昔の映画の終わり方が潔くて好き。
登場人物の行動原理をいちいち説明しないところがクドくなくてまた良い。
起きた事象の全てが、ただ風のように過ぎ去っていく。
絶えず起こるクスクス笑いは木村聡志の映画を、ドン底の暮らしを送る人間にスポットライトを当てる姿勢は乙川優三郎の文学を思い出させるショーン・ベイカー作品。
喋りの字幕の同時出しが無数にあったので、被る>>続きを読む
前半は確かに禁じ手的なズルさがあるが、ガンダム作品の1話目はどれもボーイ・ミーツ・ガール感に溢れていて、主題歌の入りなども完璧なのでワクワクさせられる。
漢汁が終始爆発しているハイカロリーな映画だった。
4:1でも倒せない敵キャラがチート過ぎる。
長塚京三版『PERFECT DAYS』であり『リトル・フォレスト』
滝内公美と併せて『由宇子の天秤』コンビとなる河合優実はパーフェクトな存在感で仕事を果たしていた。
レンタルビデオ屋で働いて貸していた26年前は観たいとも思わなかったが、自身のため観客のため何にでもなるトム・クルーズを見ると元気が出るので観ることに。
何を盛っても構わない器のような万能感と空虚さ。
前半が眠たいが、後半40分が異様に面白い。なんか良い映画。
映像表現の最高峰。
時を超えて助けに行くあたり『ドラえもん のび太の大魔境」みたいな話だなと思ったり。
感動したけど宇宙の理論は難しい。
マシュー・マコノヒーは『コンタクト』にも出ていて宇宙SF>>続きを読む
美しい海と景色しかない島の物語には映画で観たい全てがあり、劇中のラストと主演のマッシモ・トロイージの人生の終わりが重なる。
ヒロインがマーゴット・ロビーにとても似ている。
佐野史郎って『ぼくらの七日間戦争』から36年間ずっと憎まれる教師やってるな。
人間に似た何かが見せる、愛に似た何か。
台詞が1つも存在しないため自分の仕事たる日本語吹替版を作る余地がないのに、それがとても嬉しい。
究極的な表現の前では文字も言葉も力を持たない。
芸術系の学部に縁のある者にとっては既視感があり馴染み深い物語なので、懐かしさを感じつつ没入して観ることができた。
ヒロインの女優は劇中のキャラと普段の人柄のギャップが凄い。ギャル感すらあるが、それも>>続きを読む