ライアンさんの映画レビュー・感想・評価

ライアン

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サバイバー 極限の生存者(2022年製作の映画)

3.0

ストーリーのメインとなるサバイバルパートより冒頭の飛行機事故発生から墜落するまでが飛行機に乗るのがイヤになるほどとてつもなく恐ろしく、この場面だけでも一見の価値あり。

本心(2024年製作の映画)

3.0

近未来的な描写は秀逸で出演者もちょい役まで尋常じゃなく豪華。ただストーリーについては盛り込みすぎで展開があっちゃこっちゃしてしまい、母の本心という点に重きを置いた内容を期待していると拍子抜けするかも

テリファー0(2013年製作の映画)

3.0

中盤までは全く怖くなく期待外れな内容ながら、終盤からの恐怖の追い込みは最高。テレビ画面の奥の方からアート・ザ・クラウンがこちらに近寄ってくる場面からの一連の流れはかなり秀逸な演出。

平成狸合戦ぽんぽこ(1994年製作の映画)

3.0

メッセージ性の強さが過剰なため、せっかくの可愛らしいタヌキ達がかますギャグ要素とあまりバランスが取れておらず、説教臭さばかり目立ってしまっている。主人公の声を演じる野々村真の上手さは意外だった。

ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

4.0

ヴィーガンを肉屋がハムにして売ったら繁盛したという最高に皮肉が効いたストーリーで、テンポの良さとコメディに振り切っているおかげでグロさもさほど気にすることなく楽しめた。

トスカーナの幸せレシピ(2018年製作の映画)

3.0

セリフにも出てくる適量を意味する「Quanto basta」という原題の方がしっくりと来る内容。ほのぼのした気持ちになれる良作だけど、恋愛要素は蛇足に感じたので、その代わりに料理のシーンをもっと増やし>>続きを読む

シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.0

斬新な内容ながら懐かしさも感じられる演出が散りばめられているのが素晴らしい。実在するゲームキャラクターたちの出演には思わずニヤリとさせられる。

ハロウィン・キラー!(2023年製作の映画)

3.0

コンプライアンスがゆる~い80年代と現代とのギャップをユーモラスに描いており、ホラーよりコメディ要素の方が強め。もっと犯人に意外性が欲しかった。

グリース(1978年製作の映画)

2.0

歌とダンスは楽しめるんだけど、それ以外は特に高校生ならではの悩みとか葛藤とかもなくかなり薄っぺらい内容。

サンクスギビング(2023年製作の映画)

3.0

殺戮表現の上手さはさすがイーライ・ロス監督。奇を衒わない王道な内容が古き良きホラー映画を彷彿としていてなかなか楽しめた。

劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション(2010年製作の映画)

2.0

温もりを感じるパペットのキャラクター達は可愛らしいし深いセリフもあったけど、冗長な印象は否めない。

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

2.0

設定ありきの作品の続編を面白くする難しさを痛感。冒頭の前日譚が一番の見所なので、むしろ前日譚のみの作品にした方が良かったような気もする。

赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

5.0

王道な内容ながら笑って泣けて同性愛をテーマにした映画の中ではかなり上位に来る面白さ。この手の作品においては主人公のカップルをいかに応援できるかがポイントで、容姿抜群の2人がチャーミングでなおかつ本当に>>続きを読む

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

4.0

AIの自己学習機能の暴走を描いたまさに新時代のホラー映画で、AI人形の暴走っぷりも怖さはあるもののむしろ少女がAI人形に依存してしまう描写の方が恐ろしく、AIが急成長する現代社会へ警鐘を鳴らす秀作。

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年製作の映画)

3.0

日本刀を巡るミステリーという渋い内容のため謎解きに関してはやや難解ではあるものの、そこを補うようにアクションシーンやラブコメ要素も満載で飽きることなく最後まで楽しめた。

コカイン・ベア(2023年製作の映画)

3.0

ハラハラ展開とコメディ要素のバランスが程よい。ラリった動きはさておき、クマの造形もリアル感があってなかなかのクオリティの高さ。

ノマドランド(2020年製作の映画)

2.0

ドキュメンタリーのような内容でメッセージ性の強さは感じたし、大自然の美しさも見応えはあるものの、あまりピンと来なかった。

さかな(2019年製作の映画)

1.0

終始何これ?っていう感情しか芽生えない意味不明な作品で、頭がおかしくなりそうな歌が繰り返され、キャラクターもそれほど可愛くないので、たった数分ながら観続けているのが苦痛になってくる。

グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

2.0

こだわり抜かれた映像美は目を見張るものがあったけど、ストーリー展開の独特なノリには残念ながら終始ついていけなかった。

ピラニア(1978年製作の映画)

3.0

この手のB級映画としては及第点の出来。ピラニアの襲撃を独特の音で表現しており、恐怖心を煽るのにとても効果的に感じられた。

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

4.0

派手さはないものの巧みなストーリーとブルース・ウィリスの物憂げな演技に引き込まれる。M・ナイト・シャマラン監督らしいラストにもいい意味でしてやられた。

アイ,ロボット(2004年製作の映画)

4.0

テンポが非常によくアクションシーンも見所があり、ストーリーも上手くまとまっているので安心して楽しめた。公開当時よりも現実味が帯びてきた内容なので、AI技術が発達した今観た方がよりリアルな印象を受ける気>>続きを読む

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.0

シリーズも終盤に向けて徐々にシリアスさが増しているものの恋愛要素もあるので緩急のバランスは絶妙。前作、前々作と比較して長尺の原作を上手くまとめられており、分かりづらさは解消されていた。

FALL/フォール(2022年製作の映画)

3.0

展開はよくあるワンシチュエーションスリラー。それでも高所恐怖症ってこともあるけど何度か股間がヒュンとする感覚に陥ったので、恐ろしい高さの表現については秀逸だったという証拠。

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

4.0

設定が面白く展開が早いので飽きることなく楽しめたけど、所々でやや粗く安っぽい印象も受ける。視覚的にはビーチの美しさはもとより、ビジュアルが最高点に達していた時のレオナルド・ディカプリオの裸体がひたすら>>続きを読む

僕のワンダフル・ライフ(2017年製作の映画)

4.0

単純明快で先の読めるストーリーながら、犬の可愛らしさの表現が素晴らしく思わず心動かされてしまう動物映画のお手本のような作品。

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

風景や音楽、主演のティモシー・シャラメなど全てにおいてとにかく美しい作品。リアルかつ丁寧に描かれた切ないストーリーにも胸を打たれた。

ノルウェイの森(2010年製作の映画)

4.0

村上春樹の小説を映像化することの難しさを痛感した。ただ主演2人の演技を含め原作の独特な空気感は壊すことなく表現できていたと思うので決して悪い作品ではない。

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日(2012年製作の映画)

4.0

溜め息が出るほど美しい映像はさすがアン・リー監督作品。結末を知った上で改めて観ると全く違う印象となる深い内容で実に面白い。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

5.0

個人的には歴代ゴジラシリーズの中で最高傑作。これでもかと恐怖心や絶望感を煽るゴジラの演出は怪獣映画としてかなり秀逸な上、さらに胸を熱くする人間ドラマを含めるともはや怪獣映画というジャンルを超えて邦画と>>続きを読む

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

2.0

映像美は素晴らしいんだけど、奇妙な世界観が独特すぎてストーリーにはついていけなかった。あえてだと思われる平坦なセリフ回しにも眠気が誘われる。ただ、宇宙人到来シーンには思わず笑ってしまった。

名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊(2002年製作の映画)

2.0

歴代コナン映画の中ではかなり異質な作品。100年前のロンドンの世界観は楽しめるものの、矛盾を感じる部分があったり、いつもと比較してコナンをはじめとしたキャラクター達の言動に違和感を覚えたりして、世間の>>続きを読む

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

2.0

曲は素晴らしいんだけど、主人公が歌い出す度に「でもこれ嘘なんだよな」という負の感情が生まれるし、自殺した少年が蔑ろになっている印象もあって、終始モヤモヤが付き纏うスッキリしない映画。

ロストケア(2023年製作の映画)

5.0

介護問題をテーマにした衝撃作で誰にでも起こり得るからこそ身につまされる。名優揃いのキャスの説得力のある演技は見応えがあり、特に柄本明には号泣させられた。

ウォーク・トゥ・リメンバー(2002年製作の映画)

4.0

邦画の感動系恋愛映画にありがちなストーリーながら、魅力に溢れる主人公2人のおかげで胸を打たれる良作。ただ、伏線があまりないため、ヒロインが周囲に隠していた重大な秘密の内容がやや唐突に感じられた。

ウィリーズ・ワンダーランド(2021年製作の映画)

3.0

迫りくる恐怖に全く動じない寡黙な主人公の無双っぷりが痛快で、それを演じるのがニコラス・ケイジだからこそ笑いが引き立つ。