あさちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

あさちゃん

あさちゃん

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.5

良いテーマだと思うけど、演出面は期待してた分ちょっと肩透かし。。fixを中心としたフィルムでの撮影とかが何の意図にそっているのかよく分からなかった。上品ではあるし良いんだけど。
相変わらず演技演出はよ
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

1.0

クリスマスに恋人や家族と観て楽しむ映画、、ではないでしょ、悪い意味で。古臭い価値観がてんこ盛りなので観てて喧嘩になったりしそう。。。
レビューで悪く書いている人が殆どいなくてゾッとした。
ポルノ映画?
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レベル・リッジ(2024年製作の映画)

3.0

演技音楽カメラワーク、ことごとく演出がシンプルで、嫌なところがないのだけど、お行儀が良すぎるのも物足りないものですね。。

シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

3.5

面白かった作品に当たった訳じゃないのになんか気になるガーランド。
題材はさておき、描くキャラクターとかシナリオの作り方がすごく教科書的で、でもそこが悪いわけではなくてこういう部分でエンタメを担保してい
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ビートルジュース ビートルジュース(2024年製作の映画)

3.0

モニカベルッチ意味のない役すぎて笑えた。
ビートルジュースの雰囲気が下品過ぎてもったいなく感じた。吹き替えでみたからかも。。

憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.0

楽しみにしていたダンスシーンだったけどドヤ感があって微妙だった。構成良かったけど3話目がテーマが矮小化した感じがした。。

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

1.0

君の名はからの三部作で1番微妙。嫌悪感を抱く人が多いのも理解できる。

女神の継承(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ストーリーが面白いので途中までモキュメンタリーである必要あるのかな、と思ったけど、ラストの展開でしっかりPOVの恐怖を見せててなるほど!と思った。
映画的表現より怖さを第一に表現しようとする姿勢はさす
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関心領域(2023年製作の映画)

2.5

映画のスタイルは良かった。が、このテーマに関してクール過ぎるだろ、という気持ちもある。

家族がどうなったのか、普通にもう少し長く描いて欲しかった。。。なんで描かなかったんだろう。

ラストのゲボはア
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あんのこと(2023年製作の映画)

2.0

彼女の死の要因となった、ドラッグと母親に対する解像度が極めて低い。。
河合優美のリュックサックのモチーフとか、現実を写そうとしているが出来ていない感じも残念。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

お金を掛けた科学者の伝記物としてはとても楽しめた。時間軸を分けている意味がわからないのとわざわざ混乱を招くような作りは紳士的じゃないなぁと思った。映画館に老人も多くて理解できたかな、と不安になった。>>続きを読む

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.0

思ってたよりも面白かった!
序盤、過剰な音楽と意味深だったり実験的なカットのシネフィル感に胸焼け気味だったけど、高速道路のシーンぐらいから景色が変わって楽しく観れた。フォトジェニーじゃない生っぽい役者
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

3.5

監督は好きだしSFも好きだけど、ベストじゃなくてベターな感じ。良いんだけどパートワンの時ほど空気感、ムードを感じなかったなぁ。。。

ワンの時よりも話が飛躍がちに描かれてるのも気になる。。
あと、そも
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秋刀魚の味(1962年製作の映画)

4.0

家父長〜!というストーリーだけど敢えて時代に変遷されるであろうマインドを絵も含めて描いている気もする。50年後観たらおもろいでしょ、的な。描いているシーンが全て観てて心地良い。。
音楽も良い。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.5

悪くはないけど、、、淡々とした日常を2時間通して描くのは難しいんだなぁ。。良い瞬間も沢山あったけど尺を埋めるかのように捻じ込まれたサイドストーリーがどうでもよすぎ。。もっと主人公がわからないままでいた>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.5

よもやランディス監督で感動するとは。。。

話の展開の仕方はよくある成長譚として非常にクラシックだとも思ったけど、それが故に胸を打つ場面が幾つもあった。
タロットの大アルカナを連想した。

ランディス
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その男、凶暴につき(1989年製作の映画)

3.5

役者としての武の魅力がすごい。ラストの表情は人間の深淵が出ているように感じた。フィックスのイメージあったけどクレーンショットのワークが上手い。

終わらない週末(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

登場人物が全員良い人なのが教養番組感あってイマイチだった。
ノイズ作戦はリアルで怖かったな。。

肝心なところが全部ご都合的な説明台詞だったのも残念。

ザ・キラー(2023年製作の映画)

3.5

報復を通じて、殺し屋が精神の旅を行うようなストーリーの流れは面白かったけど、クライアントパートからラストに掛けてがイマイチ話を通して何を伝えたかったのかよくわからなかった。。

エドワード・ヤンの恋愛時代(1994年製作の映画)

4.0

やっぱ好きだなエドワードヤン。
薄く複雑な人間関係が現代の都市の様相を現しているようだ、、とか批評めいたことを語りたくなる物語の作り方がやっぱ好きだ。
一方で絵作りはやや意味を与えすぎな気も。。。
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バービー(2023年製作の映画)

4.0

甘めの4点。長台詞が多かったのと、裏の裏、みたいな、知的な展開が少し鼻についたかな。。
duolingoのくだりとか、まじで意味不明なシーンもあったのもやや残念。

バービーワールドの完成度とか冒頭の
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バイス(2018年製作の映画)

4.0

語り口が抜群に上手い。

シーンとシーンの間に感情的な繋がりも少なく時代も平然と飛びまくるのに何となく理解できる不思議さ。編集含めこういう見せ方っていつ頃誕生したのだろう。。少なくても90年代にはまだ
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オアシス(2002年製作の映画)

4.0

すごく良かった気がしてたけど、再見して、彼女がレイプされて、でもその後口紅塗ったり男に電話したりするシーンで、んん?となり、以降拭いきれない違和感が残り続けた。。そんな事あり得るかな。。。

男と母親
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

現実パートの方が面白かった。ファンタジーパートはその依代のなさのようなところが内容は成立していても美術や衣装、キャラクターの見た目ざ不安定で拙く感じ魅力的ではなかった。
別に監督の内面にそこまで興味持
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逃げた女(2019年製作の映画)

4.0

ホン・サンスの映画の感想って本当に難しい。ヴィム・ヴェンダースのベルリン・天使の詩の冒頭に、小津安二郎、フランソワ・トリフォー、アンドレイ・タルコフスキー、3人の映画の天使に捧ぐって出てきたけど今なら>>続きを読む

愛情萬歳(1994年製作の映画)

4.0

30年前の映画なのに今観ても現代的、都市的なムード。映画にとってナラティブであることは必ずしも重要ではないと改めて思い知らされる一本。

怪物(2023年製作の映画)

4.5

賛否両論の下馬評を見て、LGBTQを変な風に描いてたら嫌だなと思ったけど、全然そんな事なかった。
近年の是枝作品は個人の話が広がっていって社会問題に定着する感じが説教くさいと言うか知識人の作る映画って
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

1.5

美食の世界を扱っているのは面白かったけど物語の中身はB級サスペンスって感じで興味をそそられなかった。。。

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

3.0

家からの帰り道から自分の考察が当てはまらない感じがしてよく分からなくなってしまった。

好きとかキライをすっ飛ばして無性に記憶に残る映画。


生き方さえも、ザッピングしている現代。。。

午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

5.0

大好きな監督。

今回は普通かなと思って観てたけど途中から涙が止まらなかった。
最近自分が考えていた事を上手に、ちゃんと言語化もして表現してくれていた。

この人の作品は常に時間が一定のリズムで流れて
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.5

思ってたよりも、、すごく良かった。

永作夫婦パートよりも蒔田パートが圧倒的に魅力的で、物語の強度的にもそりゃそうなんだけど、、こうしたリアルなエチュード的な演技演出は永作夫婦のような特殊な親密さのあ
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.5

久々に観たけど、当時の記憶より面白かった!
記憶だと鮮烈なビジュアルのイメージしか残ってなかったけど、改めて観ると、優れた脚本に感動した。
冷酷で人に興味なく人をコントロール出来ると思っている敦子と、
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