎の数メートル先に本物の矢を射ったとされる怖すぎラストシーンはもちろん必見だが
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(1965年製作の映画)

3.7

岡本喜八監督、三船敏郎主演の桜田門外ノ変の裏側で語られなかった豪傑「新納鶴千代」を描いた話。
ラストの雪が降り頻る中の大殺陣シーンの見応えたるや!
三船敏郎って泥塗れの姿が似合いますねぇ…

アビゲイル(2024年製作の映画)

3.3

誘拐した少女が実は…なナーメテーター映画。
「ウマいヤマがある」と集められた訳アリ犯罪者集団が豪邸から少女を誘拐&24時間監視を命じられたが実は少女の正体は…(と隠しがちに書いても予告編ではモロだし)
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デイ・シフト(2022年製作の映画)

3.3

プール清掃業を隠れ蓑にヴァンパイアハンターを続けている主人公が、街を牛耳る大物ヴァンパイアの娘を狩ってしまった事で家族にも危機が及ぶ話。
映画が始まってすぐのヴァンパイア狩りシーンのアクションが見応え
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憑依(2022年製作の映画)

3.4

悪魔憑き系ホラー映画のつもりで観ちゃうと幼稚過ぎる。少年漫画風のオカルトダークファンタジーのつもりで観るなら楽しめる。そんな一本。
個人的にはファンタジーノリ過ぎてあんまり好きな作風では無かったものの
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デッドリー・スポーン(1983年製作の映画)

3.2

隕石に乗ってやってきた歯ギッシリのミミズモンスターが人間を襲いまくる話。
カルト的な人気を博した伝説的な一本!
正直グロシーンは時代を感じ過ぎたのは否めませんが、クリーチャーの造形は中々良かった!
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エボラ・シンドローム/悪魔の殺人ウィルス(1996年製作の映画)

3.8

徹頭徹尾クズ!本当にどうしようもないクズの主人公が、逃亡先でも殺人を繰り返した結果エボラに感染。しかも耐性を持っていたもんだから無自覚に周りに感染させまくると言う歩く災害に進化したもんだから手が付けら>>続きを読む

ブレインデッド(1992年製作の映画)

4.0

言わずもがなハイテンション・スプラッターホラーのカルト的大大大名作!
兎にも角にもバライティに富んだ殺し方が素晴らしく、「これぞクライマックス」という怒涛の大殺戮シーンが凄い!
ここまでイマジネーショ
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.2

ハワイ行きの飛行機内でバイオテロが発生!
乗客のみならずパイロットなども感染し機内は大混乱!
緊急着陸を要請するも、各国は感染リスクを警戒し拒否。さぁ旅客機の運命は!?というパニックムービー!
ソン・
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キャドー湖の失踪(2024年製作の映画)

3.4

M.ナイト・シャマラン制作のタイムリープ映画。
家族とギクシャクが続く中、妹が失踪し捜索に奔走する少女エリーと、母親の事故死に囚われ続ける男パリスの2視点で話が進んでいき、終盤に交わっていく構成は見事
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この動画は再生できません THE MOVIE(2024年製作の映画)

3.3

かが屋主演のホラーコメディドラマの劇場版。
テレビの編集マンだからこそ気が付ける独自の視点で心霊映像の真相を推察していくシリーズで、本作もスタッフロールのフォントから編集の背景を推理したりとコンセプト
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2022年製作の映画)

3.5

同名の長編映画がありますが、こちらは日本ホラー映画大賞で、大賞受賞となった短編。
こちらも多くは語らないし見せないのにメチャメチャ怖い雰囲気ホラー(褒め言葉)
改めて、この怖さを104分まで引っ張って
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その音がきこえたら(2021年製作の映画)

3.5

「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」の近藤亮太監督の第一回日本ホラー映画大賞の応募作品。他の受賞作とまとめてアマプラ等で観れます。
直接的な描写を抑える“近藤監督節”がある良作短編です。
久方ぶり
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ミッシング・チャイルド・ビデオテープ(2025年製作の映画)

3.9

104分ずっと…こ、こえぇ!!近年珍しいド直球Jホラーの系譜!
高橋洋の弟子筋の近藤亮太監督作である本作の見所はジャンプスケアゼロの真正Jホラー表現、そして手数の多さです!!
視覚的な怖さや音声のみの
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.7

韓国産のハイテンション・オカルトホラーと言えるような本作!どこか映画「来る」のようなお祭り系お祓いなんかが見れたり、アニメ的リアリティラインの“ボスキャラ”が出てきたり、展開自体もずんずん先に進んで飽>>続きを読む

呪葬(2022年製作の映画)

2.6

祖父の葬式に参加する為に、喧嘩別れをした家族の元に帰る主人公とその娘が怪奇現象にあう話。こちらをビビらせようとするシーンのいくつかが怖いのラインを超えて笑っちゃう描写になっちゃっててホラーとしては結構>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.7

田舎に“丁寧な暮らし”“スローライフ”を求める奴へのアンチテーゼとも取れる一本。
日々のルーティンの中で小さな変化を感知できるアンテナと感性さえあれば都会の喧騒の中でだって幸せに暮らせる(逆にそれが鈍
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劇映画 孤独のグルメ(2025年製作の映画)

4.0

レビュー忘れてた!
ゴローちゃんがメシを食うだけの作品がついに映画になるとは。
映画化にあたって「いつもの年末スペシャルを映画でやるだけでしょ?」と思っていたら甘く見てました。
ちゃんと映画らしくアッ
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Chime(2024年製作の映画)

3.7

黒沢清監督の45分中編ホラー。
勝手ながら「恐怖表現入門書」「黒沢ホラーのポイントだけを煮詰めて出来た作品」と思いました。
日常からシームレスに恐怖へと繋がる黒沢節、そのエッセンスだけを凝縮した様なホ
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蛇の道(2024年製作の映画)

3.1

黒沢清監督によるセルフリメイク。
フランス、ベルギー、ルクセンブルクとの共同制作とは、どういう経緯でリメイクする事になったのか気になる所。
前作よりも分かりやすさは上がっているが不気味さは減っている印
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蛇の道(1998年製作の映画)

3.6

娘が拷問の末に殺された恨みを晴らすべく、香川照之演じる宮下が、協力者である哀川翔演じる新島と共に犯人を炙り出そうとする話。
cure同様、不気味かつ淡々と進む本作。
個人的には黒沢清の好きポイントから
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.3

変な映画だなーー!!(褒め言葉)
金の為なら他人の気持ちなど意にも介さない、心の機微にも疎く、仕入れた商品が高額転売出来たら脳汁が出る転売ジャンキー吉井が、それ相応の末路になるかと思いきや…地獄に突き
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BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)

3.2

いやはや、ホラー小説を読み漁っていたら全く映画を観てない状態に。両立って難しい。
安藤サクラってすごく好きな俳優だなと思いつつ主演作は観たこと無かったですが、やっぱり良いですね!
原田眞人監督作は直近
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遊星よりの物体X(1951年製作の映画)

3.1

オールタイムベストホラー「遊星からの物体X」のリメイク元がアマプラに来ていた!
全く知識を入れずに観たので、こんなに設定違ったのね!?というのが第一印象。
植物から進化した異星人と言う設定はむしろボデ
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ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.5

岡田くんは相変わらずかっこよくて好きだが、相変わらず他の映画のキャラと被る演技だなと。
拷問部屋の銃撃戦など魅力的なシーンがある一方で、話のゴールが中々見えて来ず興味の持続が難しい側面も。
組長のキャ
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死霊のえじき(1985年製作の映画)

3.8

U-NEXTにリマスター版ある〜と思ったら、そもそも観た事無かったわ…と言う事で視聴。
ロメロのゾンビ映画ってそこまで網羅している訳では無いですが、その中でも1番好きかもしれない…!
ビビるぐらいのゴ
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亡霊学級(1996年製作の映画)

2.5

鶴田法男監督作、つのだじろう原作のホラーが遂にサブスク解禁!今までは簡単に見れなかったレア作ですよ!
作中で出てくる漫画「亡霊学級」のシナリオ通りに恐ろしいことが起こっていくJホラー黎明期の一本。
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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.7

別れた旦那の支援はあれど子育てをし、持病と付き合いながら仕事をするも、新人にポストを奪われ憤りを感じている主人公。
息子を連れて観劇したシェイクスピアで登場したリチャード3世にシンパシーを感じた彼女は
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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

2.8

同じ2分間をループする旅館を舞台に、様々な人間模様が描かれるドタバタ劇。
2分というあまりなも短すぎるループ時間は結構新鮮でした。
やりたい事、話したい事をやるにはあまりにも短すぎる時間の中で登場人物
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トレマーズ4(2004年製作の映画)

3.1

今度は西部劇。
高山に出現したグラボイズを退治することになったバート・ガンマーのご先祖様が主人公(俳優は同じ)
本作を見た後に1作目を見返したんですが、やっぱ1作目ってスピード感が良かったんだなと。
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トレマーズ3(2001年製作の映画)

3.3

最近はホラー小説を読み漁っており映画が全然見れていない…でもトレマーズなら脳みその容量を一ミリも消費せずに観れそうだな…と視聴。
うん。やっぱりなんも消費せずに観終わった。だがそれがいい。
このなんも
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ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

3.5

あれ?評判よりはそんなに嫌いじゃない…ていうか結構印象に残った作品かも…
と言う感想だったシャマラン(娘)の監督作。
海外でもボコスカだったらしいので監督としての進退は如何に…?
という外野の心配は置
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.8

コエェェーー!!
この映画こえぇーー!!!
内戦状態ゆえアメリカ人同士がお互いが同じ軍服を着てたり私服を着たゲリラだったりするので敵味方が分からない上、軍服を着ているので軍属かと思いきや混乱状態にかこ
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