ワンコさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

パレード(2024年製作の映画)

5.0

【死者の声/聞こえないはずの声を聞く③】

※ Netflix作品

デジタルだとか、AIだとか言うけれども、僕たちの人生も、そして想像力もきっとアナログなのだと思う。

この「パレード」は観た人それ
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ワム!(2023年製作の映画)

5.0

【ラストクリスマス/音楽の力④】

※Netflix作品

友人との思い出もあって満点。

僕の友人にワムのことが大好きな女性がいた。
地下鉄の駅で電車を待っている時に、一度間違って僕が「ワオがさぁ…
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Lift/リフト(2024年製作の映画)

4.1

【リフト?笑】

※ Netflix作品

「アーガイル」よりこっちの方が面白い気がするのは僕だけなんだろうか。

この作品でも匂わせているように、テロを起こしてターゲット企業の株を空売りして大儲けす
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アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

4.0

【苦悩からその先】

※ Netflix作品

アインシュタインも核兵器開発を巡り、そのきっかけを作ってしまったとして苦悩した科学者の一人だ。

まもなく日本でも映画「オッペンハイマー」が公開されるこ
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愛と哀しみのボレロ(1981年製作の映画)

5.0

【寄り添い繋ぐ/音楽の力③】

※ 午前10時の映画祭リバイバル上映

僕の大好きな作品のひとつだ。

映画「愛と哀しみのボレロ」は、フランス、ロシア、ドイツ、アメリカと国・地域を超え、4つの家族が世
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コットンテール(2022年製作の映画)

5.0

【聞こえないはずの声を聞く②】

※舞台挨拶付き
※ローマ国際映画祭最優秀初長編作品賞

本当は聞くことが出来たはずなのに聞くことを躊躇い、聞かなかった声を聞く旅のようなストーリーだと思う。

僕たち
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52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

5.0

【聞こえないはずの声を聞く①】

声を発することが出来ない人、敢えて声を発しない人、そして、死者の声を聴くような作品だと思う。

さらに、こうした人は存外に多いのだ。

いきなり横道に逸れて申し訳ない
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ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.7

【あ〜、〇〇ル】

アーガイル柄って似合わないんだよなあ、僕。

ほとんどの日本人も似合わない気がする。

似合うとしたら女子中学生とか高校生くらいじゃないか。ほんの短い間だけ似合うってやつ。

知っ
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舟を編む(2013年製作の映画)

5.0

【言葉の無限の可能性】

※公開10周年のリバイバル上映

酔った勢いでプロポーズするのは「ダサい」か!?

確かに「ダサい」笑

NHK BSでドラマ「舟を編む」が池田エライザさんなど主演で放送開始
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ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)

4.5

【人柄/音楽の力②】

※ Netflix作品

テイラー・スイフトは、2024年2月5日のグラミー賞年間最優秀アルバム賞の受賞や、日本公演からの蜻蛉返りで2月11日のNFLスーパーボウルに駆けつけた
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ポップスが最高に輝いた夜(2024年製作の映画)

5.0

【シンディ大好き/音楽の力①】

※Netflix作品

ブームダウンラッツのボブ・ゲルドフがアフリカ難民救済を掲げてライブエイドを行ったのと、この「USA for Africa」は、僕たちの世界は、
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

5.0

【希望】

先ごろ4Kレストア版が公開された「テルマ・アンド・ルイーズ」が女性版アメリカン・ニューシネマだとすれば、この「ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア」は、差し詰めアメリカン・ニューシネマがドイツと
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

5.0

【「落下の解剖学」を解剖する】

法廷劇を通して、この「落下の解剖学」が描き出すのは、僕たちの家族関係や現代社会、そして社会システムに潜む”病理”だ。

これを意識したからこそ、「anatomie(解
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.3

【バイデン政権の失敗】

英文の融資なんかの契約書で、コヴェナンツ条項なんて特約条項があったら、かなり強い履行義務が課されている感じで、内容をより詳細にわたって理解する必要がある。

エンドロールの
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マダム・ウェブ(2024年製作の映画)

3.8

【序章】

物語のほんの序章なのだと思う。

非力なもの(特に女性)が協力して暴力に対抗するというストーリー展開の中で、離婚・再婚、移民、ネグレクトのような状況を付け加え、取り残される孤独な弱者に目を
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ネクスト・ゴール・ウィンズ(2023年製作の映画)

3.8

【under pressure】

IMAXリバイバルの「QUEEN ROCK MONTREAL」を観たばかりで、「under pressure」という曲に痺れたばかりだからではなくて、前情報まったく
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クイーン:ロック・モントリオール1981(1981年製作の映画)

5.0

【Rock You】

※ IMAXリバイバル上映

囁くような🎶Under Pressure♬に痺れる。

復刻版だけれども、フレディ・マーキュリーがステージで履いていたアディダスの同じスニーカーを
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フレディ・マーキュリーThe Show Must Go On(2023年製作の映画)

4.0

【Bicycle Race】

ブライアン・メイがアダム・ランバートとの公演のため来日していて、あちこちで観光もしていてインスタグラムに様々な場所をアップしていた。
楽しそうだった。
ついでに、22日
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

5.0

【アメリカの暗い影に刺すほのかな光】

※午前10時の映画祭リバイバル公開作品

16日から4Kレストア版が公開されている「テルマ・アンド・ルイーズ」と比較するアメリカン・ニューシネマの代表作だったら
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

5.0

【珠玉の対比】

※午前10時の映画祭リバイバル公開作品

16日から公開の4Kレストア版「テルマ・アンド・ルイーズ(91年)」はブラッド・ピットの出世作と言われているが、この「リバー・ランズ・スルー
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

5.0

【”ボー”は陰”謀”論の”ボー”】

怪作にして、もしかしたら傑作。

過剰なまでの演出は「ミッドサマー」を彷彿とさせる。

ただ、この作品は、中盤までは、あまりにもシステム化された世の中で、人が大人
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テルマ&ルイーズ 4K(1991年製作の映画)

5.0

【”今”に抗うことが出来るか】

1960年代のアメリカン・ニューシネマを彷彿とさせる鮮烈さだ。

女性版アメリカン・ニューシネマといった評価もあるようだけれども、今考えるとそういった”女性”という形
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ナイアド ~その決意は海を越える~(2023年製作の映画)

4.3

【長い挑戦】

※ Netflix作品
※ アネット・ベニングが2024年アカデミー賞主演女優賞ノミネート、ジョディー・フォスターが助演女優賞ノミネート

この「ナイアド」を観ると、2024年は強敵揃
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雪山の絆(2023年製作の映画)

4.0

【苦悩】

※ Netflix作品
※ 2024年アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート。「PERFECT DAYS」のライバルだ。

この航空機が墜落したのは、最も到達するのが困難とされるアンデス山脈
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風よ あらしよ 劇場版(2023年製作の映画)

4.0

【陰謀論とかデマとか、バカとか】

テンポも良くて良い印象の作品だった。

関東大震災から99年経って制作されたNHK BSのドラマの再編集した映画作品だが、おそらく、安倍政権での放送法の解釈を巡る変
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瞳をとじて(2023年製作の映画)

5.0

【僕たちに向けられたメッセージ】

このビクトル・エリセの「瞳をとじて」の公開に先立ち、「ミツバチのささやき」や「エル・スール」のリバイバル上映もあったためなのか、当時のミニ・シアター・ブームと絡め
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

5.0

【”オーライ”な世界】

コロナによるシャットダウンからすぐの頃、NHKが駅ピアノのスペシャルを放送した。

ナビゲーターは上白石萌音さんだった。

なんだかとても気持ちの良い声だし、表情も柔らか
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一月の声に歓びを刻め(2024年製作の映画)

4.5

【希望にすがる】

大切な人の死、絶望、孤独、葛藤。

それでも人はなんとか前に進もうとする。

希望にすがって生きようとするのだ。

“希望をもって”なんて云う人もいるが、この映画を観て、それは、
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レディ加賀(2023年製作の映画)

3.8

【応援】

もうずいぶん前になるが、町おこしの一環で、加賀温泉の人たちが「レディ加賀」なるイベントをしていたことを知っていた。

映画の中に、むかしの能登地震のことも触れられるし、今回の能登地震のこと
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

【歴史】

日本の戦国から江戸時代の序盤・大坂の陣くらいの頃は、中国も朝鮮半島も大きく揺れ動いた時代だ。

豊臣秀吉による朝鮮出兵からしてそうだ。

大陸では、女真族が後金を建国し、後に明を滅ぼし、清
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ジェントルマン(2021年製作の映画)

3.9

【嗚呼、松ちゃん】

けっこう最後まで、あれこれあるので楽しめると思う。

それに、性接待や上納システムのところは、否が応でもダウンタウンの松ちゃんを思い出してしまう。

韓国の検察は大統領も恐れるよ
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沖縄狂想曲(2024年製作の映画)

3.8

【落とし所の見えない議論】

リアリズムも陳腐化する。

昔、リアリズムと称する「ソ連脅威論」があった。
当時の識者からは、ソ連のような経済的に疲弊した国が脅威であろうはずがないと言っていたことも思い
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カラーパープル(2023年製作の映画)

4.2

【赦せるのも人だと云うこと】

時代的には、アメリカの公民権運動が始まる前の頃だ。

過酷な差別のなか、こうした黒人の家族にも父権主義など、今となっては時代遅れなものが多くあったのだと思う。

その中
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Here(2023年製作の映画)

4.2

【きっと帰ってくる/スープ】

視点を変えたり、フォーカスするものを変えたりしたら、身の回りで変えられる煩わしいことだけじゃなく、あれやこれやは、結構あったりするんじゃないのか。

それは、自分自身の
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

4.2

【日常に潜むドラマ】

僕の親しい友人に、電車で寝過ごすことが多いのがいて、大学時代、京王線だったか小田急線で寝過ごして終点まで行って、帰りの終電が無くて歩いて帰ったエピソードを話してくれたことがあっ
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この心亡き者(2022年製作の映画)

3.6

【アジアの貧困】

※Netflix作品

思いの外、低評価だけれども、僕は割と好きな作品だった。
国際情勢など知らないと面白みが伝わらない内容ということだろうか。

ただ、それでも、もう一声みたいな
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