「アリスとテレスのまぼろし工場」でも感じた「まちの記憶」を本作でも感じた。
建替リニューアルによって生まれる新しい場所への期待に染まり、その場所にあった歴史は忘れがち。
もし場所や建物にも心がある>>続きを読む
世間知らずの七海(黒木華)がいろんな仕事や人生に出会って心の小声を脱してゆく物語。
孤独と痛み、しんどさを乗り越えてゆくヒューマンドラマで見入るが、AV女優の真白(Cocco)が身体を壊していく設定は>>続きを読む
”仮想空間で起こる怪奇現象”の設定は目新しいが、筋運びは緩慢で退屈。
井出さんと園田の死に秘密があるのかと思いきやイマジョにやられただけ・・・。
スキャンする島を間違えた。それだけ。
島に根付く祟>>続きを読む
アナベル路線かと思いきやチャッキー+アイロボットだった。
親を亡くした子どもに向き合わず魅惑的なAIロボットを与えて、やがて・・・。
実際に起こりそうな設定で引き込まれた。
”人間らしさ”は、資本>>続きを読む
前に進むためには向き合うしかない。
心労と無縁ではいられない仕事。
雄大な海を目にして心を落ち着かせる姿が印象的。
あと、愛犬をもっと出せ。
どれだけ年月を重ねようが人間の本質は変わらないのかもしれない。
愛の深みを得た男女が素敵なラブストーリー。
わたせせいぞうテイストの作画がカラフルで楽しいが、ストーリーは軽やかさに欠けてやや退屈。
終盤が性急。告白に持っていかなくてもいい。
ショッピングモール前で夏祭りはいいなと思った。
盆踊りの舞台に>>続きを読む
「ザ・社会風刺」
保身ばかりが先立ち、無関心で寛容のない社会を痛烈に。
どうして社会はこうなった。しんどい。
人は優位に立ちたい生き物であると、風刺たっぷりに描き出す。汚さも交えて・・・。
失笑して終わり。それだけに感じた。
世界の終わりが始まる。
訪問者は「滅亡でもOK」と思っていた気がする。
疑問や胡散臭さを巻き込みながら、暴力や差別の危うさを示し、 お互いを思いあう家族愛こそ平和の始まりかもしれないと結ぶ。
な>>続きを読む
たーさんといえば田山涼成。TARさんは指揮者。
リディア・ターという指揮者にナレーションのない情熱大陸のように密着し、彼女の心に迫ってゆく構成。ドキュメンタリーを目にしている感覚。
指揮棒を振るう日々>>続きを読む
愉快なアニメに仕上がっているが、ダークでシュールな色合いが薄まっていて残念。
いい話なホームドラマ感は不要。
ラストはもっと痛快にしてほしかったな。普通じゃない家族だから壊されるのは歓迎なのかもし>>続きを読む
クリス・パイン&ミシェル・ロドリゲスをはじめとするパーティに魅力あり。軽妙な会話&アクションが楽しい。
それらを盛り上げるはずの音楽が平凡で、心が弾まない・・・。眠気が襲う・・・。ダンジョンズ&ドラ>>続きを読む
ボクシングを始めたきっかけは単純な動機でも、日々の鍛錬を積むうち生きがいとなってゆく女性の姿を、岸井ゆきのが好演。
「ありがとう」から様々な感情を伝えるラストシーンが良い。
タイトルがしっくりこな>>続きを読む
くそ面白ぇ。
勧善懲悪のシンプルストーリーを盛り上げるパワフルなアクション!
一途に爆走するラーマとビームが繰り広げる華麗な躍動のカッコええこと。
キレ味するどい2人の息のあったダンスとアクション>>続きを読む
不思議な城に集められた子どもたちが共鳴を育んで、心に抱えたしんどい気持ちをそれぞれ少しずつほぐしてゆく。
みんな楽しく学校に行きたいだけなのに、つらいことはやってくる・・・。
ミステリーとハートフ>>続きを読む
男女が距離を縮めたいけど縮められない機微を、技巧を凝らした撮影で描き出し最後まで目が離せない。
ただ、ラストが安直に感じた。
男目線の結末に見えて、残念。
過去の詮索や陰口、差別意識の嫌な感じが積み重なってゆく・・・。しんどい。
心につらさを持つ人や生きなおしを選んだ人はいる。その人たちへの眼差しを持つことも大切。
悠人が将来めっちゃ優しい人間になる>>続きを読む
着実な筋立てで魅せる会話劇。面白かった。
マット・デイモン&ベン・アフレックが揃えば鉄板。
MJがレジェンドとなった未来を知っているから、その大きな賭けは成功するよと言ってあげたかった。
韓国映画。
内輪揉めの抗争劇を、フレディVSジェイソンに見えてくるほどのタイマン勝負で描き切って、最後の最後まで面白い!
歌舞伎顔の役者さんめっちゃ怖ぇー!
ガラ悪い住人たちだったのに終わってみるとみんな愛すべき人たちに見える構成が巧い。
家を持つことの憧れと、世知辛い現実のしんどさを織り交ぜ、立派な建物だけが家じゃないよと伝えるラストが好き。
災害の>>続きを読む
独善的な男の怖さをミステリアス、かつショッキングに。
おぞましいわ!
訳わからんよ。
食べることは生と死を見つめることに繋がるし、旬のものを頂くことは身体に効き目がある。
自給自足の男性を通してそういうことが伝わるものの、味付けが薄くて物足りない。辛気臭い。
男女の関係仄めかしは無く>>続きを読む
繰り返す1週間に直面したことで、多忙で見失っていたものに気付いてゆくストーリー。
部長が良い人だったからよかったけど、ブラックだったり頑固、くそ部長なら最悪だったな。
役職が近い人の言うことは聞く>>続きを読む
思ってたほどアクション巨編じゃなかった。
叙事詩を伝える北欧神話の背景には興味をひかれるが、復讐劇のほうは冗長で退屈。かったるい。
ニコール・キッドマンとアニャ・テイラー=ジョイの存在感だけが救い。
なにこれ訳わかめ。いや訳わからんってことは無いが。
それにしても・・・辛気臭ぇ!
親友同士だと思っていた2人の関係に突然亀裂が生じて、それは修復することなく・・・。
次第にパードリックとコルム、双>>続きを読む
中田秀夫監督の新作として見ると、意外性に出くわした。
けっこうひどい話で、ちゃんとホラー。
捕食シーンのえげつなさはトラウマ級。
あと、何事もなかったように日常に戻るシーンが怖い。
平和は束の間か>>続きを読む
兄と妹のファインプレーで窮地を脱するサスペンス。
サスペンス度は薄いし、怖さも弱いが、地下室での電話のやり取り、そのアイデアが巧い。受話器を振りかざす練習シーンは胸熱。
フィニーとグウェンの兄妹が>>続きを読む
主題歌「ヒトツボシ」ええ歌やわ。沁みる。
あと、飯尾さんがちゃんとしてる!
タイトルの意味、草薙を気遣う湯川、被害者家族と関係者の無念と怒り。それらが絡み合うミステリーの質が高くて見入った。
あぁ>>続きを読む
不思議な交流を通して、悲しみや不安、寂しさを見つめてゆく少女のドラマが哲学的な時間を紡ぎ出し、なんだか心地いい映画だった。
子どもを演じるのは実の双子だけあって息ぴったり。フランスらしいセンスのいい>>続きを読む
「楢山節考」の発展形。
世知辛い設定の物語を観て、感じる映画。
高齢者が肩身が狭いと感じて生きにくい世の中なんて・・・。
問題放棄に近い制度があると世の中は荒んでしまうよ・・・。こんなのは福祉じゃな>>続きを読む
社内会議中に誰と誰がくっついたなんて噂話イヤだった。
そこ以外は、良作。
子どもの優先度が低い母親を持つ泉は母との思い出を。
その母親は過去の記憶を。
2人の脳内を覗き見して渡り歩いている感覚にさ>>続きを読む
暴力を振るう亮はもちろんだが、更紗を傷つけた孝弘も最悪。
「被害者だから可哀想」「男女関係に性行為があるのは当然」などの見出し的・上辺的な社会の目線が嫌な感じ。
ちゃんと見てくれない世の中は生きず>>続きを読む
おかしみ、哀しみの多い人生のペーソスを詰め込んだドラマが、悲哀成分多めで切ないし身につまされる・・・。
身近にある魂や彼岸を思いながら、小さな幸せを見つめて慎ましく生きるのみ。
大雨の時は逃げてきた>>続きを読む
”若さを餌食にしてしまう高齢夫婦”
この設定で勝利!
身は老いても心は衰えていないおばあちゃん。それに苦労しているおじいちゃん。
老老介護の新たな視点を伝える社会派テイストに、ゴアなホラー描写をふり>>続きを読む
マキオが良いやつ。だけどその行動は特別なものじゃない。普通のこと。そこがいい。
死者に会う方法に納得した。
弔いの旅路を経て、共生へ。
食べて、読んで、慈しみをもって悲しみと向き合ってゆくシイノ>>続きを読む