ダンクシーさんの映画レビュー・感想・評価

ダンクシー

ダンクシー

ビーキーパー(2024年製作の映画)

4.0

「法律が役に立たない時は俺の出番だ」

今のところ、今期ベスト(始まったばかりなので)。2025は、幸先が良さそうだぁ〜!
敵に回したら世界一怖い男こと、我らがジェイソン・ステイサム。ステイサムの無双
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イベント・ホライゾン(1997年製作の映画)

3.6

「そんな話初めて聞いた」
「そうだ 誰にも話してない。だがこの船は知ってた。私の恐れや秘密を知ってる。頭の中から暴き出す」
「実は私も このラテン語の声を聞き直してみた。私の翻訳は間違いだ」
「何だ?
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.1

「これまで滝本さんに迷惑なんてかけたことないでしょ。これからだって迷惑をかけるつもりはありません信じてください」
「いや、君はあの時居留守を使った」
「え?でもそんなどうでもいい事でどうしてそうなるん
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花様年華(2000年製作の映画)

3.7

「タイをどこで?」
「分からない。いつも家内が買ってくる」
「そうなの」
「このタイは海外出張の時に買ってきてくれた。香港にはない」
「バッグと同じ」
「そうだね」
「実を言うとそれと同じのを主人も。
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桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

3.5

「こいつら全部食い殺せ!ドキュメントタッチでいくんだよ!」
「ダイアリーオブザデッドじゃん」
「何言ってんだよ?」
「ロメロだよ。そんぐらい観とけ。よーい、スタート!」

やはりスクールカーストという
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.0

「生きがいができたの。痩せて赤いドレスを着る。笑顔でいられる。希望が持てるようになった。私に何がある?なぜベッドを直してお皿を洗うの?そうしなきゃならない理由は?私は独り。お父さんもあなたもいない。世>>続きを読む

レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)

3.3

「しきたりなんかバカらしい」

サマラ・ウィーヴィングが可愛い。
頭がおかしい金持ち一族による、捕まったら死ぬ命懸けのかくれんぼ。グロは比較的落ち着いていて、まぁまぁ楽しめるB級といったところ。命懸け
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スマイル(2022年製作の映画)

3.4

「お前の患者は死ぬ。誰かを殺さない限りな。逃れる方法はそれだけ。唯一の道だ。しかもトラウマを連鎖させる目撃者が居る。トラウマはヤツの力の源だ。彼女も生み出す必要がある。何か武器を使ってできるだけ残忍な>>続きを読む

恋する惑星(1994年製作の映画)

4.0

「ふられた日はエイプリルフールだった。冗談かと思った。それから5月1日期限のパイン缶を買い続けた。パインはメイの好物だ。5月1日は僕の誕生日。30缶買ってもメイがも戻らなければ恋も期限切れだ」

天使
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裸のランチ(1991年製作の映画)

3.4

「この文章を君の報告書に入れてくれ。新トップも見解の一致を喜んでくれるだろう」
「見解ってどんな?」
「ホモセクシュアルに加わるという君の考え方だ。つまりそれが評価されるということだ。道徳的そして場合
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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.6

「よく聞くんだ。物事の解決に人を殴るな」
「人を撃てばいい?」
「(無言でビンタする)」

世界一気まずい食卓。封印したはずの過去がジワジワと蘇る。口では語らずとも目で語るヴィゴ・モーテンセンが恐ろし
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π〈パイ〉 デジタルリマスター(1998年製作の映画)

3.6

「幼い頃太陽を見るなと母に言われたが6歳の時に一度見た。まぶしかったが瞬きをこらえ続けるとまぶしさが消え始めた。瞳孔が縮み全てがはっきりと見えた。その瞬間私は理解した。新たな仮説。我々が螺旋から創られ>>続きを読む

天使の涙(1995年製作の映画)

4.2

「俺の仕事は指示に従うだけ。だれをどう消すかは相棒が決める。ものぐさな俺にはピッタリな稼業だ。でも最近この習慣を変えたくなった。いい判断かは別として俺は1つの決断をした」

雰囲気があまりにも最高すぎ
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ザ・ブルード/怒りのメタファー(1979年製作の映画)

3.5

「ノーラの子なんだ。怒りの産物だ。自覚の有無にかかわらず怒りによって生まれる」

クローネンバーグが離婚してから作った作品。とんでもねえ設定だよな…。産み落とすなんて発想、俺には一生思いつかない。あた
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スキャナーズ(1981年製作の映画)

3.9

「"スキャナー"とは何のことですか?」
「先天性の特殊能力を持つ人間のことだ。テレパシーと呼ばれる能力でシナプスが乱れている。病的要因か放射能の影響なのか分かっていない」

最近、クローネンバーグに取
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SOMEWHERE(2010年製作の映画)

3.7

「俺は空っぽの男だ。何者でもない」
「ボランティアでもしたら?」
「…どうすりゃいい?俺の望みはただ…今から来られないか?こっちに」
「それはムリよ」
「そうか それじゃ」

ソフィア・コッポラの映像
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ラ・ジュテ(1962年製作の映画)

3.5

「軽いめまいを覚えながら彼は幼いころを思い出した。彼は送迎台で彼女を見つけだす。彼は走った。だがそこに追跡者がいた。脱走は不可能だ」

12モンキーズの元ネタで、モノクロのスチール写真で構成された作品
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

4.0

「君か 分からなかったよ」
「あなたも違う人みたい」
「やはり君だ。夢の中に出てくる彼女だ。やっぱり君だ」
「私は今のあなたを」
「今のおれ?」
「ずっとあなたを知ってるような気が…」

我らがブラッ
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ONE PIECE FAN LETTER(2024年製作の映画)

3.4

これ、想像以上にいい作品だった。三回目の視聴だけど、もっと観たい。ワンピース好きな人にこそグッとくるんじゃないだろうか。ワンピファン必見である。
麦わらの一味全員にファンがいて、その人たちのとある日常
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ハードコア(2015年製作の映画)

4.1

「まったくこの弱虫め。親父によく言われた。まるで名前みたいに俺は正義を証明するため悪者を殺した。愛してるヘンリー。自分でどうするか決めろ。倒れたまま口の中の血を飲み込むかそれとも立ち上がって相手に血を>>続きを読む

ライト/オフ(2016年製作の映画)

3.2

「ダイアナに何が?」
「医師は彼女で実験をしてた。そこで事故が起きて…彼女は死んだ」
「でも死んでるならなぜ出てくるの?」
「わかんない。多分ママがダイアナを存在させてる。ママが良くなれば ママの心を
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リアリティ・バイツ(1994年製作の映画)

4.3

「ママ 借金の相談があるの」
「クスリ代?」
「クスリ代?ひどいわ。失業したの」
「別の仕事を探せばいいでしょ?」
「私の興味ある分野は全部当たったけど今はものすごい就活難なの」
「冷たいようだけど、
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ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(2011年製作の映画)

3.6

「"いるのか?"パパは僕を呼んでたのに怖くて出られなかった。"いるのか?"パパは9回聞いた。数えたんだ。パパは"誰かいるのか?"とは聞かなかった。1人だけに呼びかけてた。僕がいると知ってて勇気が出るよ>>続きを読む

666号室(1982年製作の映画)

3.0

「自分の人生を肯定できるような映画でないとね。思うに映像とはレントゲン写真みたいなものだ。それを見て不安になったり安心したりするわけだ。テレビというものはある種の"力"を持っている。政治の力、金の力。>>続きを読む

ピクセル(2015年製作の映画)

3.2

「これは国家安全保障会議か?大学寮のコンパか?未知の軍隊が我が国を攻撃した。"敵はゲームだ"という会議内容が漏れたら笑われるだけじゃ済まない。弾劾されます」

オタクが世界を救う、おバカなインディペン
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ファミリー☆ウォーズ(2018年製作の映画)

3.8

「砂糖醤油にしてくれ砂糖醤油に。こんなん餅だけだけやったら美味ないやん。砂糖醤油にせえ」

どうしてもチープだけど、終盤のノンストップゴア表現は本当にお見事すぎた。悪ふざけしてたけど、あのゴアシーンの
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フォールガイ(2024年製作の映画)

3.6

「正直に言うと全部痛かった。車にハネられるのも 窓から投げられるのも 火だるまはマジで。でも…何よりも君といられないのが」
「今どこ?」
「今のは俺のオリジナル?名ゼリフだ。使っていいよ」

最初の落
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ぱん。(2017年製作の映画)

3.5

ちょっと待て、映像のクオリティ高すぎないか!?ほんまに裕吾の作品か!?と思ったら、共作なのね。今までの過去作が嘘みたいに綺麗すぎると思ったわ。。
裕吾の狂気はかなり薄まっているけど、そのブラックユーモ
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マローボーン家の掟(2017年製作の映画)

3.4

「何も 誰も 絶対に 僕らはひとつ。僕らは約束し 世界から隠れることにした。僕が21歳になるまで」

結構悲しい物語だった。まさかと思ったら案の定そのまさかと思いきや、更にその上をいくまさかだった。最
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SKIN 短編(2018年製作の映画)

3.8

20分という短時間に凝縮された強烈なストーリー。雰囲気としては、アメリカンヒストリーXに近いかな。
白人と黒人の差別と対立。日本では絶対にできない表現で面白いのは勿論、観ていて悔しかった。やっぱ発想勝
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エレファント(2003年製作の映画)

3.5

「連中を撃ち殺して東棟へ移動。もう1発体育館で爆発して講堂でも爆発し連中が逃げ惑う間に一人ずつ殺せばいい。それでおまえは黄線を進んでB作戦に突入。校長室でみな殺しだ」

コロンバイン高校銃乱射事件が元
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー(2022年製作の映画)

4.5

「プラスチックを食べる能力を君は手術により得た。それが息子に遺伝した?手術で得た特質が子に受け継がれるのか?小指を切断したら小指のない子供が生まれる?」
「ブレッケンは奇跡の子だった。我々の理想だ。俺
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.1

「違う!違うよこれは、アタシじゃない!」
「当たり前よ。これが本当の未麻だもん。ふふふっ。本当はアイドルに戻りたいって思ってるくせに」
「違う、私はもう…」
「私はもう?そうよね〜、もうアイドルなんか
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死霊のはらわた(1981年製作の映画)

3.8

「ガンダール遺跡で重要な発見をした。古代サマリア人の埋葬儀式と弔いの呪文の集大成。題名は"ナチュラン・デモント"、"死者の本"という意味だ。人肉が綴じ込まれ血のインクで書かれている。内容はこうだ。"悪>>続きを読む

クラッシュ(1996年製作の映画)

3.4

「俺たち全員に深く関係のある重要なテーマだよ。最新技術による人間の体の再生だ」

クローネンバーグさん、想像を遥かに超越するくらいのド変態じゃないですか!芸術的な画とカットで変態っぷりをとことん描いて
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ピアニスト(2001年製作の映画)

3.0

「知的な顔でクソ同然の中身が何か言えよ。"もし私があなたの命令を逆らったらどうぞ殴って ゲンコツで私の顔を殴って。なぜ母親に逆らったりやり返さないのか聞いて。そして私にこう言って。自分の無能さが分かっ>>続きを読む