伝説的映像作家ケネス・アンガーの謎や映画術に迫ったドキュメンタリー。
自身で半生を語り、加えて、先日鑑賞した『マジック・ランタン・サイクル』の解説を。
「死は別世界への移行であり、私には前世の記憶>>続きを読む
トランスジェンダーの主人公と親の愛情を知らない少女の話。
見た目だけでは性別が分からないように、幸か不幸かも見ただけでは分からない。
衣装や小道具に生々しい生活感があったこと、そして全般的に光(照>>続きを読む
シリーズ完結編をIMAXで鑑賞。
思ったこと。
・ダイジェストが有り難かった。
・デザインと音楽がバラエティに富んでいて良かった(特に音楽)。
・物語については、20年前に観ていたら色々思いを>>続きを読む
かつて義弟と男女の仲にあった養女の話。
将来を真剣に考えているような、それでいて身も心も自由奔放というような。
難解だが、物語を葬式と結婚式で挟んでいることに、何かしらの意味があるのであろう、と。>>続きを読む
東日本大震災の後、約3年半にわたり「陸前高田災害FM」のパーソナリティを務めた阿部裕美さんを追ったドキュメンタリー。
被災者が“ほんの少し第三者の視点で”被災者(被災地)を捉えているという印象。>>続きを読む
『分断』を題材に撮りあげたドキュメンタリー。
福島、沖縄、香港、ヨルダンと、今もなお続いている“問題”を、場面を代わる代わる見せていく構成。
終盤に流れたミャンマーの“今”の映像は、ショッキングと>>続きを読む
落語家・10代目柳家小三治(郡山剛蔵)の人となりに迫ったドキュメンタリー。
寄席は勿論のこと、普段から所作が美しいことに気付く。
“噺すだけ”なら誰でもできる。
それで飯を食っていくことができる人>>続きを読む
台湾から八重山諸島に渡った移民たちの現在を描いたドキュメンタリー。
老女のさりげない呟きの中に、これまでの苦労や故郷に対する想いが含まれている。
西表島の景色も味わい深い。
ミャンマーの伝統格闘技ラウェイに挑む選手や大会関係者たちを追ったドキュメンタリー。
競技紹介に留まらず、選手達の私生活や過去などにも触れ、人の生き様を描いている。
競技プロモーションの観点から言え>>続きを読む
変わりゆく中国社会の中で懸命に生きる大家族の四季を描いた話。
ハッキリとした起承転結は無く、日々のワンシーンを断片的に繋いで見せていく手法。
加えて、演技も撮影も自然であるため、時折ドキュメンタリ>>続きを読む
護送車から脱走した犯罪者達を捕らえる為、服役囚達を集めて特殊チームを結成する話。
『コン・エアー』『スーサイド・スクワッド』『シンシティ』など、ハリウッドアクションの良いとこ取り。
間髪入れず展開>>続きを読む
長男の死をキッカケにバラバラになった家族が、再生していく話。
次男の一人称で、回想していく構成。
全編を通して極力音楽を廃し、淡々と語ることで、“喜劇も悲劇も365分の1日に過ぎない”、と。
ま>>続きを読む
平成元年に生まれた男女の18年間の話。
中島みゆきの名曲をバックに描かれる、出会いと別れ。
人生、万事塞翁が馬。
出会った人みんな、運命の人。
舞台が東京・北海道・沖縄・シンガポールと転々とし、>>続きを読む
「新劇場版」の第1部。
歳のせいか、主人公がウジウジしているシーンは見ていて疲れるだけで、やっぱりロボット対決が最高。
特に、プリズム型したメタリックブルーの使徒がカッコいい。
それにしても、予>>続きを読む
深海に潜む生物体との遭遇を描いた話。
行方不明になった潜水艦の探索から、核弾頭の争奪戦へ。
会話とアクションの緩急の良さは、流石キャメロンといった具合。
クリオネのような生物、そして全編に渡って>>続きを読む
シリーズ第2弾。
元陸軍司令官によるミュータント撲滅を阻止する為、X-MENとブラザーフッドが共闘する展開。
脚本が秀逸で、前作以上に登場人物が増えているにも関わらず、皆物語に絡み、且つアクション>>続きを読む
黒人の敏腕刑事と白人の警察署長が殺人事件捜査に挑む話。
今見ると、人種差別を絡めたオーソドックスな刑事モノ。
ただ、今以上に露骨に人種差別が為されていた時代に、本作を製作・公開した意義は大きかった>>続きを読む
両手に拳銃が固定された状態でデスゲームに参加させられた男の話。
所謂“ハクスラ”を実写化したような作品。
設定は面白いのだけど、カメラワークが凝り過ぎていて、しっかりアクションを撮れていないのが残>>続きを読む
人工生命体と人間が人類再生の道を探るストップモーションアニメ。
見たことありそうでないデザイン、実写やアニメでは普通やらないカメラワーク、壮大な設定の割にこじんまりとした物語。
これらが組み合わさ>>続きを読む
孤高の発明家ニコラ・テスラの半生を描いた話。
エジソンとの確執は横に置かれ、物語を偽ったり突然歌ったりと意図不明な演出の連続。
言うなれば、映画であることを否定するかのような映画。
テスラ同様、>>続きを読む
石川県金沢市の伝統野菜・加賀れんこんを題材にした話。
物語に絡めて、蓮根農家やその周辺事情をテンポ良く説明。
農業の理想と現実、映画的ユーモアとシビアのバランスが絶妙。
シリーズで、本作が1番面>>続きを読む
ハンセン病の元患者の人々を9年間にわたって取材・撮影したドキュメンタリー。
世間の差別や国の隔離政策に対して、言葉にできない悲しみや怒りがあるだろうに、病気も含めてそれを“宿命”と受け入れて前向きに>>続きを読む
エッセイ「自閉症の僕が跳びはねる理由」をもとにしたドキュメンタリー。
自閉症の子供とその家族を追うだけでなく、映像や音響効果を使って自閉症を疑似体験させようという試み。
決して“イイ話”で纏めよう>>続きを読む
スターリンによって行われた約90年前の裁判の記録映像を基に製作したドキュメンタリー。
裁判の映像をメインに、時折デモの映像が挿入される構成。
正直、私の勉強不足で、コレがどれだけの意味を持つ映画か>>続きを読む
ホロコーストの現場となった元強制収容所を観光するダークツーリズムを題材に描いたドキュメンタリー。
固定カメラでツアー客を撮っているだけ。
ツアーガイドの案内が、本作の“案内”も兼ねている。
そし>>続きを読む
不慮の事故で視力と家族を失った女性と、元キックボクサーの交流を描いた話。
偶然の出会いから始まる恋愛モノが、共通の“接点”が明らかになる辺りから人生ドラマに転調。
台詞や小道具などの伏線を、自然に>>続きを読む
ドイツの絵本作家ジュディス・カーの自伝的小説の映画化。
ナチスドイツの恐怖ではなく、それから逃れるために土地を転々とすることの不安や苦悩が、終始子供目線で描かれる。
不満を口にしつつも、柔軟に逞し>>続きを読む
大正時代に富山県の海岸部で発生した米騒動を描いた話。
米と生活の関係、そして米騒動が起きた経緯を、物語を通して手際良く説明。
汗水垂らして働くことを礼賛する一方、生きていくためには“手を汚す”こと>>続きを読む
住居を失った若い母親と子供達が、周囲の人々の協力を受け、小さな家を建てる話。
家造りを通して、人との繋がりの大切さを学んでいく主人公。
ダメ元でお願いしてみる。
自ら行動する者に、周囲は手を貸す。>>続きを読む
劇場版第4弾にして、第3弾のDVDの特典映像だったため、劇場公開は今回が初(だと思う)。
立退を迫られる小料理屋を舞台に、DXファイターが活躍する話。
QLO UNI(クロウニ)という強制的に価格>>続きを読む
劇場版第3弾。
レオナルド博士の出自と、アメリカの核兵器撤廃宣言が絡む話。
途中寝過ごしてしまった観客のための【あらすじタイム】に、白組による鷹の爪らしくないCG映像。
“島根県”が世界を救い、>>続きを読む
劇場版第2弾。
映画『マトリックス』(もしくは『トロン』?)をベースに、企業買収問題を。
前作の演出に加えて、謎の【リラックスタイム】が登場(手のツボを押すとか笑)。
大物声優を“効果音”で起用>>続きを読む
Flashアニメ番組「THE FROGMAN SHOW」の劇場版。
家賃を払えなくなったため、夜逃げしたら宇宙まで来てしまったという話(笑)
SWなど有名SFの中途半端なパクリが何とも😅
映画予>>続きを読む
昆虫型宇宙生物と人類の戦いを描いたSFアクション。
青春学園ドラマと戦争映画の融合。
全編に渡るB級テイストのデザインと、容赦無い殺戮シーンとのギャップが魅力。
ポール・バーホーベン監督らしい、>>続きを読む
第二次世界大戦末期の、イタリアのレジスタンスとドイツのゲシュタポの争いを描いた話。
当時の情勢が会話を中心に淡々と綴られていく。
ドイツ将校の「この戦争は憎悪を生む。我々は周囲を憎悪に囲まれて、絶>>続きを読む
特殊な能力を持つ“ミュータント”の対決を描いた話。
公開から20年以上経った今見ても遜色無いのは、VFXではなく“内面”で勝負した作品だから。
改めて、本シリーズの成功は主演にヒュー・ジャックマン>>続きを読む