くらぶさんの映画レビュー・感想・評価

くらぶ

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アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

3.5

・1つのただのベンチで起きる色々。
 人が多種多様に会話する面白さ。
・最初と最後の2人のもどかしさ。
 距離感の変化と表情の柔らかさ。
・各テーマに沿って人が動く。
 テイストはコントに近いかも。
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トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦(2024年製作の映画)

5.0

・竜巻に乗った凧は大空へ向かって。
 スーパー香港アクション。最高。
・開幕からワクワクするパンクさ。
 九龍城砦の“巣”のような混在感。
・何よりもアクションがパワフル。
 息をつかせないほどの猛襲
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劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師(2024年製作の映画)

3.5

・ビックリした。予想の数倍良い。
 ちゃんと劇場で観る価値のある作品。
・遠い昔に、見覚えのあるキャラ達。
 作品を通して性格と特技が分かる。
・お子さんにも分かりやすい説明描写。
 ただ、アクション
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366日(2025年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

・「大好きなアナタだから」
 言えない事と、言わない事とは。
・ロケーションがやはり抜群に良い。
 青春の文字通り、青の爽やかさ。
・唐突で理由づけが無い別れ方。
 相手のことを思い、未来を見据え。
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劇映画 孤独のグルメ(2025年製作の映画)

3.0

・美味しいご飯は国境を越える。
 ドラマシリーズの豪華版。面白い!
・松重さんの食べ方が上手すぎる。
 これは誰でも吐露したくなる様。
・コメディがちょうど良く笑える。
 予告編は逆に観ない方が良いか
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陪審員2番(2024年製作の映画)

4.5

・究極の罪悪感と逃れられない地獄。
 運命、巡り合わせか神の悪戯か。
・揺れに揺れる、“有罪”と“無罪”。
 自分が苦しいだけだと分かってる。
・真相、真実を突き止める事。
 法のもと、「正義」を執行
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.5

・命を救われた恩義を果たす為に。
 互いが互いを守り、闘う熱い物語。
・人間は本当にあっという間に死ぬ。
 戦争の怖さであり、覚えておく事項。
・どこから湧いてくるのか無限の敵。
 絶望感と脅威、ハラ
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密輸 1970(2023年製作の映画)

3.0

・海女さんvs悪徳密輸業者(+α)。
 斬新な設定と観たことないクライム。
・裏切り、工作、思惑が乱れる。
 バイオレンスもあるので満足できる。
・弱いものが強いものに牙を剥く。
 古典的だけど爽快感
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.5

・「手を差し伸べることはできる」
 ワンカットごと“優しさ”が溢れる。
・柔らかいフィルムを使用した撮影。
 光の淡い感じがなんとも心地良い。
・互いの思いやりが作用する関係性。
 避けずに歩み寄った
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ライオン・キング:ムファサ(2024年製作の映画)

3.5

・シンバの父、ムファサ王の過去。
 前日譚として、なかなか惹かれる。
・適切な指導者と教え解く者の違い。
 ムファサにあってタカに無いもの。
・皆が全員、はぐれもので孤独な者。
 「ワシとお前は違うよ
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ソニック × シャドウ TOKYO MISSION(2024年製作の映画)

2.5

・50年の時を超えて目覚める脅威。
 赤と黒のイカすフォルムに釘付け。
・ゲームのソニックよりパワフルに。
 乱雑を高速で駆け抜ける爽快感。
・怒りに我を忘れる事の虚しさ。
 失った人、モノは帰ってこ
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

-

・評価をするのもおこがましい作品。
 突きつけられる20年のリアル。
・観客側が思うことは一緒では?
 タイトルは誰に向けられたものか。
・映像作品として残そうとした意味。
 単なる啓蒙、断罪や調査で
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.5

・9歳の少女、ひと夏の思い出。
 温かくて優しくて忘れる事は無い。
・観客への“気づき”が沢山で良い。
 意図したシーンやセリフが随所に。
・言葉や態度、子どもは「見ている」。
 キチンとした人は見れ
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私にふさわしいホテル(2024年製作の映画)

3.5

・俳優だからこそのコメディ感。
 予想より面白くて個人的には好き!
・のんさんの大量の衣装替えが良い。
 髪型、ファッション全部合ってる。
・コメディのテンションは昭和風。
 間で笑わせるよりもゴリ押
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.0

・ここから私の新しい人生が始まる。
 愛と真実に生きる人間たちの物語。
・思ったよりも、ずっとミュージカル。
 ほぼ全編、セリフがメロディに乗る。
・19世紀、王政のフランス社会。
 貧困、格差、娼婦
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

3.5

・この町に悪意だけの人間はいない。
 広がる大地、森、水と動物たち。
・車の後部座席から、誰かの目線、
 定点カメラなど撮り方が特徴的。
・対話と相談、事前準備の重要さ。
 民間や行政、起業側の痛点を
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

・見てはいけないものを見てしまい…。
 盲目の男が知ってしまった事実。
・前半は意外とコメディ色強め。
 宮廷用語が飛び交うので少し必死。
・後半にかけて、スリラーサスペンス。
 意外な展開とアクショ
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Chime(2024年製作の映画)

3.0

・各々が思い描く“恐怖”の具現化。
 この作品で何を「怖い」と感じるか。
・得体が知れない教室、登場人物。
 言っている事、やっている事。
・固定カメラから「入ってくる」演出。
 意図してるのか?何か
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はたらく細胞(2024年製作の映画)

3.5

・約37兆の多種多様な仲間たちと。
 学べて笑えて、感動できる良作。
・子ども向けを想定していたら驚き。
 ストーリーも内容もしっかりしてる。
・与えられた役割を果たす、事。
 派手さや格好良さでない
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クレイヴン・ザ・ハンター(2024年製作の映画)

2.5

・その髪と肉体は百獣の王の様に。
 躊躇なく相手を「狩る」獰猛さを。
・クレイヴンの肉体美を浴びる。
 制作サイドも意図的に見せる仕様。
・破壊力と残忍さのアクション。
 刺す、曲げる、砕くシンプル暴
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ライオン・キング(2019年製作の映画)

3.5

・巡る命の世界をリアリティと共に。
 壮大な自然と動物達の躍動を。
・王とは持つもので無く与えるもの。
 ムファサ王の自身の子に説く教え。
・アニメでは出せなかったもの。
 毛並み、水、砂、風のなびき
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モアナと伝説の海2(2024年製作の映画)

3.0

・世界を広げるため、再び冒険へ。
 仲間が増えスケールは増し増しに。
・健在のモノの質感、リアリティ。
 濡れた木材と光の反射が好き。
・楽曲の派手さとノリがかなり良い。
 と、思ったら訳詞に意外な人
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モアナと伝説の海(2016年製作の映画)

3.0

・豊かな自然と愛する皆のために。
 禁じられ見たことのない大海原へ。
・とにかく注目すべきは物の質感。
 水、花、髪、全てに触れてみたい。
・マウイというどこか憎めないやつ。
 神らしくなく新しいタイ
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・数日、数時間、一瞬だったけど、
 輝かしい君との時間と、思い出。
・“September”の和訳はググるべし。
 作品の解像度と関係性が深まる。
・何度も何度も、夢をみる。
 嫌な想像、考えたく無い
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動物界(2023年製作の映画)

3.0

・ガッツリ共存か否かをやるかと。
 それを含めても少し意外な展開に。
・「動物化」した人間のデザインが良。
 哺乳類から爬虫類、鳥類と幅広く。
・じわじわと動物になる事の恐怖と、
 動物になったからこ
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

・なんて重く、果てしない愛の物語。
 家族を守るために広大な宇宙へと。
・ロケットエンジンの爆発的な轟音。
 対して、宇宙という静寂空間。
・時間の流れ、重力、未知なる恐怖。
 止められないそれらに無
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正体(2024年製作の映画)

3.5

・「人を、信じてみたくなった」
 登場人物、観客は誰を信じるか。
・関わる人物と、これからを映し出す。
 ワクワクするオープニングアクト。
・分かりやすい、王道サスペンス。
 伏線、関わるセリフをすぐ
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雨の中の慾情(2024年製作の映画)

2.0

・言語化が難しい作品がまた一つ。
 虚ろと真実、夢と現実。響く雨。
・フルスロットルのオープニング。
 開始10分も経たずにこう来るか。
・世界観のゴチャ混ぜと切り替わり。
 考える余裕もなく情報が入
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海の沈黙(2024年製作の映画)

3.0

・真の「美しさ」とは何なのか。
 ムーディーでエロティックな一作。
・本木さん演じる津山の枯れ具合。
 その後の絞り出す凄まじき生命力。
・最後まで暖かさや温もりを求める。
 失われたものを取り戻すよ
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.0

・「地獄への門は、常に開いている」
 正統続編として、大いに満足!
・前作からの繋がりを感じる開幕。
 未鑑賞でも分かりやすく観れる。
・真に国を考える者への当たりの強さ。
 最後に向けての爆発力が増
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本心(2024年製作の映画)

2.5

・人の内に秘める、過去と事柄。
 出てくる誰しもが“本心”を持つ。
・AIやアバター、メタバースなど、
 現代技術を使用した仕事の数々。
・仮想空間と現実的すぎる生活様式。
 ハイテクとアナログが混じ
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ルート29(2024年製作の映画)

2.0

・理解するまでに時間が必要。
 非常に長過ぎる2時間を堪能する。
・ロードムービー的な面白さは低い。
 展開とテンポが凄まじく合わない。
・シュールにシュールを混ぜ合わせる。
 普通、だと思うなかれ。
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

・老若男女、誰もが知る不思議の街。
 シナリオ、音楽、エモーショナル。
・心身ともに弱く脆い子どもの成長。
 顔つきと発言がガラリと変わる。
・名前も無く、顔すら無い「何か」。
 「途中で手を出したら
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.0

・聖夜の夜を駆けるトナカイ。
 サンタを取り戻す痛快バディもの。
・イメージが強過ぎるクリエヴァも、
 今作では自称全てを手にする悪者に。
・真面目な顔でファンシーが襲う。
 雪だるまやエルフが怖いの
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

5.0

・いや、凄い面白い時代劇でした。
 泥臭く汚い、血生臭い最高の世界。
・11人全員がキャラ立ちしている。
 意外なキャラに惚れ惚れするかも。
・「痛え」「死にたくねえ」「逃げてえ」。
 弱みを口にする
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アイミタガイ(2024年製作の映画)

2.5

・「相身互い」、「愛、身、互い」。
 人は人により支えられて生きていく。
・他人同士の奇妙な縁と繋がり。
 後半にかけての回収が怒涛で凄い。
・1人の女性の死によって起きる作用。
 世界は誰か1人欠け
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