ワンコさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

Chime(2024年製作の映画)

5.0

【怖い…けど、滑稽】

既に多くの人の頭の中で「Chime」は鳴ってしまっているんじゃないのか。

この映画「Chime」は、Chimeとは一体何なのか考えさせるような作品じゃないと思う。

どんなC
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幻の光(1995年製作の映画)

5.0

【生きていくこと】

※Bunkamuraル・シネマ渋谷宮下 能登半島地震 輪島支援 特別上映

↓は、朝日新聞デジタルに載ったリバイバル上映に寄せた江角マキコさんのインタビュー記事です。

http
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ナイトサイレン/呪縛(2022年製作の映画)

4.3

【因習と女性】

古くは市川崑さんの「野火」のグランプリ、最近では濱口竜介さんの「ハッピーアワー」の主演4人(川村りらさん、三原麻衣子さん、菊池葉月さん、田中幸恵さん)に対する最優秀主演女優賞、細田守
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風が吹くとき(1986年製作の映画)

5.0

【原爆を考える】

2024年、今年もまた広島・長崎の原爆の日が巡ってくる。

今年はパリ・オリンピックの盛り上がりにかき消されそうな気もするが、是非、ロシアのウクライナ侵攻や、イスラエルのガザ地区攻
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

4.4

【アメリカのグルグル🌀🌀🌀🌪️🌪️🌪️】

多少の出来すぎ感はあると思うけれども、自然災害パニック映画としては好感度の持てる作品だった。

韓国映画のような意図してなのか、バカなのか逆張りのような行動
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

5.0

【思春期】

思春期なんて聞くと頭を抱えたくなる親は多いんじゃないかと思う。

男親は臭いとまで言われなくても、娘には、ばい菌だらけでもないのに洗濯物は別にして欲しいとか😁

それは自然発生的にじゃな
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

5.0

【転校生】

この「インサイドヘッド」を10年近く前に劇場で観た時に考えたことを思い出していた。

小学校の低学年の時、夜寝ていたところ、母親にどうしたの?と起こされたことがあった。

夢を見て寝なが
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ヤング・ウーマン・アンド・シー(2024年製作の映画)

5.0

【不撓不屈(ふとうふくつ)】

※ディズニー+作品。

7月26日公開の映画「時々、私は考える」のデイジー・リドリーが主演のトゥルーディ・イーダリーの半生を描いた作品だ。

ちょうど100年前のパリ・
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めくらやなぎと眠る女(2022年製作の映画)

5.0

【リリースと、そこはかとない希望/変化する時代の中で】

漠然とした不安、そこはかとない緊張、そしてリリースされる感じ。

昔、大学のゼミの恩師と村上春樹作品のどこが好きかという話をした時に、恩師は「
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劇場版モノノ怪 唐傘(2024年製作の映画)

5.0

【組織と人の間にいるモノノ怪】

予告映像とフライヤーを見た時から結構心待ちにしていた作品だ。

サイケだが、江戸時代の大奥はもしかしたら、こんな感じ!?なんて思わせてくれるデザインと世界観。

薬売
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お隣さんはヒトラー?(2022年製作の映画)

4.5

【この作品の味わい方(偉そうでごめんなさいね🙇‍♀️)】

旧ソ連が保管していたヒトラーの頭蓋骨の骨の一部は近年の調査の結果、ヒトラー本人のものと断定された。

ヒトラーは銃で自殺後、建物が焼失し遺体
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時々、私は考える(2023年製作の映画)

4.5

【下ろしてみる】

実は思いがけず考えさせられた作品だった。

多くの女性の共感を呼ぶような気がする。

この「時々、私は考える」のオリジナルタイトルは実はもうストレートで「Sometimes I t
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流麻溝十五号(2022年製作の映画)

4.5

【敵の敵は】

現代を理解するためにとても良い作品だと思う。

台湾に旅行に行って手厚いホスピタリティを感じたとか、「青春 18×2」を観て、台湾に行ってみたいななんて感じた人には観て欲しい作品だと思
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このろくでもない世界で(2023年製作の映画)

3.5

【無題】

韓国の父権主義、少子高齢化に伴う社会の活気の低下、ソウル一極集中による地方都市の衰退などを背景にした作品だ。

日本もうかうか出来ないなんて考えたりするけれども、仕事を通じて見渡すと、半導
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ロイヤルホテル(2023年製作の映画)

3.7

【ワーキングホリデーとバックパッカーのセットはリスクがいっぱい❓❓❓かな❓】

いくつかの映画のレビューで自分のバックパッカーの経験を振り返って、最果てを目指す人に出会うことがあるなんて書いたことがあ
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もしも徳川家康が総理大臣になったら(2024年製作の映画)

3.7

【選挙に行こうぜ‼️】

コロナ禍のなか書かれた原作があるらしい。

最後の場面で途中退席する男性のお年寄りがいた。

予想外の展開にウヨの心が勝ってしまったのだろう。このジジィは何を期待していたのだ
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デッドプール&ウルヴァリン(2024年製作の映画)

5.0

【リスペクト?オマージュ?/デップ・シリーズの③(or 新しいなんかのストーリーの①)/X-MEN&デップ祭り(12)】

「過去は変えなくていい。過去が今のあなたを作ったんだから」

もし可能だった
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.8

【タイムマシーンの使い方/デップ・シリーズの②/X-MEN&デップ祭り(11)】

この「デップ2」は、タイムマシーンをいかに私的に使って自分自身を満足させるかが描かれる😁なんてね。

前作のデップで
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LOGAN ローガン(2017年製作の映画)

5.0

【墓標・墓碑/X-MENウルヴァリン三部作の③/X-MEN&デップ祭り🔟】

「行かなきゃならないんだ。人の生き方は決まっている。変えられない。俺も変わろうとしたが、一度人を殺したものはもう元には戻る
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X-MEN:アポカリプス(2016年製作の映画)

4.3

【無力こそが力/レイブン/X-MEN新シリーズの③/X-MEN&デップ祭り9️⃣】

このX-MEN新シリーズの「アポカリプス」を経て、「X-MEN」オリジナル三部作の最初に戻る。

つまり、ぐるっと
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デッドプール(2016年製作の映画)

5.0

【アボカド🥑/デップ・シリーズの①/X-MEN&デップ祭り8️⃣】

このデップは、X-MENウルヴァリン三部作の最初「X-MEN ZERO」で出てきたデップじゃない。切り離されたアタマを、胴体が探
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X-MEN:フューチャー&パスト(2014年製作の映画)

4.5

【ループ/レイブン再び/ストライカー再び/X-MEN新シリーズ四部作の②/X-MEN&デップ祭り7️⃣】

ループ感があって、そこそこ面白いと僕は思った。

ただ、あまり、邦題タイトルがよろしくない気
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ウルヴァリン: SAMURAI(2013年製作の映画)

3.7

【トラウマ/X-MENウルヴァリン三部作の②/X-MEN&デップ祭り6️⃣】

エンドロール前の一瞬がクライマックス😁

端境期のなんかちょっとオマケっていうか、無理やり感のあるストーリーなんだけど、
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

4.2

【最初の邂逅と岐路/X-MEN新シリーズ四部作の①/X-MEN&デップ祭り5️⃣】

「そのうちハゲるかも」

その通り!
僕たちは知っている😁

↑ 観た人は分かるやつ。

ウクライナにロシアが侵攻
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ウルヴァリン:X-MEN ZERO(2009年製作の映画)

5.0

【ローガンと戦いの始まり/X-MENウルヴァリン三部作の①/X-MEN&デップ祭り4️⃣】

もともと、コミックの「X-MEN」は、アフリカ系アメリカ人など白人以外の人種、クィアなどの性的少数者、思
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X-MEN:ファイナル ディシジョン(2006年製作の映画)

5.0

【選択のの続きと教訓/X-MENオリジナル三部作の③/X-MEN&デップ祭り3️⃣】

現代の人間社会の嫌な一面を見せられているような気がする興味深い作品でもある。

”「キュア」によってミュータント
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X-MEN2(2003年製作の映画)

5.0

【葛藤と選択/X-MENオリジナル三部作の②/X-MEN&デップ祭り2️⃣】

前作「X-MEN」は主にエリック(マグニート)の人間をミュータントに変えてしまおうとする暴挙を、チャールズ(エグゼビア/
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X-メン(2000年製作の映画)

5.0

【邂逅・序章/X-MENオリジナル三部作の①/X-MEN&デップ祭り1️⃣】

これはローガン(ウルヴァリン)のチャールズ(エグゼビア、プロフェッサーX)、ローグ、ジーン、スコット、ストーム、ボビー(
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

5.0

【オマージュと…】

「ルックバック」「キングダム」の大ヒットの後、「デッドプール&ウルヴァリン」の前、谷間のような感じで、どんなんかなあと思いながら観たけれども、僕は大変面白くて好きな作品だった。
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墓泥棒と失われた女神(2023年製作の映画)

4.9

【過去にすがる】

かつての恋人を忘れることが出来ないなんて多くの人に共通することのように思える。

エトルリアは、現在のイタリアのローマ市のあるところを中心に広がっていた都市国家(群)と言われていて
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化け猫あんずちゃん(2024年製作の映画)

4.1

【イケてる(池照)駅の近くのノーセージ(草成寺…だったかなあ)のネコ(化け猫)とかりんちゃんの話】

あんな化け猫だったらいても良いよなあ。

でも、親は質問されたら困るけどなあ。

最近の子供は細か
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私が俺の人生⁉(2024年製作の映画)

3.8

【無題】

点数はオマケ。
舞台挨拶で、監督が、この作品はコメディだけれども、コロナ禍も含めて、主人公だけじゃなく登場人物それぞれが大なり小なり問題や悩みを抱えているという(役者さんたちの)表情を丁寧
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ヒューマニスト・ヴァンパイア・シーキング・コンセンティング・スーサイダル・パーソン(2023年製作の映画)

4.5

【ユーモアのセンス】

冒頭の、初めてなのに幼いサシャが流暢にピアノを弾けたところで「血は争えないな」と父親が話したところと、ヴァンパイア病院でサシャが人間と同じPTSDだと診断されたところは、ハッキ
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密輸 1970(2023年製作の映画)

4.5

【てんこ盛り😁】

いや面白かった。

序盤はノスタルジックさが前面に出すぎてるんじゃないかと、どうなることかと思ったけれども、あっという間にギアが入って、引き込まれる展開だった。

この「密輸」は、
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ある一生(2023年製作の映画)

4.5

【想い続けた人生】

妙に聞こえるのかもしれないが、僕は、マリーはエッガーに再び会うことがあるから生きろとずっと背中を押し続けたんじゃないかと思っている。

この映画「ある一生」は激動の過酷な時代を生
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エンドレス・サマー デジタルリマスター版(1964年製作の映画)

4.0

【台風🌀サーファー🏄🏄‍♂️🏄‍♀️】

2024パリ・オリンピックのサーフィン競技会場はタヒチだ。

結構高い波🌊が来るとテレビで言ってたぞ!?

↑ 最後まで映画「エンドレス・サマー」観た人は意味
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