yapさんの映画レビュー・感想・評価

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神回(2023年製作の映画)

2.0

タイムループもので神回というタイトル。タイムループものの新たな傑作の誕生を期待させられての視聴。結論から言うとその期待は上回らなかった。
登場人物が極端に絞られ、タイムループしていると自覚しているのは
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HAPPYEND(2024年製作の映画)

4.0

北野作品を思わせるラストとその音楽。
クラブシーンをカッコよく撮れる映画監督は信頼できる。
特にクラブから逃げ出した彼らをドリー撮影でとらえたショットが見事。
後ろに走る電車も相まって疾走感や若さの爆
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トラップ(2024年製作の映画)

4.0

同時期にNETFLIX映画「ドントムーブ」を鑑賞したが、改めて本作の方が面白かったと実感。
犯人目線で物語を進行するとこうも面白いのか。
本作もご都合主義と思われかねないような犯人のピンチのすり抜け方
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ドント・ムーブ(2024年製作の映画)

3.0

サイコパスに筋弛緩剤を撃たれた女性の逃走劇。
もともと自殺をしようとしていた女性に目をつけ犯行に及ぶというサイコ野郎の行動はヘドが出るが、物語の導入としては良い。彼女の生へのモチベーションをもう少し掘
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スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

3.0

たいがいスマホがあれば解決できる。現代映画にとって大敵であるスマホを家主が電磁波アレルギーだからという理屈でなきものにしてしまうアイデアに脱帽。エンケンさんの独特な間・セリフの出し方とそのときの表情が>>続きを読む

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)

3.0

設定は面白いが、ドラマが盛り上がらず。言ってみれば密室状態のため、脱出方法に選択肢がないので、韓国映画「EXIT」のようなスリルやエンタメ感に乏しい。だって沈むのがそもそも遅いんだもの。

武道実務官(2024年製作の映画)

4.0

「人生は楽しむため」家業のフライドチキン屋を手伝いながら、スポーツとeスポーツをこよなく愛する享楽的な人生を送る主人公がひょんなことから、GPSを取り付けられた前科者を監視する武道実務官になる。
武道
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サユリ(2024年製作の映画)

5.0

本年度アカデミー賞最有力!まさかの白石監督作品でこんな感想が自分の口から出るとは思わなかった。半分冗談だが、半分本気。
漫画から飛び出したような特異で魅力的なキャラクター描写は白石監督の真骨頂で、酔拳
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ラストマイル(2024年製作の映画)

4.0

「シェアード・ユニバース」初めて聞く言葉だが、「マーベル・シネマティック・ユニバース」に比べて控えめに聞こえるし、実際そうだった。豪華俳優陣がゲスト出演していて、既存作品を知っている人間はより楽しめる>>続きを読む

オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

4.0

過去作からキャストを変えて飛び出したような霊媒師や、常連である宇野さんの出演。POV撮影(特に路面バスのシーケンスは素晴らしい)。白石晃士監督作品好きとしてはたまらない作品で、ヒロインの堀田真由も可愛>>続きを読む

フォールガイ(2024年製作の映画)

4.0

ライアン・ゴズリングにエミリー・ブラント。
演技派の二人がこんな底抜けに陽気なアクション映画に出演しているのがまず嬉しい!
ジャッキー・チェンの「ライド・オン」と同年に今作が公開されるのはきっと偶然で
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あのコはだぁれ?(2024年製作の映画)

2.0

怖いシーンのつるべ打ちは確かにすごい。
でも、個人的に「どうしてそうなるのか?」や「今になって急に発動するのはなぜなのか?」といったことが全て腹落ちしてくれるミステリーをホラー映画に求めてしまうのであ
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

5.0

好きだなぁ、このハリウッド映画ならではのヒャッハー感。アメリカでも毎年、竜巻で死者が出ているはずなのに、このはっちゃけっぷり。災害の多い日本でこの手の映画が作られなくなって久しいだけに感慨もひとしお。>>続きを読む

ディア・ファミリー(2024年製作の映画)

5.0

観た人は予告編をもう一度観てほしい。何を伝え、何を伝えないのか。その取捨選択と構成が見事。
そして脚本もうまい。特にポジティブすぎる家族だが、現実主義の長女がうまくバランスを保っている。
家族愛はもち
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クワイエット・プレイス:DAY 1(2024年製作の映画)

5.0

大傑作。舞台設定。主人公。目的。全てが第1作と真逆とも思えるアプローチが見事にハマっている。これは映画館で見て良かった!

からかい上手の高木さん(2024年製作の映画)

5.0

原作未読・ドラマ未視聴。最高の初恋映画。
男性の夢とも思える憧れのヒロイン像を永野芽郁が見事に演じ切る。
そして、日本一女優さんを美人に撮る今泉監督が今回も素晴らしい手腕を発揮。
瀬戸内海のどこかノス
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ミッシング(2024年製作の映画)

5.0

吉田恵輔はいじわるな監督だ。うれし涙、悔し涙、悲しい涙・・・。あらゆる涙を搾り取られた。

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

4.0

またこの手の作品かと思いながらも、しっかり泣かされるのはやはり監督の手腕だろう。
清原さんのキャラクター設定上、仕方のないことだけど、夢をかなえなかったとしても、旧友や恋人との再会を果たす・果たしても
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シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

これは見事!色んなことを言っているのを耳にするけど、それはそれだけ素晴らしいクオリティってこと。リアリティ志向のガンアクションが映画界のトレンドだけに、シティハンターのけれん味のあるガンアクションが新>>続きを読む

貴公子(2023年製作の映画)

4.0

構成が見事!蓋を開けてみれば話はいたってシンプル。しかしながら、中盤までこの話はどう転がるの?と集中力を欠くことなく、見せ切る構成と画力そしてサイコパスな貴公子が魅力的。

パレード(2024年製作の映画)

5.0

人間は天国に行く前に映画を撮って上映会を開くという映画。
最高じゃないか。

次元大介(2023年製作の映画)

3.0

次元の弾は百発百中。敵の弾は全く当たらない。この枷というべき設定を遵守した上でどれだけ面白いアクションシーンを描けるか。描けていたと思います。
ハードボイルドで色気があって、アニメ的でありながらも合理
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最後にすべてをかっさらうフォースグレイド。
終わりよければすべてよしなスケボー版ニューシネマパラダイス演出が光る。
親の立場から考えてみたら、発狂してしまうエピソードの連続かもしれないが、通過儀礼なの
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.0

本作単体での評価が難しい。前作以上のスペクタクルシーンの連続だが、いかんせん砂漠がメインになるため、画替わりがないため、次第に慣れてしまい、冗長に感じられる。

ロードハウス/孤独の街(2024年製作の映画)

5.0

リーアム・ニーソンといい、デンゼル・ワシントンといい、ライアン・ゴズリングといい演技派俳優がこぞってアクション映画に出演してくれて、眼福。オリジナル作品未鑑賞。
任侠映画のようなシンプルなプロット。
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変な家(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

・原作既読。
・ピンクカラー、「ゾクっとミステリー体験」コピーを用いた宣伝が奏功。
・実際はジャンプスケアを多用したビクッとホラー体験。ジャンプスケアに恐怖する観客のリアクションの大きさが一番の恐怖体
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

4.0

こっくりさんのような降霊儀式をまるでマリファナやコカインをやるようなノリで描いて見せるという切り口が面白い。当然、オーバードーズをするとしっぺ返しがあるわけで。終わり方、好きです。

青春ジャック止められるか、俺たちを2(2024年製作の映画)

4.0

あっという間にエンドロールを迎えた。
芋生と杉田、対照的な2人の映画少年・少女にふりかかる障害が
心に沁みる。
東出も好演。コムアイもグッジョブ!
若松監督はワンマンであり、人たらしである一方、
なん
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犯罪都市 NO WAY OUT(2023年製作の映画)

3.0

イコライザーのマッコールさんばりに無双状態のマ・ドンソク。イコライザー・ザファイナルがホラーならば、本作はコメディ。どんな輩が束になってかかってきてもマ・ドンソクが一網打尽に叩きつぶしてしまうのだから>>続きを読む

ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

およそ20年にわたる言ってみれば王道の友情物語。
それをいかに退屈することなく、興味を惹きつけながら見せ切るか。
そのために、構成に工夫がされている。
そして功を奏している。
だが、観終わった後、その
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.0

なるほど、悪魔祓いは「デスノート」の原型だったのか。
主人公のキャラクターが魅力的で充分面白いが、
悪魔の名前を知る苦労が少し足りないか、ラッセル・クロウだけに。

パラレル 多次元世界(2018年製作の映画)

5.0

掘り出し物。パラレルワールドへと繋がる「どこでもドア(鏡)」を発見した男女4人の社会人の物語。社会人ゆえ、どこでもドアの使い方が賢く、そして残酷であることがミソ。

恋は光(2022年製作の映画)

5.0

登場人物、誰もが魅力的。小林啓一監督にはこれからもずっと青春映画を撮ってもらいたい。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

おいおい、なんにも起こらないじゃないか。
なのに、見飽きないし、目が離せない。
こういう映画を観て楽しめるオトナになったんだと
ちょっと自分をドヤれる。
そんないい塩梅に仕上げている監督の手腕がお見事
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

前情報なしで観に行ったら見事にカマされました。
「バービー」のB面的な映画の傑作。