成功したら革命、失敗したら国家反逆。
暗殺された韓国大統領の座を狙うべくクーデターを起こした男と、彼の暴走を食い止めるべく立ち上がる男。軍人たちの緊迫した一夜の攻防を描いたポリティカルサスペンス。『>>続きを読む
ある殺人事件の陪審員に選ばれた男は、事件の概要を知り唖然とする。
あの豪雨の夜、轢いてしまった“何か”は鹿ではなくこの事件の被害者だったのかもかもしれないと…。
クリント・イーストウッドの引退作(俺>>続きを読む
濱口監督もそうだが、ここにきてオムニバス映画に可能性を見出す人が増えてきた印象。「同じ役者が違う役で出演した3つの中編オムニバス」というアイデアが面白いし、役者たちが軒並みバリ巧いから1人何役というの>>続きを読む
ポスターの「ママ、きがへんになりそうです」とはよく言ったもので、うん、それは俺たちのセリフでした。『ヘレディタリー』でも『ミッドサマー』でも若干香ばしさ漂ってたけど、ついにこっち系に全振りして全開放し>>続きを読む
母を亡くした悲しみをつよがりで弾き飛ばしながら、社会保障と自転車の盗み売りで暮らす12歳の少女のもとに、ろくでなしパパがふらっと帰ってきて...という話。「お〜これは監督ショーン・ベイカーだな〜」とま>>続きを読む
「ゲームのクリーチャーを創作するVR画面の長回し」という見たこともないファーストカットに一発で掴まれ、デザイナーの主人公の静かな暮らしに漂う不穏な空気の先に待つ真相に恐怖した。かなり喰らうテーマだが、>>続きを読む
今年のネトフリオリジナル映画の掘り出し物。従兄弟の保釈金を届けにとある町に入った主人公が、汚職警官にカツアゲされ酷い目に遭うが、彼はスゴ腕の元海兵隊員だった...!という、いわゆる「ナメてた奴が系」の>>続きを読む
ファック男社会、海女さんチームが金塊を密輸するというトンデモ設定だけど実話モチーフという驚き。『ソウルの春』もそうだけど、韓国の歴史アツすぎるだろ。掘ったら掘るだけ出てくるというか。そろそろ教科書買お>>続きを読む
今年のOP賞だな!と確信するようなスタイリッシュな幕開けから、「ん?これは誰の視点の話なんだ?」とか「主人公この人で合ってるよな?」みたいな疑問符が、被ってたバケハの右左を行ったり来たりして、なんか乗>>続きを読む
「お互い日本一になろう」と別れた"元SMAP"の森且行が、"オートレーサー"森且行として悲願を成し遂げたあと、選手生命を絶たれるほどの大怪我を負う。からのとんでもない復帰戦までのリアルを描いたドキュメ>>続きを読む
ロボット・ドリームじゃなくてロボット・ドリーム"ズ"なのがほんと秀逸だし、台詞ゼロというのが一瞬たりとも気にならないのすごいし、何より、構成が見たことなさすぎた。千と千尋で言えば、トンネル抜けた所で展>>続きを読む
5役を演じ分ける横浜さんと、演技が全くブレない山田さんの対比が面白かったけど「なぜ彼は逃げ続けるのか」という物語の核の部分に牽引力をあまり感じられず、なんかノリきれなかったなぁと。なんとなく予想はつく>>続きを読む
悪役を深いとこまで掘り下げて大ヒットを飛ばした、映画史的にもある種ゲームチェンジャーな前作から生まれたこの続編。「精神的な続編」って言葉があるけど、これは"精神病的な続編"でしたね。驚いた。製作陣が一>>続きを読む
インディーズから大ヒット、製作者の映画愛とど根性精神、笑う箇所の分かりやすさなど、ほんと言われてる通りカメ止めと共通している部分が多くて、とっても見やすくアツくなれる作品でした。カメ止めが2017年。>>続きを読む
「映画って何やってもいいんだな」と再認識させてくれた、ロケットランチャーみたいな作品。分断されたアメリカで、ジャーナリストたちが戦線をなぞるように車を走らせ、大統領絶命の瞬間を狙う。戦争モノでロードム>>続きを読む
殺し屋2人のゆる〜い日常パートとキレキレのアクションの反復がもたらす唯一無二の世界観にじわじわとファンが根付いていった本シリーズだが、3作目にしてついに映画作品として大覚醒。もうみんながあまり期待しな>>続きを読む
オープニングであの音楽がかかった瞬間「あ、これ俺のツボだ」となり、前傾、前傾。むっちゃかっこいいタイトルバックに、繰り出される“演出”の数々、そしてラストとかもう、ツボすぎてツボ割れたわ。むっちゃ好き>>続きを読む
どのタイミングで映写トラブルが起きて画面停止しても、10分は怒らず見続けられるくらい、撮影・照明が完璧だった。とにかく自分の好みにブッ刺さった。どうでもよくないんだけど、脚本とか芝居とか音とかどうでも>>続きを読む
大主人公大爆走!みたいな映画かと思ったらそこは割と邦画らしく暗い方向に落ちていってウ〜となったけど、アングルの切り方や作品自体のファッション性の新しさが眩しかったのと、とにかく河合優実さんがキレまくっ>>続きを読む
今年の大バジェット邦画の中では飛び抜けて面白かった。ドラマの劇場版ではなく、ドラマ2作の同一世界で起きた別の事件を新しい主人公が担うという構造がある種革命的だし、脚本がド強くてしっかり見応えがありまし>>続きを読む
俺が先生だったら生徒に見せたい映画、とかだったらいくらでもあるけど、これは俺が生徒だったら先生に見せたい映画。マジで最高だった。今月配信されるみたいだから、まだの人はクリスマス〜年末年始の期間に観るこ>>続きを読む
スペインの小さな村に移住してきたフランス人夫婦VS村を牛耳る差別的なおっさんブラザーズの地獄の闘争。と言っちゃうと派手目な感じになっちゃうけど、戦い方は超陰湿で絶妙に見てて気分が悪くなるリアリティでし>>続きを読む
舞台は東欧の地方村。出稼ぎ先で暴力沙汰を起こしてバックれ帰ってきた無骨な男と、村のパン工場に外国人労働者を受け入れたが故に村民から嫌がらせを受ける工場責任者の女を軸に、人々の対立や凶暴性を描く秀作。多>>続きを読む
全員片想いのゆる〜い大人ラブコメ。邦画では珍しい手ざわりの、独特の作品で非常に興味深かった。鮮度の高い爽やかなキャストたちがクセはあるけど絶妙にリアリティのあるキャラたちを演じ、固定カメラの長回しの中>>続きを読む
ウルヴァリンと組むという時点で嫌な予感はしてたけど、うん、やっぱりだった感。デップーにはMCUのメインストリームを外野からバカにし続けて欲しかったけど、今作では過去の負の遺産と言われつつもコアなファン>>続きを読む
「転売ヤーがなんやかんやで銃撃戦する」という、聞こえはトンデモ映画なんだけど、じっとり描いてちゃんと成立させてるという時点である種勝ち映画なのかもな。ここまで男しか出てこない映画もそうないし、オープニ>>続きを読む
「次の店」への箸休め的に料理教室をやってる男に襲いかかる狂気を描いた、わずか45分の恐怖映画。これを見たせいで最近よく見る『グランメゾン・パリ』の予告が怖ぇのよ。
「意味不明なのもそれはそれでいい」>>続きを読む
目覚まし時計の音。観葉植物に朝日が差す。建築関係の本や工具が綺麗に並んだ部屋には寝ぼけ眼の男。キッチンで胡瓜のぬか漬けを丁寧に洗い、納豆と味噌汁をかき込み、出社。社内会議ではほんのり嫌味な上司にまた仕>>続きを読む
原作の時点から非常に気持ち悪かったけど、映画版にも忠実にその気持ち悪さがそっくりそのまま乗り移ってて、そこが良かった。何が気持ち悪いのかと言うと、その手に負えないほどの内省的な内容もそうだが、特に風俗>>続きを読む
不審死を地球化学の視点から解決するガリレオ的な作品なのかと思いきや、その主役の櫻井くんの影があまりにも薄くて笑った。彼、なーんもしてない。まだ『桐島、部活やめるってよ』の桐島の方が出てないのに色々機能>>続きを読む
暗い。声小さい。よくわかんない。無駄に長い。
人々が敬遠する「邦画感」の諸悪の根源をまじまじと見た。暗ぇよ。お前人生楽しいか?って人しか出てこない大森監督作品の“キャリアロー”ですね確実にこれは。地>>続きを読む
記者をやってる親友が殺された警察職員の主人公が、広報課の枠を越えて単独捜査に乗り出すが、事件の裏には警察の闇が待ち構えていて...という話。今年の顔・杉咲花さんがまた暗く俯きがちな役をやってて「お疲れ>>続きを読む
劇場で観るか迷ってたんだけど、配信スルーにしてよかった。よくやった俺、これはアカンやつやった。冬山の遭難で「お前の恋人を俺が殺した」と告白した死にかけの友人が死なず、気まずい一夜をともにすることになっ>>続きを読む
洋画につきがちな「〜」のサブタイトルが、初めて仕事してた。「〜終末の始まり〜」が言う通り、これ前編でした。続編ができたらとりあえず見るかもだけど、忘れそうな可能性もある。そのくらいの作品でした。ゾンビ>>続きを読む
堅物の警官と新人の女性警官の交流を、フロントガラスの固定カメラの点描のみで描いた超ショートフィルム。ワンシチュエーションから見える世界。これぞ短編映画というコンパクトな内容だが、これが長編映画のクライ>>続きを読む
アメリカの地下鉄で黒人・白人・アラブ人の3人組が「金をだせ!」をやるんだけど、黒人が同種の乗客を見逃したことから「この人は〇〇だから見逃そう...」のやり合いになり、だんだん「〇〇派の人こっち並んで〜>>続きを読む