わずか98分で楊貴妃の物語をどうまとめるんだろう?と思ってましたが、コンパクトながら丁寧なつくりで、悪くない作品でした。
森雅之と京マチ子のコンビというと雨月物語を思い浮かべるわけだけど、なんとなく>>続きを読む
1939年に製作された日本産の時代劇ミュージカル映画(厳密にはオペレッタ時代劇映画というらしい)。
浪人の男を巡ってその恋人、資産家の娘、昔の許嫁の恋の鞘当てを描いたとにかく愉快な作品。そこに陽気な>>続きを読む
1989年~1990年に行われたポール・マッカートニーの大規模なワールドツアーを収めたライブドキュメンタリー。
ここ20年ほどポール・マッカートニーはびっくりするくらい休まずライブ活動を行っているけ>>続きを読む
13歳の主人公の青年、スティーブン役のサニースリッチという俳優のちょっとした表情が良かったです。スケボーの仲間に入れてもらえた時の嬉しそうな表情とか。
それ以外は、ん~~個人的にはもうちょっとピリっと>>続きを読む
あらすじはフィルマークスの作品紹介のとおり。
夫婦やカップルの片方が亡くなって幽霊になる、という作品はいくつかあると思うけど、大抵生きている人間の方が「残された側」として描かれることが多かった(自分>>続きを読む
フレッド・アステア×エレノア・パウエル
音楽はコール・ポーター
タップの名手である二人が競演する最初で最後のこの作品。
そして期待を裏切らない良い作品でした。
いろいろ読むと、二人とも本番に備えて>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
一見、綺麗で静かそうな女性が、そうではなくて割と滅茶苦茶なトラブルメーカーだった...というのがこのシリーズだけど、今作もやっぱりそうだった。その女性役は鈴木早智子さんだけどとても綺麗だった。あと脇役>>続きを読む
「花札勝負」から7年後の後日譚作品。といっても「花札勝負」を見てなくても十分楽しめると思う。
加藤泰監督らしいクローズアップやローアングル、そして舞台劇のような演出の場面などが印象的で藤純子さんはじめ>>続きを読む
もう一度どこかでみたいな、と思っていたらU-NEXTに出ていたので鑑賞。昔みたものより映像が圧倒的に綺麗でびっくり。
ただ作品自体は話のテンポが遅くて、正直ウトウトしてしまった。
でもサイレント映画な>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「アメリカを代表するスター、ゲイリー・クーパーが気障な色男を演じた情熱物語」と作品紹介にあったけど、それほど情熱的な温度のある作品ではなかったと思う。盛り上がりにも欠けたというか。
相手の幸せのために>>続きを読む
おもしろかった。
演出も良いし、俳優も良い。
元海軍役の安藤昇はクールだし、かつての友人でボス役の小松朝雄の悪役っぷりも良い。新人いじめをする小松方正という俳優の怪演も印象的。
いろいろ不足なく楽しま>>続きを読む
婚約中の売れっ子作家の男がエヴァ(ジャンヌ・モロー)と出会ったことで、その魅力にひかれて....というお話。
昔、鑑賞して以来なかなかみる機会がなかったけど、まさかのU-NEXT登場。感想としては改め>>続きを読む
オリジナルは上映時間が77分だったとのことだけど、実際現在見れるものは14分のもの。
小津監督の昔の作品はフィルムが消失していることが多いけど、これもその一つ。
しかし、14分とはいえ不思議なことにち>>続きを読む
小津監督のサイレント映画。
サイレントだと思って見始めたら、なんか字幕にナレーションみたいなのが入ったので音を消しました。無音の方が良い。
上映時間38分と書いてあるけど、Unextで実際みたものは1>>続きを読む
楽しくみることができた。
特殊メイクとか演出には古さを感じるが「ゴーゴンがいつ出てくるんだろう」というサスペンスは常にあって飽きずに鑑賞できた。
まあ、ゴーゴン出没地域に寝泊まりしてる主人公たちなので>>続きを読む
もう数年たつと製作されてちょうど100年になる映画なわけだけど、観に行ったら映画館は満員で列ができてた。
製作されて100年とはいったけど、どうもオリジナルのフィルムが見つかったのは割と最近ということ>>続きを読む
脱獄ものとして面白かった。それと主人公の青年が印象的。主人公の青年は哲学科の大学生だったらしいけど(←この監督は毎回素人をキャスティングする)、どこか宗教的な清貧さを帯びていて修道僧のようなところがあ>>続きを読む
ソポクレスのギリシア悲劇「オイディプス王」を原作とした作品。
それと同時に監督自身の自伝的作品(でもあるらしい)。
ベン・ハー的に、華やかに古代を再現したような作品ではなく、舞台となっている都市テー>>続きを読む
作品の舞台は明治末期の大阪。
江戸時代風の任侠と威勢の良さ、明治文明開化風といった感じの学ラン姿の東京の学生たち、そして洋風の建築など和洋折衷の文化も印象的。
とにかく出てくる登場人物たちがみんな気>>続きを読む
テーマといい演出といい、チャラチャラしてない大人な映画でした。
特に登場する女性たちの、笑っていたかと思ったら急にふさぎ込んだり、といった理屈ではない移りげな表情や感情の様子がとても良かった。
魔女狩りによって処刑されたイタリア貴族の娘。
「お前の子供、子孫、全員呪ってやるからな」と言い残して処刑される。
そして数百年後...という話。
全く怖くはなかったけど、「悪魔の仮面」を顔面にハンマー>>続きを読む
1800年代以前の建物の古材を使用したり、19世紀のバーの木を使用してギターを製作しているギター職人のリック。
そうやって街の歴史の一部がギターというかたちになって受け継がれていく、というのは素敵なこ>>続きを読む
東西冷戦下のドイツ・ベルリン
どこで実際、撮影が行われたのか知らないけど廃墟を背景にしたベルリンの街など、モノクロのシャープな映像が印象にのこってます。
このレビューはネタバレを含みます
タイトルにひかれて鑑賞。
かなりはっきりとメッセージのある映画だなという印象でした。つまり、ふと感じさせる、とか寓話性がある、というのではなくて。
監督自身が今作のインタビューで「(テロの問題につい>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
この監督の作品には社会問題(難民、貧困、家庭、差別)が必ず描かれるけど、そういったテーマが「問題として描かれる」というよりはごく自然に(つまり、「社会にはこんな問題があるんだ!」「答えはこうだ!」と一>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
中年の哲学科教授が自分の生徒である若い女子留学生を好きになるも、なかなか一線を越えられない。そんな悶々とする彼の様子が滑稽に、そしてサスペンスタッチに描かれる作品。
正直、話自体はしょうもないんだけど>>続きを読む
冒頭から「第七騎兵隊全滅の知らせ....」とナレーションが入るので、さぞや、騎兵隊とインディアンの激しい攻防戦が描かれるのかと思いきや、割と牧歌的な西部劇でした。人がバッタバッタと撃ち殺されるシーンや>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
おもしろかった、けどちょっと詰め込みすぎな感じ。素人の彼女にまで敵と戦わせなくてもいいような。
特に最後、人工呼吸するシーンをスローにしてたけど、ちょっと滑稽だった。ここで感動すればいいんだろうかって>>続きを読む
面白かった。
とりあえずスーザン・ターナー少佐が綺麗で頭が良くて強くて最高。
敵役の黒いコート着たボーズ頭もかっこよかった。
楽しくみれました。
対岸から6発の銃弾が放たれ5人が突然殺される。
容疑者の男は「ジャック・リーチャーを呼べ」と言って意識を失う。
そのジャック・リーチャー役がトム・クルーズ。
強くてかっこいいトム・>>続きを読む
青空の下、広大で殺風景な荒野を舞台にした武侠映画。
作品のタッチとロケーションが良かったし、シンプルな音楽(というか効果音?)も印象的。
殺陣の迫力はちょっと?だったけど。
主人公の男と子供の交流(釣したり、ドームに行ったり)するシーンは良かった。でも全体として、あまり主要登場人物の絆が深まってるようにはみえなかった。それと音楽も良かったです。