原作の後日談なんで原作読んでないと理解不能だし、原作読んでても理解不能。肝心の増殖シーン一切描かず田口トモロヲに台詞で全部説明させるとかいう手抜きっぷりは流石に萎えますわ。
リアルすぎてマジでどうしようもない。行為の是非以前に過去を論っての「どうすればよかったか?」が本当に無意味で、残された時間で容赦なく人は老いるという残酷さにただ愕然とした。
案の定原作とはほぼ何の関係もない白石晃士オリジナル。愛の為なら人でも殺せという純愛の美学が徹底されてて良い。ラストで親子を遠目に眺めるカエル男の余韻が最高だった。
いかにスーパーマンがスーパーマンであるかというその信念が端的に描かれていると同時に、それに説得力を与えるための迫真のガチギレ描写がマジで凄まじくて、ただただ圧倒される…。
トーマスのアトラクションを列車と並べて紹介したのは面白かったが、シリーズ6作目にもなってネタ切れ感は強め。過去作とのテーマ被りもあるので全体的には総集編+αみたいな印象。
全裸の飼育描写がバカみたいにエロくて結構。トチ狂った未亡人の倒錯的な愛情がマジで唆るわ。ストーリーは真面目に追っても全然面白くないので、服着てるシーンは全部流し見でいい。
冒頭に台詞で設定全部説明する親切仕様。そこから後はずっとふざけてるの面白すぎ。常時水着のエロ女、謎の歌歌ってるカップルとか、バカ映画なのに無駄にキャラ立ってるのが良いね。
シーツがモゾモゾ動きながら盛り上がる幻覚の描写なんていかにもな三池崇史的ホラー演出で良すぎて絶頂。それと裸足で暴れ散らかすベッキーが観れた時点でもう大大大満足の傑作…。
ヤンキー映画とヤクザ映画とつまんねーギャグを自然に繋げるこのセンス、流石の三池崇史。てか、その中心を演じるやべきょうすけも凄い。緊張と緩和と原作オマージュと大味なアクション。
裏社会が良い感じにリアルで腐ってるし、撃ち合いは映画的でキマりすぎ。この振れ幅はダレるわ。男の生き様すぎるクライマックスも最高。2時間半に見所多すぎるせいで逆にテンポ悪い。
とんでもないイカれ具合で最高。原作の殺し屋小学生や生首サッカーやオメコ吹き矢を実写で再現するヤバさ、どころか生理で血撒き散らすわ何故か両性具有だわ余計なアイデア足すし…。
ちょっと盛り上がりがなさすぎる。生殖禁止のディストピアってイカれた設定なのに、薄ぼんやりしたテーマとして語られるだけなのが何とも…。ラストも1作目に及ばないし、普通に意味不明。
フィルターがかったセンチメンタルな映像は最初こそ目を惹くが、結局やってることは劣化『ソナチネ』でしかないからそこまでノレなかった。大杉漣死ぬとこのホラーっぽさが一番良い。
最初と最後以外は特に面白みもなく、ちゃんと格好いいだけの映画。墓場の地平線は美しすぎるし、汚ねぇスカトロシーンですら構図は一級。ラストも実はアレが最適解なのかもしれない。
直接触れ合えないコロナ禍のメタファーとして描かれてるのは分かるけど、劇中でずっと離れた位置にいる写真家の存在がなんか都合良すぎに見える。
バットウーマンの正体を追うミステリー要素もあり、終盤はベインとの殴り合いもあって、まあまあ順当に面白いエンタメ作品って感じ。エンディングの「Betcha Never」が印象に残る。
ジョーカーが鬼畜すぎ。未来設定だからってここまで好き放題やるのはヤバい。ロビンへの所業は言うまでもなく、バットマンの正体を知った上で追い詰めてくるのも新鮮で良かったな。
濃いめのラブロマンスが描かれていたり、かなりアダルティックな内容でビビる。ゲラゲラ笑った次のシーンで相手殺してるみたいな、ジョーカーのやってることが文句なしに怖すぎて良い。
エキストラを大量動員した冒頭のリッチさに対して、後半のシリアス展開と間延びしたアクションでどんどんスケール感が減退していくのが惜しい。人間パート織り交ぜてるのでテンポも悪いし。
血飛沫の代わりに木屑が飛ぶ納得感と爽快感よ。あれだけバサバサと斬り倒して全くグロく見えないのが割と発明的。
自分で撮ったコマ撮りアニメを初めて自分で観る、あの一瞬の光に照らされた表情が良い…。
ベッドに乗って空飛んでるだけでこの面白さ。アニメーションの楽しさだけが詰まった4分。最後の夢オチまで含めて完成されすぎてて泣ける…。
認知症をPTSDに変えたり、警察上層部をいかにもな悪役にしたり、個々の描写がちょっと安直にも見える。それでも原作よりは後味良いから好きかな…。あと吉岡里帆がエロすぎ。
そもそも設定に無理あるから盛り上がらない。個性終末論の話とかもっと掘り下げればいいのに、デクがデタラメと一蹴してブン殴って終わりって流石にそれはあんまりじゃないの?
マジでここまでやるか…の一言。冒頭から作画ヤバすぎて腰抜かすが、それがずっと続くんだからヤバすぎ。A組は容赦なくボロボロになるし、ラストは最終回級の反則展開でアツすぎる。
デクとオールマイトのチームアップをこんなしょうもない劇場版でやっちゃっていいのか?の気持ち。サブキャラの活躍に結構な差があるのと、ヴィランのキャラの浅さがまあ微妙。
まあまあクオリティは高いし、それなりに感動的みたいな雰囲気を醸し出してるけど、やってることはバカの『タイタニック』で笑ってしまう。
超低予算の短編なのに宇宙人の造形をもったいぶらずに見せてくれるからめっちゃめちゃ贅沢。狭い事務所内だけでこんなに大きく話が展開するのも見せ方が上手いと思った。
森の中で全裸の女が暴れてるのを見て楽しむだけのクソ映画なのだが、実際ちゃんと全裸なせいでそこそこ面白く観れるから困る。全裸の女出てくるまでの前半の展開は普通につまらない。
ヌードの女の出番少なすぎ。内容のほとんどが意味のない会話劇に終始してて、政治やメディアの馬鹿らしさを風刺的に訴える以前に、この映画の存在自体があまりにも馬鹿らしい。
裸足でドシドシ歩いて最後に砂をブチ撒けるチヅルが俄然カッコよく、それを演じた清田みくりもマジで素晴らしい。脚本は日頃の鬱憤を言語化しただけで、全体的にあまりにも底が浅かった。
飾らないリアルな青春だけど、めちゃめちゃ映画的でよく撮られてる。エンドロールの余韻が爽やかで良い。
叙述トリックや伏線の一部を省略したことで原作の伝えたいことをかなり安っぽく美化してしまった印象を受ける。ミステリーとしてある程度は面白いが、芯の部分までは映像化できていない。
佇まいは格好いいのに動くと情けなくて、それが上手いバランス。ヤクザなのに愛らしくて切ない。病気の伏線も大して引っ張る訳でなく、オチにサラッとやってしまう辺りが実にスマート。
意外に緊張感はある。曲がりなりにも裏社会、一歩道を間違えれば…という説得力は凄いし、終盤で港を歩くシーンの寂しさも良かった。『スティング』パクったようなどんでん返しもご愛嬌。
説明的になりすぎないギリギリのセンスで心の機微を繊細に表現する演技が圧巻の一言。話は主人公がウジウジ悩んでるだけで死ぬほどダサいし、マジで10年は時代を先取りしてるクオリティ。