cosmos321さんの映画レビュー・感想・評価

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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます


見た目普通なのに、抱える辛いことって本当本人は諦念のまま日々繰り返し誤魔化しながら、なんとか生きていくしか無いと思ってしまうと思う(ダメなこととして言ってます。もっとちゃんとした社会資本に繋がる事が
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ゴンドラ(2023年製作の映画)

4.5

ゴンドラ

ツバルのファイト•ヘルマー監督。
無声映画4本目。無声映画というかセリフ無し映画。字幕がなくて美しいジョージアの風景集中してみられる。

ファーストショットのゴンドラの駅が可愛すぎてそれだ
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マッド・ハイジ(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

スイスプロレタリアンフィルムの冒頭からマッドハイジと言う映画とは説明シーンでもう上がる。B級感アリアリなんだけど(パラレルワールドのトロマ社みたい)画質の独特なパキッとした感じは好き嫌いあるかも。>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

前知識なくほぼ初めてで見始めて、何がどうなっていくのか、わからずとにかく不穏な雰囲気にビクビクしながら鑑賞。

一回観ただけじゃ全部咀嚼しきれなかったと思う。

ただ多分、お母さんが初めて体罰教師と出
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セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます


言いなりすぎでイライラする。

彼女に標準当たった時って、危ない!とか言って彼女ごと抱き止めて地面に転がるとか。なんかそんな描写になるかと思うんだけど、あの変な間だと、彼女撃たれるの待ってるみたいで
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クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

SSU(何とか無理矢理続けては欲しい)最新作

ラッセルクロウは本当ベストキャスト感あり、彼がスクリーンに出ると場が閉まって緊張感や深みがにじむ。

前半、刑務所脱走以降、子供時代やロシアの思い出の地
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若おかみは小学生!(2018年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

若女将は

ぱっと見は、子供向けのアニメ映画なんだけど、むしろ大人が心揺さぶられる映画になってると思う。これ子供観ても普通に面白かったで終わるけれど、汚れたオッサンが観ると、過去への憧憬(良き時代だっ
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私ときどきレッサーパンダ(2022年製作の映画)

4.1

セリフじゃなくちょっとした表情やぬいぐるみを取る間で全てを語る心理描写やラストのカタルシス親と子の関係性と別の時空への成長を楽しく可愛く怖く織り交ぜる。

期待しないで鑑賞したら、存外に良かった。

TAR/ター(2022年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます


ケイトブランシェット力!

黒人の若者とのバッハと芸術論シーンでターの実際の(前の経歴から人々に話すのではなく)人間味も含めた言葉を聞くことができて、すごく面白い人ではあるが…。

やってきたこと事
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オマージュ(2021年製作の映画)

4.1

ラストの潰れる映画館のシーン、スクリーンの外ととうちに、現実の虚像が揺らぐシーン、のエンドロール。イ・ジョンウンの演技。

繋ぎ合わせられたシーンの喫煙シーンが稚拙な古い映画感は、あの映像は主人公が思
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

グラディエーター2

冒頭、海からの攻城戦やコロッセオ内部での船を使った海戦、サルオオカミ(?)戦なんかは、このリッチな絵面と分かりやすい構図や編集等素晴らしく本当映画館で観られて良かったと思う。(猿
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日の丸~寺山修司40年目の挑発~(2022年製作の映画)

3.1


「日の丸 寺山修司40年目の挑発」

寺山のインタビューは、要するにアナタは悪い意味としての右翼(過去的意味合いの今はもう変わってしまった)ですか、人殺しの戦争繰り返しますか?と言う事をハプニングア
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逆転のトライアングル(2022年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

逆転のトライアングル

伝票のやり取りからの気まずさ
か、更にエレベーター地獄。
ホテルでの会話。ここらで、もうすごい特殊でフレッシュな関係性の面白みがあって、ここを経てるから後々のお互いの立場や距離
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

4.6

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由宇子の天秤

映画三分の一ほど行ったところで起こるひどいこと。その対象がドキュメント番組を作る由宇子の葛藤と絶妙な距離感でリンクしていく。

怖くて見てられないのに映画は本当テンポ良く展開が気になっ
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(2023年製作の映画)

3.5

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要素が多くて混ざらない群像劇風
二階堂ふみのエピソードまるまる要らないとまでは言わないけど、全く別の話みたいに見えた。

さとは掘り下げても答えには辿りつかない。
宮沢りえ
ふみのキャラすごく良か
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ルート29(2024年製作の映画)

2.4

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ルート29

 『こちらあみ子』で第27回新藤兼人賞金賞取った森井勇佑監督。中尾太一「ルート29、解放」という詩集が原作。綾瀬はるかが大沢一菜(こちらあみ子)を施設のお母さんの元へ連れていくロードムー
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(2023年製作の映画)

4.0

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北野武って演技上手い?北野武の演技って下手だから変な違和感ありまくりで、それが北野武映画世界観には合ってるんだと思う(多分)好きなんですよ。

武主体のアドリブのやり取りみたいなのは良い感じなん
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密輸 1970(2023年製作の映画)

4.7

密輸1970

冒頭70年代韓国ポップソング?をバックに猟場へ向かう船で準備をする海女一連の漁の描写と寄港する船のバックに化学工場の煙突と煙。ここまで5分程これでもう海女達のキャラクターや密輸に手を貸
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

クリストファー・ノーラン監督。アメリカで原爆ができるまでの話を四つの時系列で展開する3時間の大作。全然飽きずに面白く観れた。壮絶な歴史と個人の葛藤が描かれ、プロフェッショナル仕事の流儀-地獄編的風合い>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.2

色々な箇所がボヤけているのに、会話シーンだけが明確に解像度が高い。都会の都会さやだみや矛盾生きづらさみたいなものよりも、自然の得体の知れなさ、そもそもこの世は人の所存に対してジャッジしない。それはそも>>続きを読む

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

荘厳な10000年後の世界の説得力があり、飽きそうで飽きない。むしろ砂嵐の中逃走シーンとかの展開無くても良かったり思ってしまう。
未知の世界のドキュメント映画的な雰囲気で観てしまう。衣装、建設物、生物
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ウエスト・サイド・ストーリー(2021年製作の映画)

4.3

オープニングのワンカメ長回しの凄さ。画面がすごくリッチ。映画館だと2倍増しだったと思う。ダンスと音楽の高揚感。マリアとトニーが体育館裏で初めて出会ってキスするシーンの美しさ光の演出がずっと美しい。過去>>続きを読む

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!(1999年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ホールドオーバーズの監督アレクサンダーペインのデビュー作。

教師が軽い妄想でどんどん落ちていく話。ブラックコメディ何だけど、今の時代ブラックコメディだと言っちゃうとフェミニストの方に怒られそうな内容
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オールド・ジョイ(2006年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

映像が自主制作映画っぽいのに、それが逆にこの映画全体の良いムード感を作っている。音楽も。

主役マークの人終始楽しそうじゃないのに、会話は受け入れてる。妻とうまく行ってない手前風
焚き火シーン
しずく
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

4.7

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「こちらあみこ」
森井雄介ゆうすけ
大沢一菜(かな)
尾野真千子
井浦新

原作今村夏子

アミコを中心に添えた世界の切り取りの、凄さ。
誕生日、混ぜご飯食べないでチョコクッキー、
弟の墓のあとの映り
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます



「哀れなるものたち」ヨルゴスランディモス、キギリシャ監督といえばテオアンゲロプロス「永遠と1日」
ギリシャの監督。脚本トニーマクタガラ「クルエラ」でエマストーンと組んだ。エマストーンはこの映画プロ
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

黄色い家の圧迫感。向かうまでの何気ない景色の不安。後ろに入り込む車とか人にドキドキ。
赤ちゃん子供が未來への牽引力になっていて、造墓の世界を変える契機にちゃんと見える。

アシュレイの名前を使っていい
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ペトルーニャに祝福を(2019年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

原題が「多分原題):神は存在する彼女の名はぺトルーニャ」だとしたら、作中知り合いがインタビューでいった言葉が胸に落ちる。

ストーリーサムネ見て、ミソジニーをしっかり扱った、見やすいオブビートなコメデ
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リバー・オブ・グラス(1994年製作の映画)

4.5

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コージー役のリサボウマンの、中年手前のちょっと疲れた色気のある肉感や、少し挙動不審さとどこか幼いバランスが絶妙。
痛いメンヘラにもなってないし、諦め切っているのにキレたりせず絶望を許している感じ。
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終わらない週末(2023年製作の映画)

4.5

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アバンタイトルのカッコ良さ
セリフの切りかたと次のカット
恐ろしいことが少しずつ現実に侵食していく様、多分リアルな現実の形なのかも。息子の歯が抜けるくだり必要だったかな。

終わらない週末は「終末」で
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別れる決心(2022年製作の映画)

4.2

ソレが感じた愛しているといった言葉は、刑事のヘジュン(パクヘイル)が彼女の事件の真相を見逃す言葉。真相は深い海へ捨ててしまいなさい。その愛の言葉をずっと探し続ける事になってじまった美しい霧のラスト。別>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

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ミーガンが可愛い。
悲しみを受け止めて癒してあげられる。
悲劇的なことがあった後の緩和ケアとしてプレゼンでのやり方は上手いと思う。女の子がどんどん依存していくがプログラミング次第でどうとでもなるのかも
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

冒頭の定点観測とナミビアの砂漠が対に。
遅いタイトル笑

カナのイラつくリアルな日々。
カメラワークとカナの演技で何でもない日々の動画に真実めいた意味あいを思わせるような何か、監督スタッフ役者の技術と
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ファースト・カウ(2019年製作の映画)

4.5

ケリーライカート監督
クッキー(ジョンマガロ)と中国系移民キングルー。友愛の2人、2人のイチャイチャが楽しい。薪を切る間、箒で掃除して、花を取ってくるシーン最高😀。ミルクで作るクッキーが美味しそうすぎ
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正欲(2023年製作の映画)

2.8

ガッキーと恋人の、「水フェチで快楽」の何が生きる事苦しいのか、よくわからなかった。シャワーでもプールでも滝でもダムでも、いくらでも人に迷惑かけずに性欲満たせんじゃないかなと。

ガッキーキャラでソフト
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