Mさんの映画レビュー・感想・評価

M

M

  • List view
  • Grid view

電人ザボーガー(2010年製作の映画)

3.9

父の仇を討つためロボットと共に復讐を誓うのだが…という作品でした。

板尾さん全然出てこないなと思ったら、まさかの2部構成。
謎に豪華なキャストとそれなりにしっかりしている特殊効果。
シュールだが割と
>>続きを読む

カレンダー・キラー(2025年製作の映画)

3.4

帰宅する人が困った時にかけるホットラインに、巷を騒がすシリアルキラーに狙われた女性から連絡があり…という作品でした。

序盤「まさか、こんなオチじゃないよな?」と何となく思ったことが的中してしまい、少
>>続きを読む

恋する幼虫(2003年製作の映画)

3.7

描けない鬱憤を編集者にぶつけていた漫画家が、編集者に漫画を否定されて…という作品でした。

井口昇作品と異常なほど親和性の高い大人計画の劇団員が、荒唐無稽なストーリーに妙なリアリティーを与えています。
>>続きを読む

コロラド(1948年製作の映画)

3.7

戦争帰還兵の大佐が、故郷で判事になったが精神に異常があり…という作品でした。

ゴッサムシティだったらヴィランとして活躍していてもおかしくないくらいダークサイドに堕ちてしまった判事と、
正義の保安官と
>>続きを読む

シェーン(1953年製作の映画)

3.7

土地を狙う悪者に狙われる親子の元に流れ者が現れて…という作品でした。

最後のセリフが有名な映画ですが、思ったよりも戦闘が少ないというか、耐え忍ぶ過程が多いストーリーですね。
ストレスを与え続けて最後
>>続きを読む

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

不自然な落下死をした男性の妻に殺人容疑がかけられたのだが…という作品でした。

明確な答えがあるタイプのミステリーではなく、各々登場人物の視点によって真実がその都度背負った事実を通すと見え方を変えてく
>>続きを読む

荒野の決闘(1946年製作の映画)

3.7

牛を移送していた兄弟が、近くにある町を勧められ…という作品でした。

実在の人物が登場しているので、本場の人からしたら大河ドラマみたいなものなのかも。ワイアットアープいますし。

キャラクターの心情が
>>続きを読む

ジャックポット!(2024年製作の映画)

3.4

宝くじに当選するも、それは当選者が皆に獲物として狙われる危険なもので…という作品でした。

デスゲーム的な要素がありつつも、根本的なキャラクター設定が全員バカっぽいので殺伐とした感じは一切無く。
気楽
>>続きを読む

殺しが静かにやって来る(1968年製作の映画)

3.8

夫を賞金稼ぎに殺された女性が、復讐の為殺し屋を雇うが…という作品でした。

シンプルながら張り詰めた空気が素晴らしく、見応えのある作品です。
そしてなんと言っても最大の衝撃はあのラストでしょう。
敵側
>>続きを読む

罪と罰(1983年製作の映画)

3.8

食肉工場の従業員男性が、実業家の男性を射殺して…という作品でした。

ドストエフスキーの罪と罰をベースに、アキ・カウリスマキが自身のテイストで実写化。
サスペンスでありつつ、何処か抜けている様な会話も
>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

3.8

ピン芸人とオペラ歌手の間に子供が産まれたら…という作品でした。

全編ほぼ歌っていて、台詞と呼べるものは無く歌でストーリーを展開させていきます。
レミゼラブルよりも喋っていません。
でも内容はしっかり
>>続きを読む

ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.0

冬休みに家に帰れない学生と、そんな彼を監督することになった講師と寮母が…という作品でした。 

最初はこの3人が心を通わせて行くのかと思って観ていたのですが、
いや実際通わせるのですが
後半にかけての
>>続きを読む

Cloud クラウド(2024年製作の映画)

3.7

転売ヤーが引っ越し先で様々なトラブルに遭遇し…という作品でした。

転売ヤーメインの作品かと思いきや、そこから闇バイトチックな流れにも展開して、現代社会を切り取った感じにもなって行きました。

ただ主
>>続きを読む

天国にちがいない(2019年製作の映画)

3.6

映画の売り込みに来た監督が、行く先々で様々な事を見聞きし…という作品でした。

常に2〜3人程度の少数で、少し変で少しコミカルで、若干風刺の効いたショートストーリーが展開されていく。
この辺はロイアン
>>続きを読む

ロバート・アルトマンのイメージズ(1972年製作の映画)

3.7

家にいたら夫が浮気をしているとの謎の電話がかかってきて…という作品でした。

電話があって以来妙なモノが見え始めるという、いわばサイコスリラーの走りみたいなストーリーなのではないでしょうか。
ベルイマ
>>続きを読む

あるいは、ユートピア(2024年製作の映画)

3.4

巨大な生物が出現しホテルに閉じ込められた人々が…という作品でした。

怪獣を見せない事を逆手に取った監禁モノで、こうやると低予算でも楽しめるのだなぁと膝を打ちました。

哲学さと風刺を盛り込んだ意欲作
>>続きを読む

アダプテーション(2002年製作の映画)

3.7

書けなくなった脚本家が、アイディアの為原作者女性を尾行してみたら…という作品でした。

シュールで掴みどころの無いカウフマン節が随所に散りばめられ、ただの脚本家の話に止まらない不思議さがあります。
>>続きを読む

ニューオーダー(2020年製作の映画)

3.8

結婚式当日、花嫁の元に知り合いが金を借りに来て…という作品でした。

想像していた話のピークとはピークが全然違っていて、想像の3倍以上酷い話でした。

ナチスを想起させるあの一連は最悪です。

兎にも
>>続きを読む

シャザム!~神々の怒り〜(2023年製作の映画)

3.6

神の力で平和を守っていた家族の元に、力を奪いに三姉妹が現れて…という作品でした。

そんなに敵が悪人に思えないという点と、ラストバトルかと思いきやそっから実際に終わるまで随分かかったりと、
要所要所で
>>続きを読む

ウエストワールド(1973年製作の映画)

3.6

西部劇のセットでロボットが住民として動くテーマパークで好きに楽しんでいたら…という作品でした。

今で言うところのオープンワールドで犯罪行為ありきで楽しんでいたら、ターミネーターに追われるみたいなスト
>>続きを読む

セントラル・インテリジェンス(2016年製作の映画)

3.6

昔イケていたけど現在は普通のサラリーマンになった男に、昔全然イけてなかった男から連絡がきて…という作品でした。

導入はサイコパスにすら思えるドウェインジョンソン。
実は犯罪者でしたでも十分納得のキャ
>>続きを読む

レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.7

サンタが誘拐されたので、護衛のメンバーが裏稼業の男を雇いサンタ奪還に動いたが…という作品でした。

上手く言語化できませんが、Netflixがオリジナルで作りそうなクオリティでした。
色々豪華ではあり
>>続きを読む

イビルアイ(2022年製作の映画)

3.3

妹の体調が良くないので、家族で田舎の祖母の民間療法に望みを託すのだが……という作品でした。

生粋のホラーなのか、ティーンムービーなのか、その辺がイマイチ曖昧で最終的にはちゃんとしたホラーを目指してい
>>続きを読む

フリークスアウト(2021年製作の映画)

3.5

異能の集団が戦火を逃れる為、ベルリンサーカス団で働こうとするが…という作品でした。

鋼鉄ジーグの監督が、かなり大きなバジェットで挑んだ今作。
能力者達がナチスと戦うというキャッチコピーは魅力的なので
>>続きを読む

TAR/ター(2022年製作の映画)

4.0

天才的かつ権力者の指揮者が、かつての教え子の訃報を聞き・・・という作品でした。

圧倒的カリスマ性の背後にある、思うがままに強権を行使出来るという危うさ。
罪悪感や不安から精神が乱れ始めるあたりも普段
>>続きを読む

22ジャンプストリート(2014年製作の映画)

3.6

捜査の為、警官2人は大学生になり大学に潜入することになり…という作品でした。

前作と全く同じフォーマットで、前作のキャラクター達の活躍にバリエーションが付いた今作。
真新しいさは皆無ですが、
アイス
>>続きを読む

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.6

新人警官コンビが、捜査の為高校生になり潜入捜査を開始するのだが…という作品でした。

そんな馬鹿なという展開と会話のオンパレードで、ギャグも矢継ぎ早に入れ込まれます。
ここが受け入れられるかどうかで評
>>続きを読む

猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)(2017年製作の映画)

4.0

カリスマリーダー猿のシーザーは家族を人間に殺害され、その復讐の旅に出たのだが・・・という作品でした。

今までの猿の惑星シリーズとは明らかに違うロードムービースタイルは、かなり面白かったです。

喋り
>>続きを読む

猿の惑星:新世紀(ライジング)(2014年製作の映画)

3.7

森の奥に集落を作って生活していたシーザー達の元に、ある日武装した人間達が現れ・・・という作品でした。

悪は人間のみだった前作と違って、猿の方にも悪いのはいるよねというのを主軸とした今作。

崩壊し過
>>続きを読む

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

3.6

アルツハイマーの治療薬を開発し雌猿に投薬したところ・・・という作品でした。

前日譚と言える新シリーズ一作目。
一部の馬鹿のせいで人類が滅んだんだなぁと思える、
何とも風刺の効いたストーリーでした。
>>続きを読む

オクス駅お化け(2022年製作の映画)

3.1

とくダネ欲しさに新人記者が彼氏と共に地下鉄の事故について調べ始めたら・・・という作品でした。

ビデオが数字に置き換わった「リング」みたいな作品で、
恐怖が伝染していく感じも似ています。

ただ、序盤
>>続きを読む

メイズ・ランナー:最期の迷宮(2018年製作の映画)

3.4

捕えられた仲間を救うべく、敵地に乗り込む事になったのだが・・・という作品でした。

回を重ねる毎に迷宮感を失っていき、最終章ではテロリストの破壊工作映画になっておりました。
走ってはいます。
ゾンビも
>>続きを読む

メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮(2015年製作の映画)

3.2

保護された施設で暮らす内に、そこの裏の部分が見えてきて・・・という作品でした。

もはやメイズランナーの根本メイズの部分が、2作目にして手放してしまった事に驚き。
謎の多かった前作に対し、謎も多くあり
>>続きを読む

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)

3.5

記憶を失った青年が目覚めるとそこは謎のコミュニティで・・・という作品でした。

謎の巨大迷宮と謎のモンスターのバランスが良く、そこにいる青年達のキャラクターも立っていて中々面白かったです。
 
ただ、
>>続きを読む

ハウス・バウンド(2014年製作の映画)

3.6

保護観察処分を受け母親の家に閉じ込められた不良少女は、そこで怪奇現象に遭遇し・・・という作品でした。

コメディタッチもありつつ、ホラーとサスペンス、ミステリーなどを以外としっかり練り込まれたストーリ
>>続きを読む

リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

旅館の宿泊客とその従業員達が、同じ時をループしている事を気づき・・・という作品でした。

一体どうやって書いたんだ?と思いたくなるほど巧みで巧妙なストーリー。
コミカルさもあり、しっかりしたSFで、更
>>続きを読む