hummingbirdさんの映画レビュー・感想・評価

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飛龍無双(1955年製作の映画)

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東映の時代劇だけど、これはチャンバラではなく、画家を描いたドラマ。原作小説あり。文部省選定にしては、内容が娯楽的

監督・キャストがいつもの東映時代劇のメンバーだけど、シリアスもできることに関心。監督
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ふたり大名(1957年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

橋蔵が若殿と船頭と2役演じる、東映娯楽時代劇(時代劇スターは2役をよくやります)。

一番の見どころは、クライマックスの殺陣で、橋蔵の2つのキャラクターが画面に交互に出てきて、橋蔵は殺陣もキャラクター
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午前2時の勇気(1945年製作の映画)

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記憶喪失の男が、自分が殺人に関係しているのかを探るサスペンス。

橋蔵のやくざ判官(1962年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

橋蔵の金さん(役名は金さんではなく文吉)で、ミステリー時代劇。

橋蔵が目明かしを巻くために、逃げるシーンのコミカルで軽やかなアクションが圧巻。何度でも見たくなる。

お白州のシーンは千恵蔵なんかの「
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美しい庵主さん(1958年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

有吉佐和子原作の文芸もの。芦川いづみさんが尼さんの役で、サムネイルからふざけた話なのかと思ったけど、いづみさんは真面目に尼さんで、良作だった。

撮影が姫田真佐久。自然がたっぷり出てきて、ストーリーは
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若い川の流れ(1959年製作の映画)

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裕次郎の初期作品というわけでもないのに、50年代のクラシックな雰囲気で、かつコミカルでセンスも良くて、すごく好きな作品。裕次郎が手紙読んでるシーンの演出。当時の自由が丘、丸の内

海賊八幡船(ばはんせん)(1960年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

時代劇というよりは、アドベンチャーもの。橋蔵は信長みたいな感じか。

沢島監督らしい、とても迫力のある横移動・縦移動、八幡船が帰る海岸の様子も素晴らしい。一方で、モブの扱いなどちょっと雑とでもいうのか
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三人の博徒(1967年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

(以下ネタバレ)
マカロニウェスタンの影響か、クライマックスは鶴田浩二が着流しでマシンガンをぶっ放し、白い服の男が血まみれで死ぬ。舞台はマカオで、鶴田浩二が着流しでマカオを歩く、シュールなシーンも。で
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大殺陣(1964年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

里見浩太朗が学生運動家、平幹二朗はノンポリの新左翼の話、または第二次大戦中のレジスタンスのような話。

きれいに動くのではなく、めちゃくちゃに刀を振り回す殺陣は、里見浩太朗が似合うのかも。

渡世人列伝(1969年製作の映画)

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豪華キャストのお正月映画。監督は「警視庁物語」の最初期を担当した小沢茂弘(キャリアが長く続いたようでうれしい)。

カルト映画や、マカロニのようなケレン味と、着流し任侠らしいしっとり感。見せ場が続き(
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大草原の渡り鳥(1960年製作の映画)

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シリーズ第5作。意外性のある展開、クライマックスの対決、ラストの余韻と、これは面白いと思ったら、日活のサイトでも「シリーズ最高傑作と呼び声高い」と。そうだよね。

居酒屋で白木マリが帰り、佐々木孝丸が
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サラリーマン物語 新入社員第一課(1962年製作の映画)

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日活の「事件記者」シリーズでちゃっかり者の記者・ガンさん役の山田吾一が、対照的な好青年を演じた、サラリーマンコメディ。劇中で、映画を見るなら「事件記者」というセリフがあって楽しい(日活は楽屋落ちが多い>>続きを読む

青春蛮歌(1959年製作の映画)

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太陽族映画ではなく、明朗な青春もの。「坊っちゃん」を参考にしてるのかな? 脚本は「抜き打ちの竜」シリーズなどでおなじみの松浦武郎。この当時は既に学生運動がはやっていたのかな?

怪談五十三次(1960年製作の映画)

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第二東映のマーク、初めて見た。

女性がバカっぽく描かれ過ぎていたり、笑える要素が古くさく感じるけど、最終的に大団円で、いかにも東映娯楽時代劇で楽しい。

里見浩太朗は怖がる場面など、バカっぽく見える
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ハーベイ・ワインスタインの性暴力問題を報道したニューヨーク・タイムズの女性記者の話。

サスペンスフルかつ、ショッキングな内容(性暴力シーンはなし)で、ストーリーは先が気になりよくできてるけど、あくま
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若いお巡りさん(1956年製作の映画)

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ヒット曲「若いお巡りさん」を基にした歌謡映画で、久松静児の「警察日記」の舞台を上野の交番に移したような作品。

当時の生活の様子(子どもが売り子をしてるとか、行商人がいるとか)など興味深くて、飽きない
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薄雪太夫より 怪談 千鳥ヶ淵(1956年製作の映画)

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千代之介や橋蔵の方が似合いそうな、水もしたたるいい男の役を錦之助がやるのは珍しいかも。バッチリそう見えるのがすごい。

ラストの美之助の気持ちの変化は、普通ならあり得ない感じがしそうだけど、錦之助は細
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大地の侍(1956年製作の映画)

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岩出山藩(仙台藩・伊達家の分家)は戊辰戦争に参加したため、禄高を大幅に減らされ、生きるために北海道の開拓に挑戦する。

なんとなく独立プロ作品っぽいと思ったら、原作者の本庄睦男は共産党員だったようだ。
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バラケツ勝負(1965年製作の映画)

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前半はいかにもこの監督らしくてうまいけど、起承転結のバランスが悪く感じた(話を削ってるんだろうか)。ベタベタの関西弁なので、大阪の南の話かと思ったら、舞台は神戸。

橋蔵の出演した作品で、時代劇ではな
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波止場の賭博師(1963年製作の映画)

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小高雄二を助けに来たアキラが、部屋にいたヤクザを次々と殴るシーンがワンカットで、いかにもアキラらしくアクションがうまい。地味だけどいいシーン。

内容は「カサブランカ」の翻案で、あの作品にあったレジス
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関東無宿(1963年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

56年の日活映画「地底の歌」と同じ原作を再映画化。話はラスト近くの花子の現れ方などが違っているだけで、大体同じ。56年作ではダイヤモンド冬に裕次郎。鉄を演じた高品格は今作で警官役

主に演劇のようなセ
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アカシアの雨がやむとき(1963年製作の映画)

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同名の歌を基にした歌謡映画で、アクションではなくメロドラマ。主演2人の誠実な人柄や演技にジーンとする。

撮影は姫田真佐久。主演の2人が橋で会うシーン、高橋英樹を慰めて3人で繁華街を歩くシーンの長回し
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怪談牡丹燈籠/怪談牡丹燈篭(1955年製作の映画)

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前半に、人物を上から撮っているワンカットのシーンが何度か出てくるけど、クレーンで撮影しているのか、不思議な動き。よくできていると思う。もうちょっと後の時代の東映時代劇では、こういうのは出てこない。>>続きを読む

縄張(しま)はもらった(1968年製作の映画)

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60年代後半以降の作品は苦手だけど、ニューアクションは好きだと思っていたら、長谷部安春も西村潔も「探偵物語」なんかのテレビのアクションの演出家だった。見慣れているから好きなのかも

この作品は、見せ方
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早射ち野郎(1961年製作の映画)

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宍戸錠の主演第2作で、日本を舞台にした和製西部劇。愛称のエースのジョーはこの作品から? 「新人」クレジットのある弟の郷鍈治と共演している。

意外性のあるカメラワーク、横長の迫力のあるシーン、広大な野
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勢揃い東海道(1963年製作の映画)

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「任侠東海道」では途中までだった荒神山の喧嘩が最後まで描かれる。錦之助の世代はゲスト的な出演で、代わりに北大路欣也、松方弘樹など。

脚本が俳優をいかしきれてない感じがするけど、大川橋蔵は良かった。北
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任侠中仙道(1960年製作の映画)

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千恵蔵の次郎長シリーズ3作目。

歌右衛門が国定忠治に扮し、千恵蔵と歌右衛門の絡みが見どころ。歌右衛門と千恵蔵の1対1の対決シーン、落ちがどうなるかハラハラした。 

忠治一家が賭場を荒らすのはいいの
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拳銃は俺のパスポート(1967年製作の映画)

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名画座でもおなじみの人気の作品。

東宝や日活のニューアクション、テレビの「大都会」で活躍した脚本家・永原秀一のデビュー作(60年代後半〜70年代のアクションはみんなこの人の功績かと思うような作品の数
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ひばり捕物帖 折鶴駕篭(1960年製作の映画)

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美空ひばり&東千代之介の「ひばり捕物帖」シリーズの最終作。

シリーズこれまでの作品はラブコメ要素が強かったけど、この作品は近衛十四郎を準主役に迎えたオーソドックスな時代劇(監督の好みだろうか? 兄の
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人生劇場 新・飛車角(1964年製作の映画)

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沢島忠の「人生劇場」ではこれが一番好きかな。

「一心太助」の魚河岸の場面とそっくりな横移動、角が酔っ払う場面の長回し、クライマックスの殴り込みでは、敵の姿を観客だけに見えるような撮り方でハラハラさせ
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